D2C ブランドにとってのビューティ&スキンケアコスメティックス(化粧品)の企画方法 シリーズ1:製造費用(コスト)編 最小ロットは、費用はどれくらい必要


Written by 株式会社富士ロジテック 西間木 智

D2Cブランドとしてビューティ&スキンケアコスメティックスカテゴリーの商品を企画・製造する場合についてシリーズで解説して行きます。先ずはじめに、一番気になるとの意見がある企画プロセスと製造費用(コスト)について
お話していきます、製造するビューティ&スキンケアコスメティックスカテゴリーの種類、採用する容器・化粧箱、生産ロット量によって変わってきますが、目安として参考値として認知ください。

D2Cブランドとしての、製品のコンセプトはしっかりとしてイメージとして書き出すことが、最初の1歩でとても大切です。これが無いと依頼・相談が出来ないばかりか、成分・処方について迷走していつまで経っても製品化が実現しないままに試作コストだけが積みあがっていきます。

日本では従来の化粧品のOEM会社へ、商品化の相談・見積もりを依頼すると開発費や人件費、OEMメーカーの営業にかかるディレクション費、各種必要書類作成費などさまざまな費用をひとまとめにした費用が見積もりとして提示されます。
何にどれだけの費用がかかるのかが理解出来ないとともに、妥当性が判断出来ないと思います。そこでこの記事では、製造費用(コスト)にはどのようなものがあり、どれくらいの費用がかかるのかについてを解説します。

また、コスメ開発のプロのパートナーに相談してみることも近道です。
https://bentenmarket.com/




製品の製造に関する費用を9項目に分類してみました。


(1)成分・処方開発費用

一般的に、新規処方を開発する場合は費用が発生します。既存処方を使用する場合は、開発費用はかからないため費用を抑えることが可能です。


(2)試作品サンプル費用

基本的な試作品サンプル費用は処方開発費に含まれます。、一方で、試作する数量や量が多い場合別途費用が発生します。試作回数は5回程度の場合がほとんどです。


(3)パッチテスト等の試験費用

第三者機関による試験(アレルギーテスト・パッチテスト・ノンコメドジェニックテスト等)を取り入れたりする場合は別途費用が発生します。が、これは必ず実施してください。省略して良いことは何1つありません。また、動物を使っての試験も実施しないように試験方法についても確認してください。


(4)モニターテスト費用

モニターテストは、とても重要です。今までは、対象となる属性(世代・肌質・職業等)に協力してもらいやすいため、開発中の商品を実際に使用する可能性が高いユーザーを集めてモニターテストを実施することになります。サービス提供する企業や、OEM企業の紹介先で実施していましたが。D2Cブランドとしては、SNSを活用してインフルエンサーなどを巻き込んで実施する方法も検討してください。後々のマーケティングに役立ちます。。。モニターテストのポイントについては、別途コラムで解説します。


(5)成分原材料費用

使用する成分と配合する分量によって変動する費用です。高価な成分や加工に手間がかかる成分を使用すると費用は当然高額になります。また特許成分を使用する場合は高額なうえに、使用用途などが制限されている場合もあるため留意が必要です。

コストありきで設計すると、特徴のない商品になってしまいがちでもありますので、先ほどのコンセプトが如何に重要かが問われるフェーズでのあります。

持ち込み原料の場合の追加費用
化粧品の原料として適合できるか検査する際に発生する費用です。使える状態にするための加工費などが必要となります。


(6)製品製造費用

成分を配合処方やそれに伴う製造プロセスに従って混合していく、製品バルクにする作業にかかる費用です。特殊な製造法や工程が多い場合は、その分高額になります。

その他光熱費などの付帯費用
製造時のに使用する電気・ガス・水道の費用なども含まれます。

設備使用料などの埋没原価や管理コスト
製造設備を維持するための費用で、メンテナンスや修繕費用などが該当します。品質保持と、安全・安心のために、また充填後に液と触れ合う部分などは、次に充填する液と混じらないようになどしなければいけません。そのため、細やかな洗浄作業などをされていますので、請求されなくても発生している費用などが含まれます。


(7)容器充填費用

指定した容器に製造した内容物を充填する作業にかかる費用です。規格外のサイズ・形状などオートメーション機械に対応していない場合、手作業での充填になる場合はその分費用がかかります。

(8)容器包装費用

容器包装費用容器への各種シールなどの包装や、容器を化粧箱に入れる工程の費用です。バージンシール貼り、シュリンク加工、化粧箱の組み立てと商品箱へのキット、追加の作業としてアイキャッチシール貼り、ラベル貼り、化粧箱へのキッティング梱包、外箱ダンボールへの梱包などがあります。また、複雑な包装形態をとると費用は、当然工数分高くなってしまうとともに、納期までの時間が掛かるようになります。


(9)検体の菌検査費用

各OEMメーカーの自主基準で定められた基準に基づいて検査する際に発生する費用です。追加で検査が必要な場合は、別途費用が発生します。


容器に関する費用は7項目に分解できます。

※袋状の詰替えは対象外、ロット等の条件により異なります。

(1)デザイン基準となる容器代
D2Cブランドの顔ともなる容器になります。使用する材質などによって価格が大きく変動する費用です。選ばれる材質としては、PE、PET、ガラス、環境視点から、増えてきている再生樹脂等がありますが、海外見たいに100%再生は日本ではまだまだです。また、着色や印刷や加飾加工や、既成金型が無い場合は、金型の製作費用も発生します。最低発注のロットと納期やプロセスに関しては各メーカーによって異なるため詳しくは、容器メーカーにお問い合わせください。一般的な最低発注ロットは、割高にならないためには、3000本~5000本の間で検討するといいでしょう。
オリジナル形状の容器にする場合は金型から製作する必要があります。200万円~500万円から程度の費用がかかります。これに、蓋も同様に発生います。立上げ当初は、年間出荷数が多いものや余程の高額商品でない限りは、金型作成は避けた方が無難です。

(2)着色した場合にかかる費用希望の色に容器を着色する場合には、別途費用が発生します。着色しない場合は、白・透明・半透明や、内容器などと合わせてデザインを表現することになります。

(3)印刷の色数
紙の印刷と同様に、1色ごとに版代と印刷代が必要です。1色当たりの相場は、1.5万円~3万円となっています。マット加工を希望する場合は印刷として表現可能です。印刷方法によっては版代が掛からないものもあります。
・容器の表面に直接印刷する(シルク印刷やホットスタンプ、転写など)
  ポピュラーなシルクスクリーン印刷
  オフセット印刷
  インクジェット印刷
  転写印刷
  高級感などを演出できるホットスタンプ印刷
  ワンポイントのパッド印刷
・容器や付属品を着色してから成形する、後から塗装する
・容器にかぶせる(シュリンク)、ラベルシール張ることで演出する
容器の形状によっては、通常よりも費用がかかってしまうことも知っておきましょう。例えば、楕円形や四角柱等の形状の場合は面ごとに印刷工程が発生することから、四角柱の容器で全面印刷すると円柱の4倍のコストがかかります。
高価格帯の商品に見られる金・銀などの金属光沢のある印刷は、ホットスタンプ・箔押しと言われ、大きさや範囲によってコスト変わってきます。

(4)キャップやポンプへの着色・加工
希望の色に着色する場合には追加費用が発生します。高級化粧品等に用いられることが多い金冠(金色のライン)も可能です。またポンプの着色の場合は費用及びロットがかなり上がってしまうことから、納品までに半年以上かかる場合もあります。

(5)パッケージデザイン
パッケージデザインにかかる費用の内訳は以下のとおりです。が詳細は別途コラムで解説します。・デザイン制作会社やデザイナーに支払うデザイン費
・ディレクションフィー
※広告代理店を通す場合に発生する費用
・コピー・裏面作成費
・校正、薬機法確認費

(6)化粧品本体を覆うもしくは入れる容器(素材)
化粧品本体を覆うもしくは入れる容器(素材)にかかる費用は以下のとおりです。
・化粧箱代
・印刷代:印刷する素材によって費用に差が出る部分です。厚紙、プラスチック、薄型段ボールなどがあります。
・インナートレー(中仕切・中枠)代
・シュリンク代

(7)アイキャッチシール、ラベル
アイキャッチシール、ラベルにかかる費用は以下のとおりです。
・シール印刷代
・デザイン代
・版代
・型代


容器を配送・保管する際に使用する梱包ダンボール費用


(1)中箱、外箱
製造後、商品を保管する際は通函ダンボールに入れて保管・運搬・移動します。プラスチックの箱など、詰め込む容器や箱が摩擦により傷つかないようにするためには、仕切りを使用することもあります。また、オリジナル形状のダンボールの場合は木型代がかかることがあります。

(2)外装印刷費用
物流・配送センターなどに製造した商品を納品する場合は、商品名やITFコード・JANコードの印刷が必須です。その場合は印刷代に加えて、版代も費用として発生します。パレット代などのその他保管費用
保管方法や納品形態にもよりますが、パレットや保管費用が必要になります。


大まかな費用項目を列挙しましたが、シリーズではコスメ企画から、製造までのプロセスに添って、ポイントを解説していきます。

また、日本での企画・開発を検討するだけではなく、韓国の大手OEMやベンチャー企業を中心に、「コスメ開発プラットフォーム」をサービスとして展開するプレイヤーが続々と登場しています。D2Cブランドがアイディアだけ持ち込めば、企画から製造、マーケティングまで、コスメビジネスに関連するさまざまな業務を丸ごとサポートし、ノウハウを提供してくれますので検討してみてください。


「コスメ開発プラットフォーム」韓国版


■ Beauty Makers


 https://www.beautymakers.net/home



 


■ Planit 147


https://www.planit147.com/ko/main




■ woohwaman

https://woohwaman.com/




■YOUR BRAND

https://www.yourbrand.kr/brand



■COS247

https://www.cyglobal.net/cos247/

<化粧品製造業ライセンスについて>


 化粧品や医薬部外品は、薬機法などに基づいて、製品の生産や販売といった行為が厳格に管理されています。物流業務についても例外ではなく、これら製品を取り扱うためには、製造業認可(包装・表示・保管)を受ける必要があります。その対象は日本国内で生産された製品のみならず、海外生産品も含まれています。
 近年、国内で流通している化粧品や医薬部外品の海外生産比率は徐々に高まりつつあります。それに伴い、国際物流サービスを展開する当社には、海外で生産された化粧品や医薬部外品の国内での物流管理を担ってほしい、というニーズが寄せられています。
 当社はお客様に代わって、①輸入通関後の倉庫(物流センター)での製品検査(受け入れ検品)、②製造行為としての化粧箱包装、③法定指示に基づく表示物(成分ラベル等)の貼付、④一時および長期保管、⑤ピッキング・出荷といった物流業務を実施することが可能となっております。

ご質問などございましたら、お気軽にお寄せください。