イノウエ
イノウエ

物流業界歴15年以上。港湾の職業訓練校卒業後、港湾荷役作業会社にてRORO船等への本船荷役に従事。フォークリフト、クレーン運転士、大型特殊など現場必須の資格を多数所持。Amazonのセラーとして出品経験あり。長年の経験と専門知識を活かし、現場目線でのリアルな記事執筆が得意。物流以外に自動車関連の執筆実績も多数。

ネクストエンジンを倉庫連携してECを自動化!連携可能なWMS・倉庫3選

ネクストエンジン
ネクストエンジンを倉庫連携してECを自動化!連携可能なWMS・倉庫3選

ネクストエンジンをこれから導入する方はもちろん、すでに導入済みで倉庫との連携がまだの方も、次のような悩みをお持ちではないでしょうか?

「ネクストエンジンと倉庫連携は、簡単に設定できるのか?」

「ネクストエンジンと倉庫連携によって、どの業務が自動化・効率化されるのだろう?」

「ネクストエンジンと連携可能な倉庫サービスやWMSを知りたい」

ネクストエンジンは、複数のECモールやカートの受注・在庫・商品情報などを一元管理できるEC支援システムです。倉庫側のWMS(倉庫管理システム)と連携すれば、受注から出荷にかかる手作業を削減し、自動化や効率化が実現できます。

せっかくネクストエンジンを導入するなら、倉庫連携まで行い、業務効率化を最大限に進めることをおすすめします。

そこで本記事では、以下の内容について解説します。

この記事でわかること

      ネクストエンジンと倉庫連携で自動化・効率化される業務とは

      ネクストエンジンと倉庫連携のメリット・デメリット

      ネクストエンジンと倉庫の連携方法

      ネクストエンジンと連携できる倉庫

 

最後までご一読いただき、ネクストエンジンと倉庫連携についての悩みを解決し、EC物流の効率化・自動化を実現しましょう。

関連記事:EC物流アウトソーシングのメリット・デメリット!おすすめ企業3選も紹介

関連記事:EC物流とは?仕組みや課題、解決策としておすすめの代行業者を10社紹介

ネクストエンジンと倉庫の連携方法はAPIとCSVの2パターン

ネクストエンジンと倉庫の連携方法はAPIとCSVの2パターン

ネクストエンジンと倉庫を連携する際は、倉庫が利用しているWMSの種類や、オペレーション体制を確認することが重要です。

 

WMSの種類によって、ネクストエンジンとの連携方法やオペレーションが異なります。ネクストエンジンとWMSを連携する方法は以下の2通りです。

  •       API連携
  •       CSV連携

それぞれ詳しく解説します。

 

API連携

ネクストエンジンとのAPI連携に対応するWMSを利用している倉庫であれば、システム間を容易に接続可能です。

 

ネクストエンジン公式マガジンでは、API連携による自動化の主な流れを以下のように紹介しています。

 

1.「印刷待ち」に入った注文は、自動で出荷依頼が行われる

2.出荷後、倉庫から「出荷実績データ」がネクストエンジンに自動反映される 

 

出典 :moreネクストエンジン

 

入出荷データを送受信する手間がなく、完全に自動化できる点が大きなメリットです

 

<関連記事>「EC物流はモールとAPI連携してさらに効率化!仕組みを紹介

CSV連携

API連携に対応していない場合でも、倉庫側システムがCSVファイルの入出力に対応していれば、データの連携は可能です。ただし、連携には手動の工程が伴います。

 

ネクストエンジン公式マガジンでは、CSV連携の主な手順を以下のように紹介しています。

 

1.     「印刷待ち」にある注文の「出荷指示用CSV」を出力

2.     倉庫へ「出荷指示用CSV」を送る

3.     出荷後、倉庫から「出荷実績CSV」をもらう

4.     「出荷実績CSV」をネクストエンジンへ取り込む

5.       注文が「出荷済み」に移動する

 

出典:moreネクストエンジン

 

手動での作業が発生するため、API連携と比較すると工数は多くなります。とはいえ、主な作業は「出荷指示用CSVの出力」と「出荷実績CSVの取り込み」であるため、作業自体は比較的シンプルです。

 

CSVファイルを利用する方法では、一般的に連携用アプリなどが不要なため、追加費用が発生しない点がメリットといえます。

ネクストエンジンの倉庫連携にかかる費用

ネクストエンジンの倉庫連携にかかる費用

ネクストエンジンと倉庫の連携には、一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか。費用を以下の2つに分けて解説します。

  •       ネクストエンジンの基本費用
  •       ネクストエンジンの倉庫連携にかかる費用

ネクストエンジンの基本費用

EC一元管理システムの料金体系には、大きく分けて「月額固定制」と「従量課金制」の2種類があります。ネクストエンジンが採用しているのは、このうち「従量課金制」です

具体的な料金体系は、以下の通りとなります。

項目

料金

初期費用

0円

月額基本料金

3000円

従量課金

0~200件

0円(基本料金内)

201~400件        

35円

401~1,000件

30円

1,001~3,000件

25円

3,001~5,000件

20円

5,001~7,000件

15円

7,001~10,000件

10円

10,001件~

5円

 

※契約から1年経過時より、毎年ご契約月に前年分の年間保守費用15,000円(税抜)の請求あり

※上記に加え、有料アプリを使用する場合その利用料が必要

例えば、「毎月500件の実績がある企業」であれば、以下のような料金となります。

  •       3,000円(月額基本料金)+7000円(201件~400件までの 「200件」×35円)+3000円(401件~500件までの 「100件」×30円)=13,000円

ネクストエンジンの倉庫連携にかかる費用

ネクストエンジンと倉庫連携を行う際、API連携・CSV連携ともに、基本的に追加費用は発生しません。

ただし、ネクストエンジンの標準機能で連携できるWMSでない場合、かつAPI連携で自動出荷を実現したい場合は、別途連携用アプリが必要になり、その利用料が発生することがあります。

その他、物流業務を外部委託する費用については、「物流倉庫の費用を徹底解説!固定費・変動費の相場とコストを抑える5つの具体策」の記事で紹介しています。

ネクストエンジンと倉庫連携で自動化・効率化される業務とは

ネクストエンジンと倉庫連携で自動化・効率化される業務とは

ネクストエンジンと倉庫を連携させると、以下のような業務を自動化・効率化できます。

  •       倉庫への出荷指示
  •       入出庫に伴う在庫数の反映
  •       出荷のための在庫引当
  •       発送完了メールなどのカスタマー対応

ここではそれぞれの業務について、「倉庫との連携あり/なし」でどう変わるのか、具体的に解説していきます。

<関連記事>「棚卸しを効率化する6つの方法!棚卸しを効率的に行うための準備や注意点を解説

倉庫への出荷指示

お客様が商品を購入すると、保管倉庫から商品を発送する作業が発生します。

ネクストエンジンとWMSを連携すれば、この際の倉庫への出荷指示を自動化できる点が大きなメリットといえるでしょう。連携の有無によって業務プロセスがどう変わるのか、具体的に比較してみます。

ネクストエンジンと倉庫連携「なし」

      受注ごとに、購入者情報や発送条件などを一件ずつ手作業で確認

      確認した情報を基に、倉庫に対して個別に(電話、メール、FAXなどで)出荷指示を行う必要が生じる

ネクストエンジンと倉庫連携「あり」

      API連携が可能な場合、受注データは、ネクストエンジンから倉庫システムへ自動で連携

      送付先情報はもちろん、ラッピングの有無といった細かな指示まで共有可能

      倉庫側は連携された情報をもとに、迅速に出荷作業を開始できる

      店舗側の主な作業は、基本的に自動連携された内容の最終確認程度になる

 

入出庫に伴う在庫数の反映

入出庫に伴う在庫数の変動が自動で管理できる点も、メリットといえるでしょう。

特に複数のECモールやカートで店舗を展開している事業者にとっては、煩雑な在庫管理が効率化され、費用対効果は非常に高まります。

連携の有無による在庫管理の違いを比較してみましょう。

ネクストエンジンと倉庫連携「なし」

      商品が1点売れるごとに手動で在庫数を調整する必要がある

      複数店舗を運営している場合、在庫数の反映にタイムラグが発生

ネクストエンジンと倉庫連携「あり」

      商品の入庫・出庫が発生するたびに、総在庫数はシステムによって自動で更新

      複数のモールやカートに出店していても、全店舗の在庫数が一元的に、かつリアルタイムで調整される

      在庫管理にかかる工数を削減でき、販売機会の損失リスクも低減

 

出荷のための在庫引当

複数の倉庫に出荷業務を委託している場合、受注ごとに条件応じて最適な倉庫を選定し発送することが、出荷品質の維持につながります。

例えば「関東はA倉庫、関西はB倉庫」「A倉庫に在庫がなければB倉庫」「モールからの購入分はA倉庫から、自社ECサイトからの購入分はB倉庫から出荷」などの条件が考えられます。

この倉庫選定と出荷指示も、ネクストエンジンと倉庫連携で効率化が可能です。

連携の有無による違いは以下の通りです。

ネクストエンジンと倉庫連携「なし」

      受注ごとに条件を確認し、最適な倉庫を選定して個別に(電話、メール、FAXなどで)指示を出す

      倉庫の選定ミスは、誤出荷や遅延に直結

ネクストエンジンと倉庫連携「あり」

      受注情報(送り先住所など)に基づき、システムが自動で最適な出荷倉庫を選定し、指示を出す

 

条件をあらかじめネクストエンジンに設定しておくことで、出荷引当業務の自動化を実現できます。

発送完了メールなどのカスタマー対応

倉庫から商品が発送された際にお客様へお送りする「発送完了メール」。この送信作業も、ネクストエンジンと倉庫連携によって自動化が可能です。顧客満足度の向上や、きめ細やかな対応品質の実現に貢献します。

連携の有無による運用の違いを、具体的に比較してみます。

ネクストエンジンと倉庫連携なし

      倉庫からの出荷完了連絡を受けた後、手動で発送メールの作成・送信

ネクストエンジンと倉庫連携あり

      倉庫システムからの出荷完了データに連動し、適切なタイミングで発送メールを自動送信

      店舗の営業時間外である土日や深夜などでも、お客様への案内を遅滞なく行うことが可能

 

参照:ネクストエンジン公式ホームページ

ネクストエンジンと倉庫連携で得られるメリット

ネクストエンジンと倉庫連携で得られるメリット

次に、ネクストエンジンと倉庫の連携で得られる主なメリットを見ていきましょう。メリットは、以下の通りです。

  •       物流業務の自動化による省人化
  •       コア業務へのリソース集中
  •       出荷ミス削減などによる顧客満足度の向上とリピート率アップへの貢献
  •       正確な在庫管理がもたらすキャッシュフロー改善や機会損失防止

物流業務の自動化による省人化

ネクストエンジンと倉庫システムの連携は、受注から出荷指示、さらには送り状発行にいたるまでの自動化が可能です。

これまで手作業だった業務が減り、作業時間や担当者の負担を軽減しやすくなります。単純作業をシステムに任せることで、業務に必要な人員の見直しや、外注費・人件費のコントロールがしやすくなるケースもあるでしょう。

コア業務へのリソース集中

物流業務の自動化によって生まれた人的なリソースや時間を、商品開発、マーケティング戦略の策定、新規顧客開拓のための営業活動といった「コア業務」にシフトできます

本来注力すべき領域に集中することで、営業力や競争力が向上し、結果的に事業を拡大できるかもしれません。

出荷ミス削減などによる顧客満足度の向上とリピート率アップへの貢献

システム連携により、注文情報と出荷情報が一元的に管理され、手作業による誤入力や確認漏れといったヒューマンエラーが起きにくくなります。

顧客からすると、正確かつ迅速に商品をお届けすることは、いまや当たり前です。

当たり前をミスなく提供し続けることは良好な口コミに繋がり、リピート率や顧客満足度の向上も期待できます。

正確な在庫管理がもたらすキャッシュフロー改善や機会損失防止

ネクストエンジンと倉庫システム間で在庫情報が正確に同期されることで、ECサイト上の在庫表示と実際の在庫数のズレを最小限に抑えられることもメリットのひとつです

例えば、「在庫ありと表示されていた商品が実際には在庫切れだった」といったトラブルを回避し、販売機会の損失を防ぎます。

正確な在庫管理は、結果としてキャッシュフローの健全化を促進し、より戦略的な仕入れ判断を可能にします。

<関連記事>「物流DXとは|物流業界の課題やDX推進へのポイント、事例を解説

ネクストエンジンと倉庫連携によるデメリット

多くのメリットがある一方で、導入を検討する際には以下のデメリットも考慮しておくべきです。

  •       月額利用料などコスト面の負担増
  •       多機能であるゆえに、使いこなすまでに時間がかかる可能性

月額利用料などコスト面の負担増

ネクストエンジンの導入がまだであれば、システムの利用料が発生することはデメリットのひとつといえるでしょう。

コスト負担は、事業規模や利用する機能によって変動するため、事前にしっかりと見積もりを取り、費用対効果を慎重に検討することが重要です。

とはいえ、どの一元管理システムでも使用料は発生します。すでにネクストエンジンを導入している企業であれば、ほとんどの倉庫サービスやWMSで追加料金は発生しません。

重要なのは、発生するコストに対して、業務効率化による人件費削減効果や販売機会ロスの防止といったリターンが見込めるかという「費用対効果」です

この点をしっかり見極めれば、企業によってはコスト負担はデメリットではなく、将来への投資と捉えることができるでしょう。

多機能ゆえに、習得に時間がかかる可能性

ネクストエンジンと倉庫連携させることで、入荷から出荷管理、発送メールの送信まで、さまざまな便利機能を利用できます。

ただし、200以上の機能があるため、すべてを活用しようとすると、初期設定や操作に慣れるまでに時間と手間がかかるケースがあります。

公式動画でも、「設定方法の難しさは把握している」と運営側も認めており、簡略化に注力しているようです。

サポートページでは、テキストや動画マニュアルが充実しているほか、「電話サポートも比較的繋がりやすい」と利用者からの評価も一定水準にあります。また、利用者数が多いことから、ネクストエンジンに詳しい外部パートナーや、連携実績のある倉庫が見つけやすい点も、運用面での安心材料といえるでしょう。

出典:ユーザ様の活用実態をご紹介!ネクストエンジンをどんな企業がどう扱っているのか解説します

ネクストエンジンとAPI連携できるWMS3選

ネクストエンジンとAPI連携できるWMS3選

ネクストエンジンはWMSとのAPI連携によって、倉庫への入出荷指示や入出荷実績の返送を自動化できます。そこで、API連携が可能なWMSとして、以下の3つをご紹介します。

  •       ロジクラ
  •       ロジザード
  •       はぴロジ

ロジクラ

「ロジクラ」は、約2万社の導入実績を持つWMSです。 

委託先の倉庫がロジクラを利用している場合、ネクストエンジンとは専用アプリを使用し、アカウントを登録することで連携が可能です。

ロジクラの累計アカウント数は36,000社を突破し、広く利用されています。お手持ちのスマートフォンをバーコードリーダー代わりに利用でき、自社物流でも取り入れやすい点が特長です。

2週間の無料トライアル期間が設けられているため、まずは試用してみるのがおすすめです。無料トライアル後の料金プランは以下の通りになります。

プラン

月額費用(年契約)

従量課金(年契約)

Lite

12,800円

~300件:無料

 

301件~:25円/出荷1件

Premium

40,000円

~2000件:無料

2,001~5,000件10円/ 出荷1件

5,001件から、5円/出荷1件

Enterprise

応相談

応相談

 

出典:ロジクラ公式

ロジザード

ロジザードが提供する「ロジザードZERO」は、20年以上の提供実績があり、1,700以上の物流拠点で導入されているクラウド型のWMSです。

ロジザードZEROも、専用の連携アプリを利用して、ネクストエンジンとのAPI連携が可能になります。

ネクストエンジンを含むOMS(受注管理システム)だけでなく、基幹システムや倉庫を自動化するマテハンシステムとの連携も可能です。

費用体系は、「初期費用+月額費用」で構成されるシンプルなプランです。詳細な料金については、こちらから直接お問い合わせください。

出典:ロジザードZERO公式

はぴロジ

「はぴロジ」は、様々な物流関連システムやECプラットフォームのデータを統合し、企業の業務効率化を支援する物流DXソリューション「logiec」を提供しています。

ネクストエンジンをはじめ、これまで110以上のシステムとの連携実績があり、幅広い対応力が強みです。サポート体制では、ビジネスチャットツール「Chatwork」が利用されており、問い合わせのしやすさに好評の声が挙がっています。

ネクストエンジンとは、専用の連携アプリを利用することで、簡単にAPI連携を行うことができます。

利用料金は以下の通りです。

月額費用

出荷件数

1件あたりの料金

10,000円

1~100件

0円

101~3,000件

20円

3,001~10,000件

10円

10,001~50,000件

5円

50,001~

2円

 

出典:はぴロジ公式

ネクストエンジンと連携できる倉庫3選

これからネクストエンジンと倉庫を連携させ、業務の自動化・効率化を図ろうとしているEC事業者にとって、連携可能な倉庫を選定することは重要です。

そこで本項では、ネクストエンジンと連携可能な倉庫の例として、以下の3社をご紹介します。

  •       富士ロジテックホールディングス
  •       楽天スーパーロジスティクス
  •       鈴与

富士ロジテックホールディングス

富士ロジテックホールディングス

まず紹介するのは、創業100年を超える総合物流サービス企業である「富士ロジテックホールディングス」です。 

ネクストエンジンとAPI連携が可能なWMS「ロジクラ」の運用実績があります。ロジクラ以外にも、クラウド型WMSの利用に柔軟に対応しているため、相談してみるとよいでしょう。

また、富士ロジテックホールディングス独自のWMSを利用することも可能で、その場合はCSV連携となります。通常、CSV連携では「出荷指示データの送信」や「倉庫からの出荷実績データの受領・システムへの反映」といった作業を行うのはEC事業者側です。

しかし、富士ロジテックホールディングスでは、これらのデータ連携作業をスタッフが代行するサービスを提供しています

その結果、EC事業者側では作業工数が発生せず、API連携に近い、手間のかからない運用が可能です。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)

楽天スーパーロジスティクス(RSL)

楽天スーパーロジスティクス(RSL)は、大手ECモール「楽天市場」の出店者向けに提供されている物流アウトソーシングサービスです。

「楽天スーパーセール」などの大型セール時でも安定した出荷体制や、高品質なギフトラッピング、チラシ・販促物の同梱といった豊富なオプションが魅力です

ネクストエンジンとの倉庫連携に対応しており、出荷指示の送信や出荷実績の自動反映など、出荷関連業務の完全自動化を実現します。

複数の倉庫に在庫がある場合、状況に応じてRSLからの出荷を優先させたい場合や、逆にRSLからの出荷を一時的に制限したい場合には、ネクストエンジン上で手動による個別指示も可能です。

料金体系は、「在庫保管料+出荷作業料+資材料+配送料(全国一律料金)」で構成されており、月額の固定利用料は無料です。

出典:楽天スーパーロジスティクス(RSL)|楽天ロジスティクス事業

関連記事:【2024年12月最新】楽天の最強翌日配送とは?獲得条件と現状・対策法

鈴与

鈴与

鈴与株式会社は、物流に関する多様な事業を展開する総合物流企業です。

3PL事業にも注力しており、EC分野での年間出荷件数は350万件を超えます。

鈴与が提供する連携アプリを利用することで、ネクストエンジンと鈴与独自のWMSとの間で、自動API連携が可能です。連携アプリの利用にあたり、初期費用や月額利用料は発生しません

注意点として、ネクストエンジンと連携できるのは出荷指示のみで、入荷処理には対応していません。

出典:鈴与公式

<関連記事>「発送代行サービスとは?依頼できる業務とおすすめ代行業者23選を解説【2025年版】

「富士ロジテックホールディングス」はネクストエンジンと連携可能!自動化を実現できる

「富士ロジテックホールディングス」はネクストエンジンと連携可能!自動化を実現できる

受注から配送まで多くの工程を要するEC物流ですが、ネクストエンジンと倉庫システムを連携させることで、出荷作業や在庫管理といった業務の自動化・効率化を図ることが可能です。

その際に重要となるのが倉庫選びです。ネクストエンジンと連携可能なWMSや倉庫サービスを選ばなければ、期待する業務の自動化は実現できません。

当社「富士ロジテックホールディングス」はネクストエンジンとの連携が可能な倉庫です。API連携が可能なクラウドWMSが利用可能なほか、CSV連携が必要な場合は当社スタッフが連携作業を代行します。そのため、実質的に自動化された運用が実現できます

ネクストエンジンを最大限活用できる倉庫をお探しであれば、ぜひ一度「富士ロジテックホールディングス」へお気軽にお問い合わせください。

富士ロジテックホールディングスに問い合わせる

殿堂入り記事
発送代行完全ガイド

発送代行完全ガイド

発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

イノウエ

ライター

イノウエ

物流業界歴15年以上。港湾の職業訓練校卒業後、港湾荷役作業会社にてRORO船等への本船荷役に従事。フォークリフト、クレーン運転士、大型特殊など現場必須の資格を多数所持。Amazonのセラーとして出品経験あり。長年の経験と専門知識を活かし、現場目線でのリアルな記事執筆が得意。物流以外に自動車関連の執筆実績も多数。

あなたはこちらのコラムにもご興味がおありかもしれません おすすめコラム

Shopifyの在庫管理アプリおすすめ8選!標準機能との違い・活用術を解説
Shopifyの在庫管理アプリおすすめ8選!標準機能との違い・活用術を解説
Shopifyストアの成長には、在庫管理の最適化が欠かせません。出荷数や販売チャネルが増えるほど、手作業での在庫管理が煩雑になりやすく、売り越しや欠品のリスクも高まりやすくなります。 Shopifyの標準機能だけでも基本的な在庫管理が...
続きを読んでみる
ShopifyにWMSの連携は必要?メリットから選び方・おすすめシステムまで解説
ShopifyにWMSの連携は必要?メリットから選び方・おすすめシステムまで解説
ShopifyでECサイト運営していると、在庫管理や出荷作業に思った以上の時間や手間がかかる場合もあるでしょう。今後、売り上げが伸びるにつれて、在庫管理はさらに複雑化し、人的ミスや出荷遅延といった課題が発生しやすくなります。 このよう...
続きを読んでみる
【不足迫る】冷凍倉庫とは?基礎知識と物流会社3社を紹介
【不足迫る】冷凍倉庫とは?基礎知識と物流会社3社を紹介
冷凍倉庫は、冷凍製品を保管する際に活用されています。消費者ニーズの変化により、冷凍倉庫の需要は拡大する一方で、設備の老朽化やカーボンニュートラルの要請を受けて、課題を抱えています。 冷凍倉庫の利用を検討するにあたり、この課題感を知って...
続きを読んでみる
アッセンブリとは?作業例と委託できる物流業者5選
アッセンブリとは?作業例と委託できる物流業者5選
アッセンブリは、一般的に「複数のものをまとめる・組み立てる作業」を指します。 「アッセンブリ」という用語は、物流業界をはじめ幅広い業界で使われており、その定義や作業内容は分野ごとに異なります。 この記事では、各業界での「アッセンブリ」...
続きを読んでみる
食品ECの成功事例15選|売上アップの秘訣と成功へ導くポイントを解説
食品ECの成功事例15選|売上アップの秘訣と成功へ導くポイントを解説
食品EC市場は急成長を続ける中で、競争が激化しています。 「食品をオンラインで販売したいが何から始めたらいいか分からない」 「成功するための具体的な戦略を知りたい」 このような方に向けて、本記事では食品ECの成功事例15選を徹底解説し...
続きを読んでみる
食品ECとは?市場規模や課題、事業を成功させる5つ秘訣を解説
食品ECとは?市場規模や課題、事業を成功させる5つ秘訣を解説
食品ECは、市場規模が大きいにも関わらず、EC化が伸び悩んでいるジャンルです。一方で、お取り寄せグルメや健康食品、ネットスーパーの食品・飲料などの購入にネットショップを活用した経験がある人は多いのではないでしょうか。 当記事では、食品...
続きを読んでみる
テレコとは?物流における原因と5つの対策!
テレコとは?物流における原因と5つの対策!
「テレコ」という言葉、あなたは耳にしたことがありますか? 物流現場やビジネスシーン、関西の会話でも使われるこの言葉。 単に「あべこべ」「交互」といった意味で使われることが多い一方で、物流業界においては重大な出荷ミス=テレコ出荷を指す専...
続きを読んでみる
【2025年最新】佐川急便、値上げ後の配達料金は?荷物の特徴・サイズ別
【2025年最新】佐川急便、値上げ後の配達料金は?荷物の特徴・サイズ別
佐川急便は、2023年と2024年の2年連続で配達料金の値上げを実施しました。「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃値上げを行いました。 労働コストの上昇や労働環境の改善、品質の維持・向上...
続きを読んでみる

タグ一覧

カテゴリー