常温食品の保管事例

「多品種、多ロット、賞味期限」食品を管理するための条件が揃っている物流会社!
基本情報
- 事業内容
- 加工食品の企画開発、製造、販売
- 販売先
- 自社サイト、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング
- 取り扱いSKU
- 350SKU
- 使用坪数
- 150坪
- 月間出荷件数
- 5,000件
お客様の課題
1在庫管理の精度が低かった
SKU(品目数)が多く、販売動向も日々変化するため、在庫の正確な把握が難しくなりました。特に食品は賞味期限があるため、単に数量を管理するだけでなく、ロット管理や先入れ先出し(FIFO)の徹底が求められますが、在庫差異が発生し賞味期限の管理が出来ていなかった。

2ピッキング・梱包の効率化と受注波動への対応力不足
小口・多頻度出荷が基本で、1注文あたりのピッキング点数が少ない一方で、SKUのバリエーションが多いため、ピッキング作業の効率化が大きな課題でした。さらに、食品は破損や品質劣化を防ぐために、適切な梱包材や緩衝材を使用する必要がありました。 セール時期や広告投下後など、注文が急増するタイミングでの対応が不十分で、出荷遅延や配送トラブルが発生していました。

3システム連携とデータ可視化が出来ていなかった
受注管理システム(OMS)、倉庫管理システム(WMS)など、複数のシステムが関与します。これらがリアルタイムで連携できない場合、在庫情報や配送状況の可視化が不十分となり、欠品や遅延のリスクが高まります。また、データ分析基盤が弱いと、需要予測や作業効率改善のためのPDCAが回しにくく、長期的な改善が進まないという課題もありました。

富士ロジテックの解決策
1在庫管理の精度向上
- 管理する商品に見合うWMS導入
ロット・賞味期限を管理できる倉庫管理システムを導入し、入庫時にロット情報を必須登録。出庫時には自動でFIFO(先入れ先出し)を適用することで、ヒューマンエラーを防止します。 - リアルタイム在庫連携
ECサイトと倉庫システムをAPIで連携し、在庫情報を即時反映。これにより、欠品や二重販売を防ぎ、顧客満足度を維持します。 - 循環棚卸の実施
年1回の全体棚卸だけでなく、日常的に一部SKUを対象とした循環棚卸を行い、在庫精度を継続的に改善します。

2ピッキング・梱包の効率化。受注波動への対応力
ECは小口・多頻度出荷が多く、SKUのバリエーションも多いため、ピッキング効率が低下しやすく、破損や品質保持のために特別な梱包が必要。また、受注波動への対応力が必要となります。
- ピッキング方式の最適化
SKU数や出荷特性に応じて、ゾーンピッキングやバッチピッキングを導入し、作業者の移動距離を削減。 - デジタル化による誤ピック防止
ハンディ端末や音声ピッキングを活用し、作業指示をデジタル化。バーコードスキャンで検品精度を高めます。 - 梱包作業の標準化
箱サイズを標準化し、緩衝材の自動供給機を導入することで、作業時間を短縮しつつ品質を維持。 - 近隣倉庫からのスタッフを移動
ECセンター近郊に複数物流拠点があるので繁忙期、受注が増えた場合のために応援体制を敷いている。

3システム連携とデータ可視化を実現
OMS・WMなどの連携不足で情報が分断され、在庫や配送状況の可視化が不十分。
- API連携によるリアルタイムデータ共有
受注から出荷までの情報を一元管理し、欠品や遅延を防止。 - ダッシュボードの活用
在庫・出荷・配送状況をリアルタイムで可視化し、異常を即時検知。 - 毎月定例会議開催br>毎月定例会議を開催して各データを分析しKPIを設けて数値を可視化している。

成果
1在庫管理の精度向上の成果
【主なKPI と目標幅】
•在庫精度(数量/金額):99.0% → 99.8%+
•賞味期限切れ・不適合による廃棄率:1.5% → 0.7〜1.0%(▲30〜50%)
•欠品率(OOS):2.0% → 0.8〜1.2%(▲40〜60%)
【主なビジネス効果】
•廃棄・値引きの圧縮 → 粗利改善
•欠品減少 → 売上機会損失の回収、レビュー低下防止
•棚卸時間の短縮(▲20〜40%)→ 操業停滞の縮小
2ピッキング・梱包効率化の成果
【主なKPI と目標幅】
•ピッキング生産性:120行/人時 → 150〜170行/人時(+25〜40%)
•梱包1件当たりタクト:2.8分 → 2.1〜2.4分(▲15〜25%)
•資材コスト/件:¥95 → ¥75〜85(▲10〜20%)
【主なビジネス効果】
•人件費/件の逓減、繁忙期の追加人員依存度を低下
•破損・潰れ等の品質起因返品率低下(▲20〜40%)
•標準化により教育時間短縮(OJT期間▲30%)
3システム連携・データ可視化の成果
【主なKPI と目標幅】
•受注→出荷(WMS確定)リードタイム:4.0h → 3.2〜3.6h(▲10〜20%)
•在庫反映遅延:15分 → リアルタイム〜5分
•異常検知から一次対応までの時間:60分 → 15〜20分(▲65〜75%)
•問合せ対応工数:▲20〜40%
【主なビジネス効果】
•欠品・二重販売の未然防止、CS/売上の下振れを抑制
•オペの予測可能性向上

富士ロジテックの倉庫の
POINT
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全国50拠点の自社倉庫!
お客様の入庫・出荷状況から最適なご提案をします。
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オーダーメイドの物流サービス!
商品に合わせたロケーション管理で低価格を実現します。
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事業規模に合わせた伴走支援!
自社開発のWMSシステムの導入で変化に合わせたサービスを提供します。
顧客満足を向上させる
多様なサービス
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大型〜小型の家具家電に対応
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土日出荷
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モール対応(楽天・アマゾン・Yahooなど)
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返品対応
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大ロットの在庫管理