食品・Foods　飲料・Beverageブランド編　DTC ブランドのマーケティング・CRMを探索する

2024年4月13日

このブランド商品は私と同じ価値観を共有しているのかどうか？
私のような人を理解し、気にかけているのかどうか？

それを伝えるのに「抽象的」で「何の絵も浮かばない」言葉　キャッチコピーを並べてもダメです。
たとえや具体的な事例、物語、インパクトのある数字やデータ、画像、動画などを活用して、「『死んだ言葉』を『生きた言葉』に置換する地道な作業」が必要です。

成功する D2C チャレンジャーブランドに限らずe コマースビジネスをする基本です。

人（顧客になる）を納得させるために、最も必要なのはその「なぜ」という疑問に答えてあげること。
人は根源的に「なぜ」「Why」を探求する生き物です。そこがきっちり説明されないことに異常にもどかしさを覚えます。

自分の伝えたいことだけを「伝える」のではダメです。
メッセージは、相手が受け取ってこそ「伝わる」のです。これはマーケティング＆コミュニケーションの基本で、どんなツールを使っても同じです。

自分の言葉で話すには、自分は「何を」伝えたいのか、「なぜ」そのことを伝えたいのかをはっきりさせることが重要です。

自分が伝えたい商品を勉強し熟知していないと、いくらトークのテクニックがあっても相手には響きません。逆に言うと、「この商品はこういう理由でみなさんの役に立つ」と明確に示せるなら、表現が多少うまくなくても注文をいただけます。

本気度も重要です。いざ話した後、向こうから質問があって「そこはわかりません」と自分の考えを話せないようでは本気度が疑われます。

「なぜこれを伝えるのか」というミッションと、「本気でこれを伝えたい」というパッション。この2つがあってこそ、言葉が自分のものになるのだと思います。

世阿弥の「序破急」を参考にしてください。

序は導入、破は展開、急は結論。