EC事業者必見!ポストイン配達で再配達・対面不要!配送サービスを比較

Written by  田中 なお

ポストイン配達とは、自宅のポストで受け取り可能な、小さな荷物を対象とする配送サービスです。EC事業者や一般消費者の間で利用が拡大しています。

特に事業者にとって、配送料金がお手頃で、社会問題にも貢献できるポストイン配達の活用は検討に値するでしょう。当記事ではポストイン配達が採用される背景と、各社配送サービスを比較解説します。

ポストイン配達とは

ポストイン配達とは、自宅のポストに投函できるサイズの荷物を「再配達」「対面」なしで受け取りできる配送サービスです。ポストイン配達の代表格ともいえるヤマト運輸の「ネコポス」は右肩上がりに利用者実績を伸ばし、直近の対前年比も108% の数字を挙げています。(2022年4月実績)

ここでは、ポストイン配達が拡大する背景、サービスの利用に向いている商材を解説します。

ポストイン配達が拡大する背景

ポストイン配達が拡大してきた背景には「非対面受け取りの需要増加」と「二酸化炭素(CO2)削減に向けての企業努力」が挙げられます。

新型コロナウイルス感染症の影響や共働き世帯の増加に伴い、対面接触なしで荷物の受け取りができるニーズが高まりました。荷物の受け取り手としては、配達を自宅で待つ必要がないこともメリットといえます。

また環境負荷低減に取り組む企業では、ポストイン配達前提のもとに、商品企画を進める例も増えています。配達で排出される二酸化炭素を最小限に抑えようと考える「環境へやさしい企業」の取り組みです。

特に物販のサブスクリプションサービスでは、「手軽な量を毎月届ける」サービス特性から、ポストイン配達が有効活用され始めています。

ポストインでの発送に適した荷物

ポストイン配達は、サイズと重さに上限があるため、小さくかつ軽い荷物に適しています。例えば、以下のような商品が挙げられます。

・CD

・書籍

・サプリメント

・化粧品

・薄手の衣類

・文房具・雑貨

・サンプル品

・カタログ

送れないものもあります。例えば「ネコポス」では以下のものが発送できません。

現金、クレジットカード、発行が困難なパスポートなどの書類、再生不可能な原稿、毒物、発火性・引火性のあるもの、一梱包の価格が3,000円(税込)を超える荷物、信書、冷凍・冷蔵品など。

発送が禁止されていない荷物か、投函可能なサイズかどうかの確認が必要です。サイズは配送サービスによって異なるため、さらに詳細を確認していきましょう。

ポストイン配達の配送サービス|サイズ・料金・補償を比較

では次に、ポストイン配達における主要なサービスの諸条件を確認していきましょう。なお2022年5月現在の内容となります。

1.ヤマト運輸「ネコポス」

ヤマト運輸の「ネコポス」は、一部地域を除き翌日配達可能なポストイン配達サービスです。法人、個人事業主、ヤマト運輸と取引のあるフリマ・オークションサイトを利用する個人が利用できます。

取引量などの諸条件に応じた配達料金が設定されます。全国一律料金、1個あたりの上限金額は385円(税込)です。一例として、フリマサイト「メルカリ」では全国一律175円と設定されています。

サイズは、縦が23cm以上31.2cm以内、横が11.5cm以上22.8cm以内と、下限も規定されています。厚さは2.5cm以内。(※一部個人利用は厚さ3cmまで)重さ1kg以内が条件となっています。荷物の追跡調査も可能です。

紛失・破損に対して上限額3,000円(税込)の補償がつきます。

2.日本郵便「ゆうパケット」

日本郵便の「ゆうパケット」は荷物の厚さに応じた全国一律料金が特徴のポストイン配達サービスです。(※一部遠方を除く)法人・個人を問わず、スマホアプリなどから専用宛名ラベルを作成するだけで利用できます。

普通郵便と異なり、土日祝日も配達可能です。お届け日数目安に合わせておおよそ翌日〜翌々日配達とされています。

サイズは3辺の合計が60cm以内。縦34cm以内。厚さ3cm以内。重さ1kg以内です。料金は厚さ1cmごとの加算方式で、厚さ1cmが150円、2cmが310円、3cmが360円と規定されています。

追跡サービス利用可能。補償はつきません。

3.日本郵便「レターパックライト」

日本郵便の「レターパックライト」は専用封筒を購入し、全国一律370円で発送できるポストイン配達サービスです。こちらも法人・個人を問わず利用できます。専用封筒は全国の郵便局、ネットショップ、コンビニから購入可能です。

サイズは縦34cm以内、横24,8cm以内。厚さは3cm以内。重さは4kg以内と、他のサービスよりも重量に対応が可能です。

追跡可能で、補償はつきません。類似するサービス「レターパックプラス」は、受領印を求める対面受け取りになるので、注意しましょう。

EC・サブスクリプション市場でのポストイン配達の導入事例

インターネットショップの中でも特にサブスクリプションの市場で続々とポストイン配達が導入されています。3つの例を紹介しましょう。

花のサブスクリプションサービス「bloomee (ブルーミー)」

花のサブスクリプションサービス「bloomee (ブルーミー)」は、花屋に行って花を購入する習慣のない人がメインターゲット層です。そのため、購入と受取りの手軽さにこだわり、ポストイン配達を選択したといいます。

小さな箱に入れて花を配送する特性上、花が枯れないよう配送テストを何度も繰り返し、ポストインの手法が導入されました。強度が強くかつ通気性の良い資材で配達しています。

ワインのサブスクリプションサービス「旅するワインポスト」

「旅するワインポスト」は毎月3種類、世界のワインがポストに届くサブスクリプションサービスです。ワインの購入といえば通常ボトルになってしまうところ、100mlずつパウチに詰められて配達されるため、気軽に試し飲みや飲み比べができます。

「ワインボトルは飲みきれないけど、一杯ずつをたくさん飲みたい」という顧客の要望に応えるため、ポストイン配達が選ばれました。

新潟産こしひかりのサブスクリプションサービス「ファーマーズセレクト」

新潟産こしひかりのサブスクリプションサービス「ファーマーズセレクト」は、「農家が違えば味も違う」おうち時間にごはんの楽しみを提供するサービスです。

週替わりで2種類の農家の米を食べ比べできます。一人暮らしに嬉しい3合分がちょうどポストインのサイズにマッチし、受け取りも簡単に楽しめます。

オリジナルのポストイン梱包資材で購買体験を提供

ポストイン配達をするためには梱包資材の準備をしなければなりません。ポストに投函できるサイズの定形型でなければならず、商品保護の観点からも段ボール製の資材が使われることがほとんどです。商品によってはエアクッション(プチプチ)で、破損を防ぐ必要もあるでしょう。各配送会社で資材が販売されています。

富士ロジテックでは、EC事業者向けにオリジナル資材の提案が可能です。商品の特性にあった資材で品質の維持を確保したうえで、こだわりのデザインでブランドの世界観を表現できます。他社との差別化を考えるのであれば、ぜひご相談ください。

関連記事:梱包資材の種類と選び方

時代の流れに沿ったポストイン配達に活用しよう!

ポストイン配達は今に始まったサービスではありません。しかし環境や利便さの側面から再配達を減らそうとする動向や、非対面の受け取りが推奨される中で、改めて注目されています。

そもそも配送料の安いポストイン配達です。サイズの合う商品であれば、利用しない手はありません。一見、適さないと感じる大きさの商品でも、サブスクリプションサービスの活用例もあります。

あわせて梱包資材にもこだわれば、より良い購買体験の提供にもつながるでしょう。あなたの商品も、ポストイン配達を検討してみてはいかがでしょうか。


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