通販・D2C・Eコマース事業者の
EC物流代行・発送代行・オムニチャネルコマースでの流通加工から店舗物流までを、一般社団法人 通販エキスパート協会認定スペシャリスト:「通販CXマネジメント」・「フルフィルメントCX」メンバーとスタッフがサポート致します。
お取り寄せグルメ、冷凍弁当、クラフトアイスクリーム、生鮮食品など、冷凍・冷蔵(クール便)領域のEC市場は高まり続ける需要とともに急速な拡大を見せています。一方で、事業者様を悩ませ続けるのが「一般的な常温物流と比べて高額なクール便の物流コスト」です。
冷凍・冷蔵物流では、常温便よりも高い配送運賃に加え、24時間365日の温度管理を維持するための電気代や専用設備費、保冷剤・断熱資材のコストが重くのしかかります。特に昨今のエネルギー価格高騰や人件費・運賃の引き上げにより、「売上は伸びているのに配送コストで利益が残らない」というお悩みが急増しています。
本記事では、2026年最新の物流環境を踏まえ、温度帯管理の品質を一切落とさずに冷凍・冷蔵食品ECの物流コストを大幅に削減するための3つの具体的アプローチを徹底解説します。
1. 冷凍・冷蔵ECの物流コストが高騰している3つの背景
コスト削減策に取り組む前に、なぜクール便物流の費用が高額になるのか、構造的な背景を理解しておくことが重要です。
① ドライバー不足とエネルギーコスト高騰に伴う「クール運賃の値上げ」
2024年の時間外労働上限規制以降、トラックドライバー不足が慢性化し、各配送キャリアのクール便付加料金が値上げ傾向にあります。さらに保冷車両の燃料費や倉庫の電気代高騰がコスト押し上げに直結しています。
② ドライアイス・蓄冷剤・特殊ダンボールなど「梱包資材費の重圧」
温度変化に弱い冷凍食品を守るため、高価な断熱箱や保冷剤、ドライアイスの使用が不可欠であり、これが1出荷あたりの資材コストを圧迫しています。
③ 「再配達・受け取り遅延」による廃棄リスクと二重の配送料
クール便は保管期限(通常3日程度)が短く、受取辞退や不在が続いた場合、品質保持の観点から商品は返送・廃棄処分となり、商品原価と返送代の二重損失が発生します。
2. 【2026年版】冷凍・冷蔵ECの物流コストを抑える3つの方法

品質と鮮度を維持しながら、利益率を最大化するための実効性の高いコスト削減手法を3つ厳選して解説します。
■ 方法1:配送エリアの最適化と「出荷拠点の分散(多拠点発送)」
コスト削減で最もインパクトが大きいのが配送距離の短縮です。冷凍・冷蔵便の運賃は距離によって大幅に跳ね上がります。
例えば東日本と西日本の2箇所に保管・発送拠点を設ける(またはマルチ拠点対応の発送代行会社を活用する)ことで、全国への配送を最安区間(近隣サイズ)でカバーできるようになり、大幅な運賃削減が可能になります。
■ 方法2:資材サイズの適正化と「まとめ買いセット・高単価化」の推進
配送運賃は箱のサイズ(60サイズ、80サイズなど)に連動します。
-
商品に対して無駄に大きい箱を使っていないか見直す
-
「単品購入」から「まとめ買い(セット販売)」へ誘導するEC側の工夫を行う
購入単価(客単価)を引き上げることで、商品価格に対する送料負担率を大きく下げることができます。
■ 方法3:コールドチェーン(冷熱物流)専門の3PL(発送代行)へのアウトソーシング
自社で冷凍・冷蔵倉庫を保有・維持するには莫大な光熱費と設備投資がかかります。
冷凍・冷蔵に特化した規模の大きな物流代行業者に委託することで、大規模なボリュームディスカウント(提携配送キャリアとの特別運賃)のメリットを享受でき、資材調達コストもスケールメリットで削減できます。
3. コスト削減と同時に達成すべき「品質維持・CS向上」の注意点

コスト削減を優先するあまり、商品品質を落としてしまっては本末転倒です。以下の運用管理を徹底しましょう。
-
温度帯の厳格な区分けと事前プレハブ(予冷)の徹底
常温から冷凍庫に入れた直後の商品を出荷すると解凍リスクが高まります。梱包作業スペース自体が定温管理されているか、事前の予冷作業が徹底されているか確認しましょう。
-
配送日時の指定と受取催促メール(CRM)の連動
再配達を防ぐため、購入時に受取日時指定を必須化したり、発送完了メールで確実に受け取ってもらう工夫を行うことが、結果的に無駄な返送料コストの抑制につながります。
4. 冷凍・冷蔵物流代行(3PL)を選ぶ際の失敗しない比較ポイント
アウトソーシングを検討する際は、価格だけでなく以下の管理能力をチェックしてください。
-
[ ] 温度帯のバリエーション:マイナス20℃以下の冷凍、5℃以下の冷蔵など、商品特性に合った細かな温度管理領域を持っているか
-
[ ] WMSの管理能力:賞味期限・製造ロット管理と「先入れ先出し(FIFO)」が正確に行えるか
-
[ ] 波動対応力:お中元・お歳暮・年末年始などの需要急増(出荷ピーク)に対応できるキャパシティがあるか
まとめ
冷凍・冷蔵食品ECにおける物流コスト削減は、単に運賃交渉を行うだけでなく、「拠点の配置」「梱包・資材の最適化」「専門3PLとのパートナーシップ」を総合的に見直すことが成功の鍵です。
温度管理の品質を守りながらコスト構造をスリム化することで、厳しい価格競争の中でも高い利益率とリピート率を両立させることができます。
クール便のコスト高騰にお悩みなら「富士ロジテックホールディングス」へ
富士ロジテックホールディングスでは、冷凍・冷蔵領域に対応した高スペックな温度管理倉庫と、全国配送に最適化された物流ネットワークを提供しております。
クール便の配送コスト高騰にお悩みの事業者様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
発送代行完全ガイド
発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。
物流企業
株式会社富士ロジテックホールディングス
通販・D2C・Eコマース事業者の
EC物流代行・発送代行・オムニチャネルコマースでの流通加工から店舗物流までを、一般社団法人 通販エキスパート協会認定スペシャリスト:「通販CXマネジメント」・「フルフィルメントCX」メンバーとスタッフがサポート致します。
全国11拠点のDC/FCから、先進RaaSマテハンロボット・RFIDなどと、OMS・WMSとコマースシステムをAPIで連携して、物流・発送代行サービスを「スタートアップ特別限定プラン」から、100億円を超える事業者に最適な分散保管・分散出荷、返品・交換サービスまでを一貫でデザインする「顧客購買後体験」によって、LTVの向上が実現できる「感動物流サービス」を提供中です。物流業界の最新トレンドを盛り込んだお役立ち資料も無料でご提供しています。
カテゴリー
