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2021年度ロジスティクス大賞 受賞! 物流向けRaaSの活用による庫内仕分けシェアリングサービスの実現(1/2)

物流




株式会社富士ロジテック・ネクスト 
営業部部長 古川 貴史
http://www.fujilogitech-next.co.jp/



株式会社リンクス 
代表取締役 小橋 重信
https://www.linkth.co.jp/


小橋:今回は、公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会主催の「ロジスティクス大賞」を受賞された、富士ロジテック・ネクストさんに少しお話を伺いたいと思います。
よろしくお願いいたします。

今回、「物流向けRaaSの活用による庫内仕分けシェアリングサービスの実現」をテーマとして賞を受賞されましたが、「RaaS(ラース)」や「シェアリング」などの横文字が並んでおり、難しいと感じている方も多いのではないかと思いますので、改めてサービスの内容について、お話を伺ってもよろしいでしょうか。

古川:はい。今回ポイントになっているのが、「ロボティクス」と「RaaS」です。一言でいうと、「ロボティクス」を「RaaS」といわれるサービスで提供している形になります。

ロボティクスはここ最近、よく話題になってきており、その中で、「どういう風に使っていけるのか」という点が命題になっていますが、どうしても投資がかかってしまうため、中小企業さんの場合は、なかなか導入が難しいです。

大手のメーカーさんなどは、投資することもできますが、(中小企業は)そこに着手できないため、ロボティクスもなかなか普及できないのが現状なのかなと思います。

その中で今回、私たちがお付き合いしている「プラスオートメーション株式会社」さんが、ロボティクスを自社で仕入れをおこない、レンタルでサービス・貸し出すサービスを開始しました。簡単にいうと、これが「RaaS」になります。

今まで所有していた物を、利用できるよう提供していく形ですね。

RaaSのもうひとつのポイントは、アフターサービスも含めた提供をしている点です。

今までのマテハン(マテリアルハンドリング)の場合、導入したあとは「使い方はお任せです」というやり方が主流でしたが、「RaaS」と呼ばれるサービスは、呼びこんできたロボットをアフターサービスや運用も含めて提供しています。

今後、さまざまなロボットがでてくると思いますが、変化に対して対応するというのを含めて提供されるものがRaaSの定義となっています。

小橋:ありがとうございます。僕も前職で経験がありますが、ロボットと聞くと本当に、数百万ではなく、下手したら数億の単位の投資をしないといけなくなるので、大手にしか導入できません。

前職場も、さまざまなお客様に対応しているので、大なり小なりある中で、「このお客様のためにロボットを導入する」となるのは、かなり大がかりな投資となります。そのお客様と、何十年もの契約を結ばないと投資が困難な状況のため、騒がれてはいるものの、実際にロボットが物流現場で活かされている事例は少ないです。

今回のサービスは、ロボットに対するハードルを下げることにつながりそうですね。

古川:そうですね。そこがRaaSのサービスのポイントになっていくのではないかと考えています。

小橋:「手軽にロボットを使えて、中小企業がロボットの享受を受ける」が1番の目的なのですね。

くわえて、先ほどおっしゃっていた「仕組みを作って、納めて、あとはお任せ」のような従来のやり方でいうと、実際にロボットを使ってどう運用していくかも含めて、富士ロジテックネクストさんの方でサポートしながら有効活用していくものですね。最近の言い方でいうと「サブスク」のような感じでしょうか?

古川:そうですね。位置的には、サブスクサービスでもありますね。

小橋:最近こういったサービスは、シェアリングやサブスクなど、さまざまな呼び方をされていますが、「使い勝手を良くしていく」といった具合に、お客様のニーズに合わせて調整していく部分が「シェア」であったり「サブスク」であったりするのでしょうね。

とはいえ、先ほどお話にもあった「マテハン」のような形ではなく、ある程度お客様の意向に沿った運用をおこなっていくのは、大変ではありませんか?

「言うは易く行うは難し」(「口で言うのは簡単だが、実行するのは難しい」の意)と、ことわざにもありますが、業務を知らないお客様の場合、結構難しいことを求められるケースもあり、なかなか大変だと思うのですが、いかがでしょうか。

古川:そうですね。難しいところもありますが、今まで私たちは倉庫システム(WMS)を工夫することで人件費の削減などをおこなってきましたが、すべてをシステムでカバーできるわけではありませんでした。

そこで、次のアクションを考えたときに「ロボティクス」という考え方に至りました。しかし、お客様に「ロボティクスを導入して支払いをお願いします」といっても、理解されないものなので、「まずはRaaSという形で自分たちで使用し、どのように使えるのかを試してみよう」と考えたのが、取り組みのきっかけですね。

小橋:実際ロボットを「どういう風に有効活用できるか」、お客様と一緒に考えながら進めていく感じなのですね。

明らかに自動化した方がいい仕事は、倉庫の中に多数ありますよね。

今回の受賞は、「お客様と一緒に見つけ出しながら進めていく」といった思いやストーリー、これまでにないロボットとの協業を、自らが体験しながら提供していくスタイルなどが評価されたのでしょうね。

古川:実際にロボットを試すと、想像していたより、はるかに生産力があがりました。
実績がすぐにでたので今回勧めていますが、一方でサブスクであるが故に、稼働率をあげないと償却できない流れもありました。

実体的に出来上がる場所は作っていましたが、パーツを増やしていかないことには、サブスクでの回収は難しいのが課題として出てきています。

小橋:そこは物流のテーマでもありますね。プラットフォームのような、同じ船に乗るなら、同じルールの中でするからこそ、メリットが享受できる感じですね。
まさにこれからですね。

古川:そうですね。まさにこれからですね。ある程度軸のあるお客様に、RaaSロボティクスを使っていただいていますが、「スペースが小さくて済みました」「生産力があがりました」「会社のコストも安くできました」「次の展開ができました」など効果がでてきています。

『稼働率を上げたい希望と、使ってみようと思うお客様をマッチングさせたサービスを提供していきたい』これが今回、賞をいただけた内容なのかなと思っています。

小橋:今後への期待値も含めて、お客様をどう巻き込みながらサービスを広めていくかが課題ですね。

古川:そうですね。

小橋:わかりました。今回は、ロジスティクス大賞を受賞されたサービス内容や取り組みのきっかけについて、お話を伺いました。次回は、実際にされているサービスについて、もう少し掘り下げてお話をお伺いできればと思います。今回はありがとうございました。

 

<動画はこちらからご覧ください>
https://www.youtube.com/watch?v=FxBKU-Klly8

 

<プロフィール>
株式会社富士ロジテック・ネクスト 営業部部長 古川 貴史

2002年11月 株式会社富士ロジテック(現株式会社富士ロジテックホールディングス)子会社の株式会社富士ロジ・オペレーションシステムへ入社

2014年9月 株式会社富士ロジテック(現株式会社富士ロジテックホールディングス)より分社の株式会社富士ロジテック・ネクスト設立に伴い、同社営業部部長を務める。

アパレル、雑貨等の消費財物流と通販物流を中心に営業活動を展開。

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