物流を改善するためには
インターネットやスマートフォンの普及に伴い、ECサイトのユーザーが増えています。しかし、EC物流はBtoCがメインであることから、扱う商品の種類が多く梱包の対応が必要であるなど物流業務が複雑になります。さらに、物流業務は保管やピッキング、配送などプロセスが多く人件費をはじめとしたコストがかかる特徴があります。
そのため、効率的に物流業務を進めるために業務の見直しが必要になるケースは少なくありません。そこで、物流業務の一部またはすべてを物流業務のプロにアウトソーシングをすることで課題を解決できます。
アウトソーシング会社によってもサービス内容や実績、ノウハウなどが異なるため自社にあった実績豊富なサービスを選ぶことが重要です。
物流において主な課題とは
物流において主な課題とは次の点が挙げられます。
- 人手不足
- コスト面
- ヒューマンエラー
- 同梱物や梱包への対応
人手不足
インターネットやスマートフォンが普及したことにより、ECサイトのユーザーが増えています。BtoCにおけるECサイトの市場規模は2013年には5兆9,931億円だったのが、2020年には倍以上の12兆2,333億円となっています。EC化率を見ても2013年の3.85%から、2020年には8.08%と急上昇しています。
画像出典:令和2年度 産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)(経済産業省)
ECサイトのユーザーが増えれば増えるほど、物流業務に携わる人材が不足する結果となります。
コスト面
物流業務には入庫費用や在庫保管料、配送料、システム利用料、返品するときの配送料などさまざまなコストが必要になります。さらに、プロセスが多いことから人件費が高額になりコスト面は大きな課題となっています。
倉庫管理システムや注文管理システムなどを導入している場合でも活用できているのか、業務内容に合ったシステムなのかなど考慮するべき点が多いのが現状です。
ヒューマンエラー
出庫作業やピッキングなど、人がおこなうことによってどうしてもヒューマンエラーがでます。ミスがあるとその分手間が増えてしまい、ユーザーの満足度を下げる結果になります。
同梱物や梱包への対応
EC物流はBtoCがメインであることから、同梱物や梱包への対応が必要になることが一般的です。プレゼント対応のラッピングをしたり、ユーザーの購入回数によって同梱物が異なったりなど1件ごとに違う対応をしなければいけません。
物流の主な課題を解決する方法
物流の主な課題を解決するためには次のような方法があります。
- 物流業務の見直し
- コストを抑える施策
- アウトソーシングの利用
物流業務の見直し
物流はさまざまな工程があり、それぞれ効率的に進められているかどうかを見直す必要があります。たとえば、出荷ミスが出ないようなチェック体制になっているのか、商品を移動する時間を無駄にかけていないかなど業務フローを見直すことで負担やコストを減らすことができます。
コストを抑える施策
物流は工程が多い分人件費が高額になります。そのほかにも入庫費用や在庫保管料、配送料などさまざまなコストがかかるためコストで悩んでいるケースは少なくありません。物流においてコストの見直しとは、高額が必要な人件費と保管費の見直しから始めることが一般的です。
アウトソーシングの利用
物流業務の一部、またはすべての業務をアウトソーシングすることによって手間やコストを削減する方法があります。特に、実績やノウハウを持ったアウトソーシング業者に依頼をすることでエンドユーザーに対してより良いサービスを提供でき、ユーザーの満足度を上げることにつながります。
物流業務をアウトソーシングするメリット
物流業務をアウトソーシングするメリットには次のような点が挙げられます。
- コスト削減
- 高いサービスのクオリティを維持
- 柔軟な対応
コスト削減
物流業務をアウトソーシングに依頼することによって、毎月のコストを物流に合わせた変動費化することができます。自社でスタッフを採用して倉庫を借りている場合、固定費用となり物流が少なくなってもコストを下げることができません。損益分岐点を下げられるため、財務面においても大きなメリットがあります。
高いサービスのクオリティを維持
物流に関して実績やノウハウが十分の代行会社であれば、エンドユーザーに商品が届くまで高いサービスのクオリティを維持できます。ECサイトのユーザーは同じ商品で価格が同じであれば、ユースをはじめとしたサービスで選ぶことが一般的です。そのため物流業務において高いクオリティーを保つことができれば、自社にとっての強みにできます。
柔軟な対応
EC物流は繁忙期と閑散期において配送料の差が激しいことが特徴です。しかし、アウトソーシングを導入することで無理に繁忙期にスタッフを大量採用する必要がなくなり、従業員の負担も減らせます。
物流業務をアウトソーシングするデメリット
物流業務をアウトソーシングすると次のようなデメリットがあります。
- アウトソーシング業者の判断
- ノウハウの蓄積が困難
アウトソーシング業者の判断
アウトソーシング業者によってそれぞれ提供しているサービス内容が異なります。そのため、自社の業務に合わないような業者を選んでしまうとかえって効率的な物流業務ができなくなったり、コストが余分にかかったりしてしまう可能性があります。
ノウハウの蓄積が困難
アウトソーシングすると、物流業務のノウハウを社内に蓄積するのがむずかしくなります。
富士ロジテックホールディングスの特徴
富士ロジテックの物流における主な特徴は次の3点が挙げられます。
- 既存のシステムとデータ連携可能
- 自社でシステム開発
- 物流での豊富な実績
既存のシステムとデータ連携可能
自社で物流業務を進めている場合、在庫管理や顧客管理などシステムを導入していることが一般t的です。もし、新しいシステムを導入する場合、すべて1から商品をはじめとして情報を入力したり、使い方を覚えるようになってしまったら手間がかかり効率的とはいえません。
富士ロジテックではすでに導入しているシステムとデータ連携をできるため、導入までに手間をかける必要がありません。
自社でシステム開発
既存のシステムであれば必ずしも自社のサービスや業務に合うとはかぎりません。自社に合わないシステムであればかえって手間がかかってしまい、無駄なコストになる可能性があります。富士ロジテックでは物流のノウハウを把握している SEが、ユーザーごとにオリジナルのシステムを開発することにより、効果的なシステムを提供することができます。
物流での豊富な実績
富士ロジテックではこれまで次のような業界において物流システムを導入してきました。
- アパレル
- 雑貨・日用品
- 食品
- 医療機器
- 衣料品
- 化粧品
- 電気・機械製品
- 米・茶葉
- 精密機器
- 鋼材
- アウトドア・スポーツ用品
- 自動車関連製品
- 販促物・鈍器・パンフレット
- バラ穀物
まとめ
EC物流は入出庫やピッキング、管理などプロセスが多く人件費がかかります。さらに、繁忙期と閑散期があり人材の確保が容易ではありません。そのほかにも、梱包や同梱物においても気を使う必要があるなど課題を抱えている企業は少なくありません。
そこで、物流のプロである富士ロジテックにご依頼ください。富士ロジテックでは物流においてさまざまな業種において実績やノウハウがあります。物流業務における手間やコストを削減して、さらに物流をプロが担当することにより自社の強みにできます。
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