
健康志向の高まりを背景に、健康食品やサプリメント市場は年々拡大を続けています。オンラインの普及により、定期購入やサブスクリプションサービスなどの継続的な販売形態を導入するブランドも増えています。
健康食品、サプリメント業界は需要が高まるなか、他社との差別化を図るために、適切な品質管理やスピーディーな配送といった物流面の強化が欠かせません。
本記事では、健康食品・サプリメントのEC通販事業を運営する方に向けて、物流倉庫の特徴や発送代行業者を選ぶポイント、実績のある物流会社10選をご紹介します。
健康食品・サプリメントの物流を扱う倉庫に許可や資格は不要
日本では健康食品やサプリメントに対して法律上の定義が存在しません。厚生労働省では、いわゆる「健康食品」について以下のように説明しています。
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医薬品以外で経口的に摂取される、健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売されたり、そのような効果を期待して摂られている食品全般を指しているもの |
そのため、健康食品やサプリメントは医薬品や医薬部外品とは異なり、物流を扱う倉庫では、基本的に特別な許可や資格は必要ありません。ただし、海外から健康食品を輸入して販売する場合は、厚生労働大臣(検疫所)への届け出が必要です。
販売許可は不要とはいえ、健康食品やサプリメントは身体に直接取り入れる製品である以上、衛生面の配慮や徹底した品質管理が求められます。商品の形状によっても保管方法や配送基準が異なるため、一般的な物流フローでは対応しきれないケースもあり、商品の特性に応じた物流体制の構築が求められます。
出典:健康食品を取り扱う際の確認ポイント|東京都健康安全研究センター
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健康食品・サプリメントECを発送代行に委託する7つのメリット

健康食品・サプリメントECを発送代行業者に委託すると、以下のようなメリットが得られます。
- 消費期限・賞味期限に応じた衛生管理ができる
- 適切な保管環境を維持できる
- 多品種・小ロットの商品を効率的に出荷できる
- 出荷波動に柔軟に対応できる
- 配送コストを抑えられる
- 定期購入やサブスクなど複雑な同梱に対応できる
- 倉庫管理の手間を省きコア業務に集中できる
7つのメリットを詳しく解説します。
1.消費期限・賞味期限に応じた衛生管理ができる
健康食品とサプリメントは消費者の体内に直接取り入れる製品であるため、消費期限や賞味期限に応じた衛生管理が欠かせません。発送代行業者に委託することで、食品対応の在庫管理システムを利用した、適切な期限管理ができる点がメリットです。
発送代行では、期限の近い商品の出荷や誤出荷を防ぐため、先入れ先出しに基づいた在庫管理を徹底しています。厚生労働省でも「完製品は先入先出の原則に従って入庫・出庫状況を管理・記録することが求められている」と定めており、専門の物流倉庫ならこのルールに沿った運用を標準化できます。
先入先出法とは、倉庫に保管されている商品を入庫日が古いものから順番に出荷する在庫管理の仕組みです。適切に在庫を管理することで倉庫内の長期滞留を防ぎ、常に新鮮な状態で商品を届けられます。
2.適切な保管環境を維持できる
日本の気候は四季の変化が大きく、健康食品やサプリメントを扱う場合、保管条件に合わせた管理が必要になります。
特に、温度変化に敏感な成分を含んだ商品は、倉庫環境の変化により商品の形状が崩れたり、品質が損なわれたりする可能性があります。
発送代行業者に委託すれば、商品の特性に合わせた適切な保管環境を維持できるため、季節による品質劣化を防ぐことが可能です。
3.多品種・小ロットの商品を効率的に出荷できる
健康食品やサプリメントは、消費者の健康志向やライフスタイルの多様化により、多品種・小ロットの商品が多い傾向です。例えば、以下のような商品展開が特徴です。
- ダイエット向け
- 美肌向け
- アンチエイジング
- 健康維持
- 関節ケア
自社でこのような多品種の商品を取り扱う場合、誤出荷や数量間違いなどが発生しやすくなります。バーコードスキャナを導入する発送代行業者では、正確な在庫管理に加え、多品種に対応できるピッキング体制が整っているのが特徴です。
「数量のカウントミス防止」「リアルタイムでの在庫反映」 ができるため、多品種・小ロットの商品でもスムーズに出荷できます。万が一の商品トラブルに備えて、ロット番号やSKU単位での管理も可能です。
4.出荷波動に柔軟に対応できる
健康食品やサプリメント市場は販売チャネルが多く、広告やキャンペーン施策により出荷量が大きく変動しやすい商材です。特に、テレビやSNS広告の影響により短期間の注文が集中しやすく、物流現場では出荷波動を吸収する柔軟な対応が求められます。
加えて、季節による出荷波動の影響を受けやすく、ダイエット関連のサプリメントは薄着の季節が近づく春から夏に集中し、健康管理に関する商品は寒さで体調を崩しやすい冬季に需要が高まる傾向です。
発送代行業者では、繁忙期や季節による需要の変動に対応できるよう、人員や拠点の体制を整えているため、柔軟に対応できます。
5.配送コストを抑えられる
健康食品やサプリメントの多くは軽量・小型であるため、ポストイン配送(メール便)との相性が良い商材です。発送代行業者に委託することで、小型商品の特性を踏まえた適切な配送方法で発送できるため、配送コストが抑えられます。
また、宅配業者との契約により自社で発送するよりも、割安料金で利用できる点もメリットです。ポストイン配送は、受取人が不在でも商品を確実に届けられ、再配達の手間がかからず、定期購入やサブスクリプションサービスの施策としても効果的です。
<関連記事>「EC事業者必見!ポストイン配達で再配達・対面不要!配送サービスを比較」
6.定期購入やサブスクなど複雑な同梱に対応できる
健康食品・サプリメント市場では、定期購入者への個別対応が事業成長の鍵となります。発送代行業者に委託するメリットは、このようなマーケティング施策に対応する同梱作業ができることです。
例えば、クーポン券やサンプル品、感謝のメッセージカードなどを、顧客の購入回数に応じて発送します。同梱物の条件設定が必要な煩雑な業務ですが、EC専用の在庫管理システムを利用することで実現可能としています。
このような消費者のニーズに応える個別対応を強化できるため、顧客満足度が向上し継続利用の定着化が図れます。
<関連記事>「単品リピート通販とは?ビジネスモデルの特徴や成功事例を簡単に解説」
7.倉庫管理の手間を省きコア業務に集中できる
発送代行に委託することで、自社で保管スペースを確保する必要や作業スタッフを手配する必要がなくなり、倉庫運用にかかる手間やコストを削減できます。
商品の入荷から保管、在庫管理、出荷までの一連業務を丸ごと任せられるため、商品開発やマーケティング、販売戦略などのコア業務に集中できます。
業務が拡大し自社での対応が難しい場合や、今後の成長を視野に入れている事業者は、早めに物流体制を整えておくのがおすすめです。
健康食品・サプリメント通販に強みを持つ発送代行業者10選
健康食品・サプリメント通販の実績がある発送代行業者を10選ご紹介します。
- 富士ロジテックホールディングス
- イー・ロジット
- 鈴与
- NTTロジスコ
- ニッセンLINX
- グローバルセールスエージェント
- オーダー!
- スクロール360
- 浜松委托運送
- カインズ商配
富士ロジテックホールディングス

富士ロジテックホールディングスでは、健康食品やサプリメントのリピート通販にも強みがあり、ECカートシステム「ecforce」や「W2」「楽々リピート」「サブスクストア」とのシステム連携も可能です。
自社在庫管理システムの他、クラウド型の在庫管理・受注管理一体型システム「LOGILESS(ロジレス)」や「コマースロボ」を柔軟に活用。ECのバックヤード業務自動化を支援しています。
通販事業に必要な倉庫運用と受注業務をパッケージ化したフルフィルメントサービスも提供しているため、EC事業を始めたばかりの企業でも安心して利用できます。ブランド戦略や事業拡大に合わせて柔軟に活用できる点も魅力です。
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イー・ロジット

出典:株式会社イー・ロジット
発送代行サービスのイー・ロジットでは、商品保管・ピッキング・流通加工・梱包・配送・代金回収を行う「物流代行サービス」です。それに加え、EC通販事業者の受注処理・お問い合わせ対応といったカスタマーサポートを含む「運営代行サービス」を提供しています。
健康食品・サプリメント物流では、サンプル品の同梱やダイレクトメールの送付手配による顧客のニーズに合わせた細やかな対応が可能です。また、特定のユーザーに向けた売れ筋商品や関連商品の提案によるマーケティング施策にも注力しており、販売促進の支援にも強みを持っています。
鈴与

出典: 鈴与株式会社
鈴与は全国に約140カ所の倉庫拠点・物流センターを保有しており、自社開発した倉庫管理システムを導入し、物流の管理体制を整えています。なかでも健康食品に特化した富士山フロント物流センターは、健康食品OEM企業が集積する富士地区に位置しており、OEM委託先工場との距離が近い立地です。
関東や中京エリアへのアクセスにも優れているため、通販出荷にも適しています。
さらに、物流波動にも柔軟に対応できる出荷体制を備えている点も強みです。健康食品のボトル充填の作業が可能な製造室やクリーンルームが設置されており、衛生的かつ効率的な出荷環境を実現しています。
NTTロジスコ

出典:NTTロジスコ
NTTロジスコは、NTTグループの情報技術を活かした物流情報システムを取り入れる3PLサービスを提供する発送代行業者です。健康食品やサプリメントの物流実績もあり、品質管理が求められる商材も安心して委託できます。
北海道から九州まで複数の物流センターを構えており、繁忙期などの出荷波動にも対応できます。倉庫にはクラウド型Web物流管理システムと在庫管理システムを併用した体制を整え、リアルタイムで在庫量の管理が可能です。
さらに、AI技術を用いた梱包箱サイズの予測システムにより、梱包材や緩衝材の見直しをおこなうことで配送コストの削減を実現します。
ニッセンLINX

出典:ニッセンLINX
ニッセンLINXは、年間約670万個の個別配送をおこなう発送代行業者です。物流ノウハウとパートナー企業との協業により、健康通販ビジネスに必要な物流・システム業務を幅広くアウトソーシングできます。
埼玉県加須市に構える物流センターは、配送リードタイムを考慮した立地にあり、主要都市圏への翌日配達が可能です。Amazon FBAなどの各種卸先への出荷や、商品のセット組、複数のチラシ同梱、オリジナル梱包資材の制作など顧客ニーズに合わせたサービスに対応しています。
グローバルセールスエージェント

グローバルセールスエージェントは、化粧品・健康食品・食品・アパレルなど幅広い商材に対応し、年間約120万件の出荷実績を持つ発送代行業者です。入庫から在庫管理、流通加工、出荷までを自社スタッフで一括管理しており、安定した品質と高い作業効率を実現しています。
必要な業務だけを外注できるなどカスタマイズ性も高く、自社の規模や課題に合わせたアウトソーシングが可能です。健康食品物流では、誤出荷や期限切れ商品の出荷を防ぐため、ロット・賞味期限・温度帯などの厳格な管理体制を整えています。
ラベル貼付やギフト包装などの流通加工、繁忙期のスポット対応にも柔軟に対応できる点が強みです。
オーダー!

出典:オーダー!
オーダー!は、健康食品・サプリメントの物流に強みを持ち、BtoB・BtoCの両方に対応。健康食品やサプリメントを扱う倉庫では、直射日光・湿度管理に配慮し、ラベル剥がれや容器の破損といったトラブルを防止する管理体制を徹底しています。
また、サンプルやメッセージカードの同梱、購入条件に応じた個別包装など、リピート率向上につながる細やかな施策にも対応可能です。倉庫内には自社開発したWMS(倉庫管理システム)を導入し、ECカート型システムや主要モールシステムと連携できるため、複数チャネルの販売を一元管理したい事業者におすすめです。
スクロール360

出典:スクロール360
スクロール360は、小規模ECから100億円規模の企業まで幅広い支援実績を持つ発送代行業者です。リピート通販物流で20年以上の経験があり、健康食品・サプリメントECに欠かせないリピート促進型の販売方法への対応に強みがあります。
まとめ買いセットや定期セット・アッセンブルセット組・定期プレゼントなどの個別対応から、チラシ・ノベルティ・割引券の同梱など次回のリピート購入へ促す施策も可能です。ピーク時の出荷予測・作業ハンドリングにより、TV通販など大量注文が発生するケースでも当日出荷を実現できる体制を整えています。
浜松委托運送

出典:浜松委托運送
浜松委托運送は10,000坪以上の大規模な自社倉庫を活用し、検品・梱包・配送まで一気通貫で対応できる発送代行業者です。定温・常温・除湿・冷凍など多様な温度帯に対応しています。
ECセール時期など出荷波動に応じて、倉庫拡張や作業体制の調整による安定した出荷体制を提供します。また、通販向けの指定チラシの同梱やギフト包装、購入回数に応じた特典(ギフト・割引券・サンクスカードなど)の封入など、顧客のニーズに合わせた対応が可能です。
さらに、賞味期限ごとにロケーションを分ける「先入れ先出し」や「期限指定出荷」に対応し、賞味期限管理も徹底しています。
カインズ商配

出典:カインズ商配
カインズ商配は、健康食品の在庫管理から出荷まで一連の物流業務をフルサポートする発送代行業者です。
楽天市場・Amazonなどの主要ECモールや、Shopify・BASEといったカートシステムとも連携可能です。ギフト包装、セット組、メッセージカード印刷、チラシ・ノベルティの同梱など、付加価値の高い流通加工にも幅広く対応しています。
さらに、店舗オリジナル資材の作成・利用にも対応可能なので、ブランド価値向上にも貢献します。
<関連記事>「発送代行業者おすすめ20選!比較に必要な基本情報や選び方を解説」
健康食品・サプリメントの発送代行業者を選定する7つのポイント

健康食品・サプリメントの発送代行業者を選定するポイントを、以下の7つに分けて解説します。
- 商品に合わせた保管環境か
- トレーサビリティへの対応が柔軟か
- 販促強化対策も可能か
- 自社の企業規模や需要の変動、事業拡大に対応可能か
- フォローアップ体制が充実しているか
- 費用対効果のバランスはとれているか
- スムーズなシステム・データ連携が可能か
商品に合わせた保管環境か
温度や湿度の影響を受けやすい健康食品やサプリメントは、直射日光・高温多湿・急激な温度変化を避け、パッケージに記載された保管条件(多くは15〜30℃程度の常温)を満たせる倉庫を選びましょう。
変質リスクをより抑えたい場合や、ソフトカプセル・ドリンクなどデリケートな商品では、定温倉庫を選ぶと安心です。定温倉庫とは一定の温度と湿度を保つ倉庫で、温度は主に10℃~20℃程度に一定に保たれており、カビや害虫の発生を抑える効果もあります。
また、保管環境に加えて重要なのが作業環境の衛生管理です。例えば、作業員のうがいや手洗い、マスクの着用、作業服の管理の徹底、倉庫内の定期的な清掃といった衛生管理の面も必要に応じて確認しましょう。
トレーサビリティへの対応が柔軟か
物流倉庫を外部委託する際は、トレーサビリティへの対応が柔軟かどうかもポイントです。トレーサビリティとは、製品の生産から消費者に届くまでのすべての工程を記録し、追跡可能な状態であることを指します。
商品のロット番号、製造日、出荷日、出荷先などを速やかに特定できる物流倉庫であれば、原因の早期特定や迅速な商品回収が可能です。
アナログな在庫管理では、商品の特定が遅れかねません。そのため、在庫管理システムが導入されているか、どのような管理が可能か、事前に確認しておきましょう。
オリジナル資材など販促強化対策も可能か
発送代行サービスが販促活動にどれだけ協力できるかどうかも選定時のポイントの一つです。たとえば、以下のような施策に対応できるかを確認するとよいでしょう。
- オリジナル資材の活用
- 特定商品の購入者向けに関連商品の案内を差し込むセグメント同梱対応
- 購入タイミングに応じた梱包メッセージのカスタマイズ(初回・リピートなど)
こうした販促支援に強い発送代行業者を選ぶことで、顧客満足度の向上やリピート率の改善にもつながります。マーケティング部門と密に連携できる体制があるか、オペレーション変更に柔軟かどうかなどもチェックしておきましょう。
<関連記事>「ecサイトでの同梱物・梱包資材の重要性とは?物流管理の視点から」
自社の企業規模や需要の変動、事業拡大に対応可能か
需要変動の大きい市場で競争力を維持するためには、自社の事業拡大に対応できる発送代行業者の選定が重要です。
例えば、1日あたりの最大出荷量やドミナント戦略の有無(近隣に複数の倉庫を構えているか)、土日対応、コールセンター業務の可否を確認し、自社のビジネスモデルや将来的な展開に合わせて、柔軟な運用ができる発送代行業者を選びましょう。
フォローアップ体制が充実しているか
健康食品やサプリメントを取り扱うEC事業では、配送トラブルや異物混入といった万が一の事態に備えたフォローアップ体制の整備が欠かせません。返品や交換、顧客対応も必要となるため、細やかなサポートを提供できる発送代行業者かどうかを判断しましょう。
加えて、倉庫担当者と直接コミュニケーションが取れる発送代行業者であれば、日々の業務内容の把握はもちろん、トラブル発生時にも迅速に対応できるため、物流の長期的な安定運営につながります。
費用対効果のバランスはとれているか
発送代行業者を選定する際は、委託コストと自社運営コストを比較し、費用対効果のバランスが取れているかを確認しましょう。
物流を外部に委託する場合、倉庫の基本料金のほかにも温度管理費やラッピング、セット作業の流通加工費、同梱物の封入料金などの追加費用が発生するケースがあります。
そのため、事前にオプション作業を含めた見積もりを依頼し、サービスの質や対応範囲、アフターフォロー体制を含めて総合的に判断することが重要です。
スムーズなシステム・データ連携が可能か
発送代行業者に外部委託する際は、現在使用しているシステムとデータ連携がスムーズにできるかどうかも重要なポイントです。物流業者の在庫管理システムと受注側のカートシステムや受注管理システムがスムーズに連携できると、データの入力や更新が自動化され、手作業によるミスを削減できます。
さらに、データの連携の手法にはAPI連携かCSV連携、どちらに対応しているかも確認しておくと安心です。API連携とCSV連携の特徴は以下のとおりです。
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連携方法 |
特徴 |
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CSV連携 |
・導入が容易で互換性が高い ・大量のデータを効率的に更新できる ・手作業による作業が必要 |
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API連携 |
・リアルタイムでデータを共有できる ・作業効率が大幅に向上する ・コストが高くなる傾向がある |
連携の方法によりメリットやデメリットもあるため、企業のリソースや予算に合わせて総合的に判断しましょう。
<関連記事>「EC物流はモールとAPI連携してさらに効率化!仕組みを紹介」
健康食品・サプリメントECで発送代行業者を導入する際の注意点

物流を外部に任せてしまうと、保管料や出荷料などの固定費や変動費がかかり、物量によってはコストが見合わないケースもあります。そのため、委託するタイミングは慎重に検討しましょう。
さらに、委託先の業者によってはサービスの品質に差があるため、保管環境や在庫管理の精度を倉庫見学や比較検討の過程で確認する必要があります。
また、アウトソーシングすることで自社に物流のノウハウが蓄積されにくい点もデメリットのひとつです。この懸念を解消するために、発送代行業者との定期的なコミュニケーションが欠かせません。
健康食品やサプリメントECの運営をスムーズに進めるには、事業のパートナーとして密に連携し、互いに協力しあえる関係を築くことが鍵となります。
健康食品・サプリメント物流の最適化に向けて、発送代行業者を活用しよう

健康食品・サプリメントの物流を扱う際は、特別な許可や資格は不要です。しかし、品質を維持できる保管環境や、賞味期限・ロット管理に対応した在庫管理など、商品の特性に応じた物流体制の構築が欠かせません。
富士ロジテックホールディングスでは、創業以来100年以上にわたり倉庫事業を展開し、健康食品に関してはこれまでに30社以上の取扱実績があります。サブスクリプション型ECに特化したノウハウもあり、商品保管だけでなく返品業務やコールセンター業務まで一貫したサポートが可能です。
健康食品・サプリメント物流の最適化に向けて、発送代行業者を活用しましょう。
殿堂入り記事
発送代行完全ガイド
発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。
ライター
森恵
貿易事務と物流代行営業の経験を活かし、専門知識に基づいた記事作成を行っています。お客様に寄り添い、分かりやすく役立つ情報を提供します。
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