EC物流/第5回:ECの受注→出荷の理想形

皆さん、こんにちは。坊主の頭株式会社の加藤です。
EC物流についての第5回目です。

前回は受注→出荷の『出荷』の部分をアウトソーシングすることをおススメしたい、それが店舗側からしてみれば一番の効率化・自動化に繋がる、という話をいたしました。今回は『受注処理』の部分をお話いたします。

今回のテーマ

・理想形は受注→出荷まで店舗側で何もしない
・ECの受注処理
・OMSを使って自動化(効率化)
・ネクストエンジンを使った自動化の流れ

理想形は受注→出荷まで店舗側で何もしない

タイトルそのまんまだと思います笑
更に言うならば、受注→出荷と言わず何もしなくて勝手に売れて勝手に発送まで終わってて欲しいですよね!

というのが本当の理想なのですが、現実はそう甘くはありません。
ECに携わって10年以上になりますが、特に販売に関しては自動化(何もしない)は本気で無理だなと思ってます。

ですが、注文が入って来てからの受注処理→出荷業務に関しては、店舗側からすると自動化の目があります。出荷については前回書いた通り、倉庫を委託することで店舗側からすると自動化が可能です。

その理由は、販促は「売上UP」というゴールはあれど、そこへ辿り着く為の明確なパターンや手法が確立できておらず、試行錯誤を繰り返して試して行くという作業になります。

逆に受注処理や出荷業務はパターン化できる作業が多いのです。そのため、パターン化できる作業を自動化・効率化し、試行錯誤が必要な販促業務にリソースを割くことがECの売上規模を拡大するために重要だと思っています。

ECの受注処理

OMSの中でも今回はネクストエンジンを例に上げさせていただきます。
https://base.next-engine.org/account/?agent_code=MjQ2MQ

ネクストエンジンを使うと目視確認が必要な受注を大幅に減らすことが夢ではありません。目視確認不要な受注の割合を自動化率と呼んでいるのですが、自動化率90%を超える運用フローを作ることも可能になるOMSです。

ネクストエンジンでは伝票のステータスを自動で振り分けを行います。上記で書いたような、出荷NGの受注のチェックリストを自動でチェックし引っかからない受注に関しては最初から「出荷OK」のステータスに振り分けられるのです。

仮に目視が必要な受注であったとしても「何故目視が必要なのか?」を受注伝票上に表示されるようになりますので、伝票全部を確認する必要がなくなります。表示された内容だけを確認し解決すればOKです。そして、解決し伝票を更新すればネクストエンジン側で改めてステータスを自動的に振り分けてくれます。ステータスの自動振り分けも最初だけではなく、伝票を更新するたびにちゃんと行ってくれるのです。

ネクストエンジンを使った自動化の流れ

このステータスの自動振り分けを上手く使うことが自動化率を上げるポイントです。

システムを上手く使う=システムの操作方法を上手くなる、と考える方が多いように感じますが、実のところちょっと違います。操作方法を上手くなることだけでなく「いかに上手く使うか?」という使い方を考える必要があります。

今回のケース、ネクストエンジンを使って自動化率を上げるには、システム(ネクストエンジン)外のことが上手く使いこなすポイントになります。それは、「運用フロー」の見直しです。

端的に言うと、注文が入って来た後に「余計なことをしない」。注文が来たらそのまま出荷に回す。このぐらいシンプルな運用フローを作ることが自動化率を上げることのコツになります。

リピーター対策などで、何か取り入れたいことがある場合も自動化の流れを壊さず実現できる方法を考えたり、企画自体をシステムに合わせるという考え方も必要になって来るかと思います。

ネクストエンジンを使った受注処理→出荷の目指したい流れはこのようなイメージになります。

富士ロジテック倉庫はネクストエンジンのアプリ連携は現時点ではしておりませんが、富士ロジテックの倉庫スタッフ様がネクストエンジンの操作を行い、出荷OKの受注を対象に出荷作業を行い、出荷が終われば出荷実績をネクストエンジンに反映してくれます。
なので、システム的な自動化ではありませんが、店舗様側からすれば出荷指示も出荷実績の反映も自動化になりますので、上記の理想の流れを作ることが可能になります。

是非、バックヤードを強化して売上規模を拡大するための土台を作ってくださいませ。

>>富士ロジテックネクスト
https://www.fujilogitech-next.co.jp/

>>ネクストエンジン 
https://next-engine.net/?utm_source=banner&utm_medium=agent

【著者紹介】
坊主の頭株式会社(https://bozu-head.co.jp/)
代表取締役社長 加藤誠

EC店舗の成長には壁がある。2つ目の壁(受注数が増えて受注処理→出荷作業が回らなくなって来て売上規模の拡大に踏み切れない)を突破するまで伴走するECの家庭教師を行っております。元ネクストエンジンの中の人でもあり、ネクストエンジンの設定代行やレクチャーの引き合いも多くいただいております。

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