森恵
森恵

貿易事務と物流代行営業の経験を活かし、専門知識に基づいた記事作成を行っています。お客様に寄り添い、分かりやすく役立つ情報を提供します。

【冷凍・冷蔵に強い】食品通販の発送代行業者10選!物流課題から見る選び方

冷凍・冷蔵物流 食品物流
【冷凍・冷蔵に強い】食品通販の発送代行業者10選!物流課題から見る選び方

食品通販物流では特に冷蔵・冷凍品の扱いが難しく、適切な温度管理や賞味期限の徹底、物流コストの増加などさまざまな対策が必要です。

スムーズな物流体制を構築するには、冷蔵・冷凍に対応した発送代行業者の活用がおすすめです。 

本記事では、食品通販物流が抱える課題や発送代行業者の選び方のポイント、冷蔵・冷凍に強い発送代行業者を10選ご紹介します。食品通販の物流に課題を抱えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

食品通販3種類と物流面の特徴

食品通販3種類と物流面の特徴

食品通販には主に以下の3つの種類があり、それぞれの形態によって物流体制が異なります。それぞれの特徴を詳しく解説します。

  •       一般的な食品通販
  •       サブスク・定期購入型食品通販
  •       ネットスーパー型食品通販

一般的な食品通販

一般的な食品通販とは、食品を取り扱う公式ECサイトやカタログ通販、ECモールに出店している食品販売事業者を指します。ECモールとは、複数のブランドやショップが集まるオンラインショッピングサイトで、代表的なものに以下のようなサイトがあります。

  •       Amazon
  •       楽天市場
  •       Yahoo!ショッピング

なお、産地直送の特産品通販やお取り寄せスイーツなどもこのカテゴリーに分類されます。 

一般的な食品通販では多品種を扱うことが多く、売れ筋商品や季節商品に応じた需要の変動への柔軟な物流体制が必要です。また、お中元や誕生日、母の日などのギフト需要が高く、個別包装やラッピングなど細かな心配りが求められます。

サブスクリプション・定期購入型食品通販

サブスクリプション・定期購入型の食品通販は、一定期間に商品が自動で届く仕組みです。例えば、食材や調味料、レシピがセットになったミールキットサービスが挙げられます。

代表的なサービスは、以下のとおりです。

  •       Oisix(オイシックス)
  •       ヨシケイ
  •       GREEN SPOON

サブスクリプション・定期購入型の食品通販は、生鮮食品や飲料、健康食品などさまざまな種類があるのが特徴です。配送頻度は毎月1回届く定期便のほか、年数回や不定期、ユーザーが自由に設定できるケースもあります。 

また、お菓子やコーヒーなど購入者側がランダムに選ぶ詰め合わせや、購入者の趣向に合わせてパーソナライズされたセットが定期的に届くサブスクリプションサービスもあります。

物流面では、顧客ごとに配送頻度やセット内容が異なるため、ユーザーごとの個別対応が欠かせません。また、顧客の契約状況(新規契約・スキップ・解約など)によって毎月の出荷量が変動しやすく、需要予測に応じた適正在庫の維持が課題となります。オリジナル梱包、サンプル、チラシの封入などの流通加工が必要なケースもあるでしょう。

関連記事:「食品サブスクとは?メリットや課題、ジャンル別事例と参入のポイント

ネットスーパー型食品通販

ネットスーパー型食品通販とは、インターネットで注文を受けた生鮮食品や日用品などを短時間で配送するサービスです。実店舗から商品をピックアップして配送するのが一般的で、以下のようなサービスがあります。

  •       イオンネットスーパー
  •       ダイエーネットスーパー
  •       ライフネットスーパー

近年では「Amazon Fresh」など、実店舗を持たずに倉庫から直接配送するサービスも増えています。

生鮮野菜や冷凍食品などさまざまな商品を扱うネットスーパーでは、商品の種類に応じた温度管理が必要です。加えて、当日配送に対応するため、効率的なピッキングや迅速な配送体制が求められます。

<関連記事>「食品ECとは?市場規模や課題、事業を成功させる5つ秘訣を解説

食品通販物流における4つの課題

食品通販物流における4つの課題

食品通販物流では、他のジャンルにはない特有の課題があります。以下の4つの課題を詳しく解説します。

  •      冷蔵・冷凍・定温などの温度帯管理が複雑
  •      徹底した賞味期限管理が必要
  •      物流コストが負担になり利益を出しにくい傾向
  •      国内で深刻化する冷蔵・冷凍倉庫の不足問題

1.冷蔵・冷凍・定温などの温度帯管理が複雑

食品通販では、商品の特性に応じて温度帯の管理が必要です。

生食用鮮魚の場合は4℃以下、冷凍マグロは-45℃以下(※1)、生鮮果実や野菜は10℃前後(※2)など、食品の種類によって保管条件が異なります。さらに、倉庫だけでなく、配送用のコンテナや車両にも厳密な温度管理が求められます。 

一定の温度管理が行われていないと、品質の劣化や安全性の低下を招くリスクがあり、特に冷蔵・冷凍・定温など複数の温度帯を扱う場合は、管理が複雑化しやすい点が課題です。 

(※1)参照:公益財団法人通合理化促進機構|HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書

(※2)参照:厚生労働省|大量調理施設衛生管理マニュアル

2.徹底した賞味期限管理が必要

食品通販物流では、賞味期限管理が適切でない場合、古い在庫が廃棄処分になるリスクがあります。 

また賞味期限が迫った商品を発送すれば、購入者からのクレームにつながる可能性があり、万が一、賞味期限切れの商品を誤って発送すると健康被害を招く恐れもあります。

このようなトラブルはブランド価値の低下だけでなく、事業の存続に関わる重大な問題に発展しかねません。そのため、賞味期限を正確に把握・管理できる倉庫管理システムの活用が不可欠です。

3.物流コストが負担になり利益を出しにくい傾向

食品通販物流は他のジャンルに比べて商品の保管や配送、在庫管理にかかる物流コストが高くなりやすい傾向にあります。

なぜなら、食品の種類に応じた冷蔵・冷凍設備の管理や、専用の配送車両を確保するため、コストがかさみやすくなるからです。

さらに、細かな温度管理や品質チェックを徹底するには、専門スタッフの確保や教育コストも発生し、人件費が膨らむ要因となります。

必要な設備やリソースをすべて自社で抱えると物流全体のコストがかさみ、利益率の低下につながることが大きな課題です。

4.国内で深刻化する冷蔵・冷凍倉庫の不足問題

近年の冷凍食品ブームにより、国内では冷蔵・冷凍倉庫の不足による物流網のひっ迫が課題です。コロナ禍の影響で自宅で食事をする機会が増え、共働き、単身世帯の増加による冷凍食品の需要拡大が背景にあります。

そのため、冷蔵・冷凍食品の保管場所を確保できず、複数の倉庫に分散して保管せざるを得ないメーカーもあり、早めの対策が必要です。

<関連記事>「【不足迫る】冷凍倉庫とは?基礎知識と物流会社3社を紹介

食品通販物流を成功させる発送代行業者選びの4つのポイント

食品通販物流を成功させる発送代行業者選びの4つのポイント

自社で食品通販物流をおこなうには、温度管理ができる倉庫やトラックの確保に加え、初期費用、人件費など多くの費用がともないます。
安定した物流体制を整えるには、プロの発送代行業者に任せるのが得策です。

発送代行業者を選ぶ際の4つのポイントを解説します。

  • 商品の種類に合った温度帯に対応しているか
  • システムによる賞味期限管理に対応しているか
  • ギフトラッピングなどの流通加工に対応しているか
  • 自社システムとの連携は可能か

商品の種類に合った温度帯に対応しているか

食品通販の発送代行業者を選ぶ際は、商品の種類に応じた温度帯に対応しているかが重要なポイントです。物流倉庫は、取り扱う温度帯によって主に以下の4種類に分けられます。

温度管理倉庫の種類

特徴

適した商品

常温倉庫

・湿度・温度の特別な空調管理をおこなわない倉庫

・10℃〜20℃が目安

缶詰・缶ジュース・非常食・保存食など

定温倉庫

・倉庫内の温度と湿度を一定に保つ倉庫

・温度は10℃~20℃、湿度は40~50%が目安

ワイン・チョコレート・日本酒・生鮮野菜など

冷蔵倉庫

・倉庫内の温度が10℃以下で保たれている倉庫

 

乳製品・精肉・漬物・生鮮食品など

 

冷凍倉庫

・-18℃以下の温度で商品を保管する倉庫

魚介・畜肉・冷凍食品・アイスクリーム・パン生地など

 

食品通販物流では生産から加工、消費者のもとへ届くまで、冷蔵・冷凍状態を維持する必要があり、この仕組みは「コールドチェーン」と呼ばれています。自社で扱う商品がどの倉庫に分類されるのかを把握し、必要な設備を備えた発送代行業者を選ぶことが大切です。

自社商品に対応した実績があるか。冷蔵・冷凍・常温など複数の温度帯商品を扱う場合は、両方に対応できるか確認しておきましょう。

<関連記事>「冷蔵倉庫を利用する3つ方法と大手おすすめ5選

システムによる賞味期限管理に対応しているか

システムによる賞味期限の管理に対応しているかも、食品通販物流においては重要なポイントです。アナログ管理では、在庫が増えるにつれて、人的ミスや誤出荷が発生しやすくなります。

倉庫管理システム(WMS)を導入している発送代行業者であれば、商品の賞味期限をシステム上で正確に把握できます。商品を登録すると、賞味期限の近い商品から引き当てられる先入れ先出し管理」が可能です。

古いものから順番に出庫する体制が整えば商品の劣化を防ぎ、廃棄リスクの軽減にもつながります。万が一、商品に不具合があった場合に備えて、ロット管理もできるので、トレーサビリティの観点でも安心です。

ギフトラッピングなどの流通加工に対応しているか

ギフトラッピングやメッセージカードの封入、チラシの同梱などさまざまな流通加工に対応できるかもポイントの一つです。

食品通販ではお歳暮やお中元、バレンタインなど季節の贈り物として購入されるケースも多く、丁寧な流通加工が顧客満足度の向上につながります。

また、食品のサブスクリプションサービスでは、顧客体験が重視される傾向です。購買履歴に合わせた商品セットや、顧客の好みに応じたサンプル品の同梱施策により購入意欲が高まり、リピート購入の継続が期待できます。

流通加工は発送代行業者によって対応範囲が異なるため、事前にサービス内容を確認しましょう。

自社システムとの連携は可能か

自社で受注管理システム(OMS)を使用している場合は、発送代行業者と連携できるかも確認が必要です。

発送代行業者のWMSと自社のOMSを連携することで、受注から出荷までの指示を自動化できます。倉庫側では、正確かつ迅速に作業に取りかかれる点もメリットです。

その結果、業務効率の向上や人的コストの削減につながります。API連携やCSV連携など、連携方法もあわせて確認しておきましょう。


関連記事:「
食品ECの成功事例15選|売上アップの秘訣と成功へ導くポイントを解説

食品通販物流に強い発送代行会社10選と導入事例

食品通販物流に強い発送代行会社10選と導入事例

食品通販物流に強い発送代行業者10選と、各社の導入事例をご紹介します。

  1. 富士ロジテックホールディングス
  2. 美翔(みしょう)物流 
  3. SBSフレック
  4. センコー
  5. アイスコ
  6. 物研
  7. 関通
  8. スクロール360
  9. オージーフーズ
  10. 低温

富士ロジテックホールディングス

富士ロジテックホールディングス

引用:富士ロジステックホールディングス

富士ロジテックホールディングスでは、常温・定温・チルド・冷凍の4温度帯に対応した倉庫を提供しています。食品の劣化や衛生リスクを防ぐため、検査・分析用の高温度帯の保管設備も備えているのが特徴です。 

多品種・小ロット管理に対応する独自のWMSとクラウド系WMS・OMS一体型システムの両方を柔軟に活用しており、先入れ先出しや出荷製品のトレース機能を完備しています。

ギフトラッピングやオリジナル梱包など細かな流通加工にも対応し、通常の食品ECからサブスクリプションまでさまざまな食品通販物流をサポートします。

会社名

株式会社富士ロジテックホールディングス

本社所在地

東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル8F

倉庫拠点

北関東地区~九州地区

対応可能な温度帯

常温・定温・冷蔵・冷凍の4温度帯の保管に対応

公式ページ

https://www.fujilogi.co.jp/

 

事例)大手食品メーカーA社

1生産工場につき、4物流拠点の分散拠点により、非効率な輸配送とコスト増加が課題でした。1生産工場につき2拠点体制へと整備したことで、配送効率が向上しています。

また、物流拠点間の横持ち転送が減少し、配送コストや入出荷作業のコスト削減にも成功しています。

富士ロジテックホールディングスの冷蔵・冷凍発送代行サービスをチェックする

美翔(みしょう)物流

美翔(みしょう)物流

引用:美翔物流

株式会社美翔物流では、茨城県の物流センターに常温・チルド・冷凍の3温度帯の食品保管倉庫を完備しています。先入れ先出し管理を基本にした物流体制で、温度・賞味期限管理も徹底しています。

複数企業の荷物を1台のトラックにまとめて配送する共同配送に対応しており、小ロットの配送も可能です。さらに、バーコード管理により、商品の入出荷のタイミングや在庫数をリアルタイムで把握できるため、在庫状況が一目で分かり安心です。

会社名

株式会社美翔物流

本社所在地

大阪府摂津市鳥飼新町2-26-4

倉庫拠点

東京都・千葉県・茨城県ほか

対応可能な温度帯

常温庫・チルド庫(0~5℃)・冷凍庫(-25℃以下)の3温度帯に対応

※茨城物流センター

公式ページ

https://www.misholine.co.jp/

 

事例)給食配送

美翔物流では大阪府下全域、兵庫県の一部の小中学校および学校給食センターへの配送事例があります。A市では「一業者・一温度帯・一車両」の運用ルールがあり、車両は物量に応じて2〜3台を手配し、6時~8時の間に各校の指定搬入口へ搬入する配送体制を整えています。

SBSフレック

SBSフレック

引用:SBSフレック

SBSフレックは、大手物流会社SBSグループの食品物流に特化した発送代行業者です。定温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応しています。雪印グループの物流子会社として、乳製品など管理が難しいチルド物流のノウハウや実績が豊富です。

全国をカバーする輸配送ネットワークを活用し、D2C向けの多頻度小口物流だけでなくメーカーや卸向けの大量物流にも対応しています。

会社名

SBSフレック株式会社

本社所在地

東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー25階

倉庫拠点

北海道から沖縄まで

対応可能な温度帯

冷凍(フローズン)・冷蔵(チルド)・常温(ドライ)の3温度帯に対応

公式ページ

https://www.sbs-flec.co.jp/sbsflec/

 

事例)食品メーカーC社

食品向けのWMSを活用し、入荷〜出荷までの工程を一元管理することで、在庫の見える化や賞味期限・ロット管理の精度を大幅に向上しました。必要な機能だけを選んでカスタマイズできるため、過剰な開発を避けつつ、自社に最適な運用環境を構築しています。

その結果、システム開発費や運用コストを抑えながら、効率的な物流管理を実現しています。

センコー

センコー

引用:センコー

 

センコー株式会社は、海外の原料調達から国内のエンドユーザーへの配送まで、食品物流をトータルサポートする発送代行業者です。通信販売のほか、食品メーカー・食品卸・食品スーパー・外食産業など、幅広い業態の物流を手がけています。

システムによる入出荷時の賞味期限チェックで、徹底した鮮度管理をおこなっています。さらに、エアシャワーの設置や専用ユニフォームの着用、作業前従業員健康チェックなど、高水準の衛生管理体制を整えている点も特徴です。

会社名

センコー株式会社 (SENKO Co., Ltd.)

本社所在地

大阪市北区大淀中 1-1-30-1500 梅田スカイビル・タワーウエスト15階

倉庫拠点

北海道~沖縄・海外拠点あり

対応可能な温度帯

冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応

公式ページ

https://www.senko.co.jp/jp/

 

事例)食品事業者B社

B社では複数拠点での在庫管理や出荷作業が煩雑化し、物流費の高騰やBCP対策など慢性的な課題を抱えていました。そこで大型拠点への統合と最適立地の提案を提案。1拠点運営による配送効率の向上と輸送費削減を実現しています。

アイスコ

アイスコ

引用:アイスコ

アイスコ株式会社は、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応する発送代行業者です。都心の大手町から約60分の好立地に位置する倉庫では、アイス・ヨーグルト・冷凍野菜・冷凍菓子・肉類・魚介類などさまざまな食品の取り扱い実績があります。

冷蔵・冷凍あわせて6,000パレットの保管スペースには、加工や出荷専用の広い冷蔵作業場を持つため、幅広い通販商材に対応できます。ドライアイスの設計や資材の提案により、最適な状態で商品を届けることが可能です。

会社名

アイスコ株式会社

本社所在地

千葉県八千代市上高野1737-8

倉庫拠点

千葉県八千代市

対応可能な温度帯

冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応

公式ページ

https://iceco.jp/

 

事例)食品販売業F社

冷凍・冷蔵の2温度帯の商品を同一拠点で保管できたことで、在庫を複数倉庫へ分散する必要がなくなり、一元管理が実現しています。

物研

物研

引用:物研

物研は大阪府内を中心に拠点を構え、定温・常温・冷蔵・冷凍の4温度帯に対応する発送代行業者です。冷蔵保管下でのギフトセットやアソート組、ラッピングなど幅広い流通加工に強みがあります。

クラウド型のWMSを導入しており、入出庫状況の共有が可能です。バーコード管理とダブルチェックによる在庫確認を徹底し、一目で在庫状況が把握できる物流体制を整えています。リピート通販や定期通販にも対応。

会社名

株式会社 物研

本社所在地

大阪府堺市中区田園685-1

倉庫拠点

大阪府内を中心に展開

対応可能な温度帯

定温・常温・冷蔵・冷凍の4温度帯に対応

公式ページ

https://www.bukken-logi.co.jp/

 

事例)食品製造販売業K社

魚肉練り製品の製造販売をおこなうK社では、売上の増加により自社での物流対応が難しくなったため、アウトソーシングを検討しました。高速道路から1時間圏内に倉庫があり、リードタイムの短縮や物量の波動にも柔軟に対応できる点が評価されています。

関通

関通

引用:関通

関通は関西と関東に物流拠点を持ち、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応できる発送代行業者です。

急なオーダーや問い合わせにも柔軟に対応。EC食品や通販で必要な熨斗(のし)やギフトラッピングなど、流通加工に対応できる点も特徴です。

会社名

株式会社関通

本社所在地

兵庫県尼崎市西向島町111-4

倉庫拠点

兵庫県・大阪府・埼玉県・奈良県

対応可能な温度帯

常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応

公式ページ

https://www.kantsu.com/

 

スクロール360

スクロール360

引用:スクロール360

スクロール360は、-20℃から18℃までの冷凍・冷蔵物流に対応できる発送代行業者です。海産加工物をはじめ、スイーツ、お節料理、レトルト食品、冷凍宅配弁当など多数の実績があります。

スクロール360の倉庫管理システムは、商品ごとに入庫日起点・賞味期限起点での出荷期限の管理が可能です。倉庫見学会も実施されています。

会社名

株式会社スクロール360(Scroll360 Corporation)

本社所在地

静岡県浜松市中央区佐藤2丁目24番1号

倉庫拠点

茨城県・埼玉県・大阪府・静岡県

対応可能な温度帯

冷凍・冷蔵・定温・常温の4温度帯に対応

公式ページ

https://www.scroll360.jp/

 

オージーフーズ

オージーフーズ

引用:株式会社オージーフーズ

オージーフーズは、定温・冷蔵・冷凍・常温の4温度帯に対応する発送代行業者です。食品通販事業で34年以上の実績を持ち、入庫から保管、出荷まで年間約120万件以上の商材を扱っています。

倉庫では異物混入防止のため私物持込を禁止し、必要備品はすべて一元管理するなど、庫内管理を徹底しています。埼玉県三郷市にある物流センターは高速道路に近い立地で、首都圏への迅速な配送が可能です。

会社名

株式会社オージーフーズ

本社所在地

東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-7 野村不動産南新宿ビル2階

倉庫拠点

埼玉県

対応可能な温度帯

冷凍・冷蔵・常温・定温の4温度帯に対応

公式ページ

https://www.aussie-fan.co.jp/food-logistics/

 

事例)食品メーカーS社様

会員制マーケットで冷凍商品や贈答品を多数取り扱う食品メーカーのS社では、約30品目から個別注文されるため、ピッキングの難易度が高い点が課題でした。物流をオージーフーズに依頼したことで正確な温度管理のもと、贈答品対応など効率的な出荷体制の構築につながりました。

低温

低温

引用:低温

株式会社低温は、近畿地方を中心に冷蔵・冷凍物流や流通加工、EC物流の立ち上げ支援など幅広いサービスを提供する発送代行業者です。外食・介護施設向けの「低温物流パック」や「共同配送便」にも対応可能です。

2,000坪の敷地面積に冷凍庫500坪、冷蔵庫300坪を設置し、冷気流出を防ぐドッグシェルターを15基完備しています。さらに、車両には動態管理システムを搭載し、位置情報や温度帯、配送履歴、急ブレーキなどを把握できるため、徹底的な品質管理を実現しています。

会社名

株式会社低温

本社所在地

奈良県大和郡山市横田町703-1

倉庫拠点

奈良県

対応可能な温度帯

常温・冷蔵・冷凍の3温度管理に対応

公式ページ

https://www.narateion.co.jp/company/

 

事例)スイーツショップN社

スイーツショップN社では母の日やバレンタインなどの繁忙期に備え、材料を事前に作り置きしたいと考えていました。しかし、店内のスペース不足と運搬作業の負担が課題でした。

低温に物流を委託することで作り置きが可能になり、季節イベントの準備を効率的に進められる体制が整いました。

食品通販物流は専門の発送代行に委託しコストを抑えるのが得策

食品通販物流は専門の発送代行に委託しコストを抑えるのが得策

食品通販物流を円滑に運営するには、倉庫内の温度管理や賞味期限の徹底したチェックが欠かせません。さらに、鮮度を維持するための専用配送車両の確保やスピーディーな配送体制の構築などさまざまな対策が求められます。

効率よく食品通販を運営するなら、物流業務をアウトソーシングするのが得策です。発送代行業者に委託することで徹底した温度管理が実現し、流通加工による顧客満足度の向上も期待できます。

また、自社で倉庫を持つ場合に発生する設備投資や維持管理の負担も軽減できるでしょう。

富士ロジテックホールディングスでは乳製品やチョコレートなどの食品から、温度管理が難しいお米や茶葉、紅茶など幅広い取り扱い実績があります。ギフト包装やセット組、商品に合わせた梱包・封入作業など丁寧な流通加工にも対応可能です。

食品物流を効率化したい方やブランド独自の価値を高めたい方は、豊富な実績を持つ弊社にぜひご相談ください。 

食品通販物流について気軽に相談する

問い合わせ

殿堂入り記事
発送代行完全ガイド

発送代行完全ガイド

発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

森恵

ライター

森恵

貿易事務と物流代行営業の経験を活かし、専門知識に基づいた記事作成を行っています。お客様に寄り添い、分かりやすく役立つ情報を提供します。

あなたはこちらのコラムにもご興味がおありかもしれません おすすめコラム

BASE発送代行はどこがおすすめ?倉庫連携・料金・海外発送まで比較解説
BASE発送代行はどこがおすすめ?倉庫連携・料金・海外発送まで比較解説
BASEでショップを運営すると、販売数の増加に伴い「在庫保管の場所が足りない」「梱包や発送に時間を取られる」といった課題が生まれます。 そこで多くのショップオーナーが活用するのが「発送代行」です。 この記事では、BASEショップで利用...
続きを読んでみる
Shopifyの在庫管理アプリおすすめ8選!標準機能との違い・活用術を解説
Shopifyの在庫管理アプリおすすめ8選!標準機能との違い・活用術を解説
Shopifyストアの成長には、在庫管理の最適化が欠かせません。出荷数や販売チャネルが増えるほど、手作業での在庫管理が煩雑になりやすく、売り越しや欠品のリスクも高まりやすくなります。 Shopifyの標準機能だけでも基本的な在庫管理が...
続きを読んでみる
ShopifyにWMSの連携は必要?メリットから選び方・おすすめシステムまで解説
ShopifyにWMSの連携は必要?メリットから選び方・おすすめシステムまで解説
ShopifyでECサイト運営していると、在庫管理や出荷作業に思った以上の時間や手間がかかる場合もあるでしょう。今後、売り上げが伸びるにつれて、在庫管理はさらに複雑化し、人的ミスや出荷遅延といった課題が発生しやすくなります。 このよう...
続きを読んでみる
【不足迫る】冷凍倉庫とは?基礎知識と物流会社3社を紹介
【不足迫る】冷凍倉庫とは?基礎知識と物流会社3社を紹介
冷凍倉庫は、冷凍製品を保管する際に活用されています。消費者ニーズの変化により、冷凍倉庫の需要は拡大する一方で、設備の老朽化やカーボンニュートラルの要請を受けて、課題を抱えています。 冷凍倉庫の利用を検討するにあたり、この課題感を知って...
続きを読んでみる
アッセンブリとは?作業例と委託できる物流業者5選
アッセンブリとは?作業例と委託できる物流業者5選
アッセンブリは、一般的に「複数のものをまとめる・組み立てる作業」を指します。 「アッセンブリ」という用語は、物流業界をはじめ幅広い業界で使われており、その定義や作業内容は分野ごとに異なります。 この記事では、各業界での「アッセンブリ」...
続きを読んでみる
食品ECの成功事例15選|売上アップの秘訣と成功へ導くポイントを解説
食品ECの成功事例15選|売上アップの秘訣と成功へ導くポイントを解説
食品EC市場は急成長を続ける中で、競争が激化しています。 「食品をオンラインで販売したいが何から始めたらいいか分からない」 「成功するための具体的な戦略を知りたい」 このような方に向けて、本記事では食品ECの成功事例15選を徹底解説し...
続きを読んでみる
食品ECとは?市場規模や課題、事業を成功させる5つ秘訣を解説
食品ECとは?市場規模や課題、事業を成功させる5つ秘訣を解説
食品ECは、市場規模が大きいにも関わらず、EC化が伸び悩んでいるジャンルです。一方で、お取り寄せグルメや健康食品、ネットスーパーの食品・飲料などの購入にネットショップを活用した経験がある人は多いのではないでしょうか。 当記事では、食品...
続きを読んでみる
テレコとは?物流における原因と5つの対策!
テレコとは?物流における原因と5つの対策!
「テレコ」という言葉、あなたは耳にしたことがありますか? 物流現場やビジネスシーン、関西の会話でも使われるこの言葉。 単に「あべこべ」「交互」といった意味で使われることが多い一方で、物流業界においては重大な出荷ミス=テレコ出荷を指す専...
続きを読んでみる

タグ一覧

カテゴリー