
クラウドファンディングを運営するうえで、個人や小規模の事業主にとって特に負担となるのが、リターンの発送業務です。
プロジェクトによっては多くの支援が集まることもあり、在庫管理から梱包、発送までを手作業で行うのは想像以上に時間と手間がかかります。
そこで本記事では、クラウドファンディングのリターン発送に対応した発送代行業者7選を紹介します。自己発送の課題や、発送代行サービスを活用するメリットもあわせて解説します。
クラウドファンディングにおすすめの発送代行業者7選
まずはクラウドファンディングのリターン発送に対応できる単発発送が可能な発送代行業者を7選ご紹介します。取引実績や物流拠点・料金の一例・連携できるクラウドファンディングサービスを比較しましょう。
- 富士ロジテックホールディングス
- LogiMoPro(ロジモプロ)
- LIVLOGI (リブロジ)
- MIRAKU(ミラク)
- セカイロジ
- T2K(ティツーケー)
- ウルロジ
発送代行業者1.富士ロジテックホールディングス
富士ロジテックホールディングスは、100年以上の長い歴史を持つ発送代行業者です。取り扱い実績も豊富で雑貨や食品・医薬品・化粧品・アパレルまで多岐にわたります。
物流拠点は関東方面から九州まで広くカバーしており、地域を問わずスムーズな配送が可能です。また単発利用も可能で、クラウドファンディングの1プロジェクトから依頼できます。クラウドファンディングの支援実績もあり、リターン発送を安心して任せられます。
社名 |
株式会社富士ロジテックホールディングス |
本社住所 |
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル8F |
設立 |
1918年5月16日 |
資本金 |
3億円 |
従業員数 |
合計/796人(パート等含む)(2024年12月末現在) |
取扱実績 |
原材料・紙製品・アパレル・日用品・食品・医薬品・化粧品・精密機器まで多岐にわたる |
物流拠点 |
北関東から九州まで |
特徴 |
・入庫から発送、顧客管理やクレーム情報まで一元管理 ・冷凍・冷蔵に対応した温度帯倉庫を完備 ・同梱物の封入・タグ付け・ラベル貼り・セット組作業などの流通加工 ・オリジナルパッケージ作成サービス ・精密機器の動作確認・アパレルの検針を含む検品作業にも対応
|
料金の一例 |
・ポスト投函便:340円~ ・宅急便コンパクト:600円 ・入庫料:15円(※1個あたり) ・保管料:3,000円~(1パレット/月額) ※2025年6月時点の価格 ※無料で見積もり可能 |
連携できるクラウドファンディングサービス例 |
Makuake・CAMPFIRE・GREEN FUNDING |
公式ページ |
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発送代行業者2.LogiMoPro(ロジモプロ)
出典:ロジモプロ
ロジモプロは株式会社清長が運営する発送代行サービスです。初期費用や固定費が0円で、従量課金制の分かりやすい料金体系が特長です。
最短1週間で導入できるため、クラウドファンディングのリターン発送にもスムーズに対応できます。同梱物の封入やギフトラッピングなど細かなニーズにも対応しています。
冷蔵・冷凍品など特定の温度管理が必要な商品は対応していないため、注意が必要です。
社名 |
株式会社 清長 |
本社住所 |
東京都千代田区神田駿河台2-1-20 御茶ノ水安田ビル3F |
設立 |
1978年 |
資本金 |
5000万円 |
従業員数 |
※記載なし |
取扱実績 |
アパレル・日用品・食品・健康食品など |
物流拠点 |
千葉県柏市 |
特徴 |
・自社システムによる管理で入庫から発送まで完結 ・外部システムとの連携も可能 ・同梱物の封入・ギフトラッピング・エアパッキンによる梱包など細かいオプションに対応 ・ハンディ検品可能 |
料金の一例 |
・初期費用・固定費0円の従量課金制 ・メール便:352円(税込) ・宅配便Mサイズ:715円(税込)※60cm以下・2kg以内 ・入庫料:19.8円(税込)/個 ・保管料:0.44円〜(税込)※日額1個
※2025年6月時点の価格 |
連携できるクラウドファンディングサービス例 |
※記載なし |
公式ページ |
※ハンディ検品:ハンディターミナルという機器を使ってバーコードを読み取る検品方法
発送代行業者3.LIVLOGI (リブロジ)
出典:リブロジ
リブロジは、株式会社リブクリエイションが運営する発送代行業者です。受注・発送業務から商品管理、カスタマーサポートのバックヤード業務まで、発送・配送をワンストップで提供しています。
通販物流の実績が豊富で、食品や化粧品、医薬品、割れものなどさまざまな商品の対応が可能です。海外EC物流にも強みがあり、海外からリターンを輸入するプロジェクトでも煩雑な通関業務をまとめて任せられます。
社名 |
株式会社リブクリエイション(LIV CREATION CO., LTD.) |
本社住所 |
千葉県柏市箕輪758-3 |
設立 |
2007年11月1日 |
資本金 |
300万円 |
従業員数 |
40名(アルバイト・パート含む) |
取扱実績 |
化粧品・医薬品・アパレル・家具・家電など |
物流拠点 |
・千葉県柏市(第1・第2・第3倉庫) ・千葉県白井市 |
特徴 |
・常温・定温(18℃迄)・冷凍(-30℃迄)の温度帯倉庫完備 ・薬事対応倉庫あり ・営業倉庫業・医薬品製造・医薬品販売業・化粧品製 造・化粧品販売業ほか多数の資格を取得 ・中国語・英語・韓国語・ベトナム語での翻訳表示ラベルに対応 |
料金の一例 |
・梱包配送費:SSサイズ200円~/個 ・ピッキング費用:30円~/個 ※2025年6月時点の価格 |
連携できるクラウドファンディングサービス例 |
Makuake・CAMPFIREなど |
公式ページ |
発送代行業者4.MIRAKU(ミラク)
出典:ミラク
ミラクは55年以上の実績を誇る発送代行業者です。兵庫県内に3拠点の物流倉庫を展開し、食品物流に強みがあります。
ミラクの冷凍倉庫は−50℃の超低温冷凍と−25℃の2段階の冷凍に対応しており、温度管理が難しい冷凍食品の保管が可能です。
単発の対応が可能で、クリスマスやバレンタイン、お歳暮の時期に合わせた発送も可能です。クラウドファンディングの出荷実績もあり、リターン品の取り扱いやスケジュール管理にも柔軟に対応できます。
社名 |
株式会社 ミラク |
本社住所 |
兵庫県神戸市北区有馬町1658-3 |
設立 |
1984年 |
資本金 |
1000万円 |
従業員数 |
39名 |
取扱実績 |
缶詰・ワイン・日本酒・介護食・お弁当・魚介類・ケーキ・ペットフードなど |
物流拠点 |
・兵庫県神戸市(本社主管センター・有馬冷凍物流センター)/ ・兵庫県西宮市(阪神冷凍物流センター) |
特徴 |
・自社の在庫管理システムにより在庫状況をリアルタイムで管理 ・-50℃と-25℃2段階の冷凍倉庫を完備 ・賞味期限の印字・セットアップ・箱詰めなど細かい作業に対応 ・自動包装機による高速パッキング・キャラメル梱包・熨斗の対応も可能 |
料金の一例 |
※要見積もり |
連携できるクラウドファンディングサービス例 |
※記載なし |
公式ページ |
発送代行業者5.セカイロジ
出典:セカイロジ
セカイロジは株式会社Tokyo Otaku Modeが運営する越境ECに強い物流アウトソーシングサービスです。世界100カ国以上の出荷実績があり、海外物流をサポートします。
国内最大のクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」と提携しており、リターン発送に特化した物流業務を一括でサポートできます。
社名 |
株式会社Tokyo Otaku Mode |
本社住所 |
東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so NAGATACHO 5F |
設立 |
2012年2月 |
資本金 |
※記載なし |
従業員数 |
※記載なし |
取扱実績 |
キャラクターグッズ・雑貨・日用品・アパレルなど |
物流拠点 |
千葉県市川市(DPL市川)
|
特徴 |
・クラウド型管理システムで24時間アクセス可能 ・海外発送のEMS(国際スピード郵便)を業界最安値で利用可能 ・セットアップ作業などの細かなカスタマイズ対応 ・海外発送に特化した資材の提供 |
料金の一例 |
・初期費用・固定費0円の従量課金制 ・入庫保管料:0.22円~(税込)/個 ・出荷作業料:275円~(税込)/個 ・ポスト便サイズ:330円(税込)/個 ・60サイズ配送料:506円(税込)/個 海外配送料金※EMS(国際スピード料金)500gまで ・米国:3,320円 ・中国・韓国・台湾:1,230円 ・ヨーロッパ:2,680円 ※2025年6月時点の価格
|
連携できるクラウドファンディングサービス例 |
CAMPFIRE |
公式ページ |
発送代行業者6.T2K(ティーツーケー)
出典:T2K
T2Kは岡山県倉敷市に4つの物流倉庫を展開する発送代行サービスです。システムを利用した自動出荷に対応しており、受注データの取り込みや在庫管理がリアルタイムでおこなえます。
小型から大型の商材まで取り扱い実績が豊富です。アパレルの裾上げやタグ付け、レーザー彫刻やコンピュータ箔押しによる名入れ加工など、個別ニーズに応じたサービスを強みとしています。
メッセージカードの制作や封入も対応可能なので、リターン品に感謝のメッセージを添えられます。
社名 |
ティーツーケー株式会社 |
本社住所 |
岡山県倉敷市福江41-4 |
設立 |
2006年6⽉8⽇ |
資本金 |
300万円 |
従業員数 |
180名 |
取扱実績 |
小物雑貨・アパレル・食品・冷凍商品・大型商品など |
物流拠点 |
岡山県倉敷市(本社倉庫・稗⽥倉庫・四⼗瀬倉庫・松江倉庫) |
特徴 |
・受注管理・倉庫管理一体型システムと連携した自動出荷が可能 ・エアコン室・冷蔵機・冷凍機など温度管理倉庫を完備 ・入荷時・出荷時の徹底した検品作業 ・メッセージカードサービス・ラッピング対応可能 ・商品に合わせた梱包資材の提案 |
料金の一例 |
※要見積もり |
連携できるクラウドファンディングサービス例 |
Makuake・CAMPFIRE・READYFOR・GREEN FUNDING |
公式ページ |
発送代行業者7.ウルロジ
出典:ウルロジ
ウルロジは都内に3拠点の大規模物流センターを展開する発送代行業者です。コスメをはじめ健康食品やインテリア、飲料、ペットグッズ、家電などさまざまな商品の対応が可能です。
在庫管理から配送手配、未着返品など一貫したサービスを提供。独自の倉庫管理システム(WMS)を活用し、リアルタイムで在庫状況を確認できます。
チラシの同梱やオリジナル段ボールの作成もできるため、支援者に寄り添った発送が可能です。
社名 |
ディーエムソリューションズ株式会社 |
本社住所 |
東京都武蔵野市御殿山1-1-3 クリスタルパークビル2F |
設立 |
2004年9月15日 |
資本金 |
342,591,000円 |
従業員数 |
362名(令和1年10月時点) |
取扱実績 |
コスメ・健康食品・インテリア・飲料・ペットグッズ・家電など |
物流拠点 |
東京都内3拠点 |
特徴 |
・独自の倉庫管理システム(WMS)を活用した物流管理 ・海外発送にも対応 ・チラシ同梱・オリジナル段ボールの作成 ・袋詰め・シール貼りなど細かな流通加工 |
料金の一例 |
・発送費用:全国一律300円~/個※梱包材料費込み ※2025年6月時点 |
連携できるクラウドファンディングサービス |
Makuake |
公式ページ |
クラウドファンディングにおけるリターンを自己発送する際の課題
クラウドファンディングのリターンに関する物流を、自己発送と発送代行のどちらで行うか悩む方もいらっしゃるでしょう。自己発送する際には、以下の課題が発生しやすくなります。
- 支援者数の増加に伴う業務負担
- 誤発送や破損のリスク
- 物流コストの管理
発送トラブルを避けるためにも、事前に対策をしておきましょう。
支援者数の増加に伴う業務負担
クラウドファンディングが成功し、多くの支援者が集まることは喜ばしいことですが、その一方でリターンの対応業務も増加します。支援者が増えると、梱包・発送・在庫管理・問い合わせ対応など、さまざまな業務が負担になり、従来の体制では対応できなくなるケースも少なくありません。
その結果、発送業務に多くの時間と手間がかかり、プロジェクトの広報や商品開発といった本来注力すべき業務に注力できなくなる可能性もあります。支援者への満足度に影響を及ぼす恐れもあるため注意が必要です。
誤発送や破損のリスク
リターンの発送業務では、送り状の作成、商品のピッキング、梱包作業、発送手続きなど細かな作業が多く発生します。
特に個人や小規模事業者では、少人数での対応に追われるため、入力ミスや梱包不備といった人的ミスによる誤配送や、出荷漏れ、破損のトラブルが発生しやすくなります。
このようなミスは支援者の信頼にも関わるため、適切な人員配置や管理体制の徹底など十分な対策が必要です。
物流コストの管理
リターン発送には、人件費や配送業者への送料、資材費などさまざまな物流コストが発生します。物流コストが想定より膨らむと、集まった支援金の多くが発送業務に割かれてしまい、本来使用するべき開発費や運営費を圧迫するケースもあります。
そのため、リターン品の数量に応じた物流コストを事前に見積もり、効率のよい管理体制が求められます。
クラウドファンディングで発送代行を活用するメリット
一方で、クラウドファンディングで発送代行を利用すると、以下の3つのメリットがあります。
- 誤配送・遅延リスクを防ぎ支援者から信頼が得られる
- 発送のプロに任せることで支援者の満足度が向上する
- 作業効率が上がりプロジェクトに専念できる
メリット1.誤配送・遅延リスクを防ぎ支援者から信頼が得られる
発送代行を利用することで、リターン品を正確かつ迅速に届けられる点がメリットです。
発送代行業者は、物流の専門スタッフや設備をはじめとする物流体制を整えています。
そのため、出荷量の多さから生じやすくなる誤配送や出荷漏れを最小限に抑えられます。結果として、支援者からも信頼を得られるでしょう。
メリット2.発送のプロに任せることで支援者の満足度が向上する
発送代行を活用すると、自己発送では手が回りにくい細やかな対応が可能になります。
例えば、商材に適した梱包資材の選定はそのひとつです。壊れやすい商品やサイズが特殊な製品でも、最適な梱包方法を提供してもらえるため、破損やクレームのリスクも軽減できます。
そのほか、感謝の気持ちを伝えるメッセージカードの封入やギフト対応なども可能です。
発送のプロに任せることで、支援者の満足度の向上にもつながります。
メリット3.作業効率が上がりプロジェクトに専念できる
リターン発送を一貫してプロに任せれば、業務の効率化が図れるため、運営側は本来注力すべきプロジェクトに集中できます。
クラウドファンディングでは、プロジェクトの活動報告、支援者とのコミュニケーションなどの広報活動が不可欠です。特にSNSでの発信やメディア対応など、支援者を増やすための活動に時間を割ける点は、大きなメリットといえるでしょう。
「失敗しないクラウドファンディングのやり方!12の手順を詳しく解説」の記事では、クラウドファンディングの手順について詳しく解説しています。参考にご覧ください。
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クラウドファンディングの発送代行を選ぶポイント
クラウドファンディングのリターン発送に適した業者を選ぶポイントを、以下の4つに分けて紹介します。
- 単発発送が可能な業者を選ぶ
- 可能な作業範囲や対応フローを事前に確認する
- 自社システムと連携可能な業者を選ぶ
- 類似商材の取り扱い実績が豊富な業者を選ぶ
単発発送が可能な業者を選ぶ
まずは、「単発発送が可能かどうか」を確認することが重要です。
物流サービスの中には、長期保管の契約しか受け付けていない業者も多く存在します。そのようなサービスはプロジェクト単位のリターン発送には適しません。
効率よく発送代行業者を見つけるためにも、クラウドファンディング支援の実績がある事業者から選定しましょう。
可能な作業範囲や対応フローを事前に確認する
リターンの発送代行業者を選ぶ際は、同梱作業やラベル貼り、商材ごとの資材手配、検品など、細かな対応が可能かどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
クラウドファンディングでは、支援者へのお礼状の同梱や、プロジェクト名の記載など、特有の作業が発生します。
また、リターン品を海外から輸入する場合は、不良品率が高くなる可能性があるため、検品体制が整っているかも重要なポイントです。物流代行業者の作業範囲や対応フローを事前に確認し、運営するプロジェクトに合った業者選びが大切です。
自社システムとの連携可能な業者を選ぶ
データをスムーズに連携できる物流システムがあるかどうかも業者選びのポイントです。
以下のうち、どのデータ連携方法が採用されるか確認してみてください。
- 手入力
- CSV連携
- API連携
支援者の発送先情報やリターン内容などのデータを手入力すると誤出荷などのリスクが高まります。
API連携であれば、リアルタイムで出荷状況を把握できるため、リターンの配送状況をすぐに支援者へ共有できます。
類似商材の取り扱い実績が豊富な業者を選ぶ
発送代行を選ぶ際は、リターン品と同じジャンルの取り扱い実績が豊富な業者を選びましょう。物流業者にはそれぞれ得意分野があります。
例えばアパレルに強い業者であれば、検針設備や品質管理体制が整っており、不良品の発送を未然に防げます。
また、食品の実績がある業者なら、冷蔵・冷凍などの温度管理が必要な商品を安全な状態で支援者に届けることが可能です。このように商材に対するノウハウや設備が整っている業者を選ぶことで、リターンの品質を維持しつつ、スムーズな発送が実現できます。
「クラウドファンディングを成功に導くリターン設計の秘訣【事例あり】」の記事では、リターンの設計や押さえるべきポイントについて解説しています。合わせて読んでみてください。
クラウドファンディングのリターン発送代行の導入事例
次に発送代行を利用したヘルスケアブランド「YOUR LABO(ユアラボ)」の事例を紹介します。
YOUR LABOはクラウドファンディングでの先行販売に際し、富士ロジテックホールディングスの発送代行サービスを導入しました。事業拡大を見据え、関東から九州まで対応できる多数の拠点展開に魅力を感じたことが導入の決め手です。
また、ブランドカラーに合った梱包資材の提案を受けたことで、梱包資材や同梱物にもこだわるようになり、購入者からは「箱を開けた瞬間テンションが上がった」といった好意的な反応が寄せられました。
発送代行業者は物流業務の支援にとどまらず、支援者の満足度を高める重要なパートナーといえます。
\富士ロジテックホールディングスにリターン品の発送について無料相談をする/
リターン発送を効率よく進めるための対策
支援者へのリターンをスムーズに届けるには、事前準備やいくつかの工夫が必要です。最後に発送代行の検討と並行して進めるべき、リターン発送を効率よく進めるための対策を紹介します。
- 事前計画とスケジュール管理
- 支援者情報の整理と確認
- 支援者とのフォロー体制の強化
事前計画とスケジュール管理
クラウドファンディングのリターン発送を円滑に進めるためには、事前計画と詳細なスケジュール管理が重要です。例えば、以下の項目をあらかじめ設定しておくと、作業効率が向上します。
- リターン品の制作・手配・品質管理
- 梱包資材の準備
- トラブル発生時の予備期間
- 配送状況の確認
特に支援者が多い場合や複数のアイテムを同梱する場合は、工程ごとのスケジューリングをしっかりと立てておきましょう。なお、トラブル発生時の予備期間を設けておくと、支援者への発送遅延を最小限に抑えられます。
支援者情報の整理と確認
クラウドファンディングのプロジェクトが開始されてからリターンを発送するまで、支援者の住所が変更されていることがあります。引越などにより登録された住所と現住所が異なる場合、リターンの返品対応に時間がかかります。
支援者の住所変更がある場合に備え、発送前に連絡をもらえるよう活動報告やメッセージ機能を活用してあらかじめ案内をしておきましょう。
支援者とのコミュニケーション強化
リターン発送を効率よく進めるためには、支援者とのコミュニケーション強化が欠かせません。リターン品の配送状況をこまめに伝えることはもちろん、クラウドファンディングによる活動内容を定期的に共有することで、支援者との信頼関係を深めることができます。
随時コミュニケーションを取ることで、クレームや問い合わせを未然に防ぎ、プロジェクト全体の満足度を高められるでしょう。
クラウドファンディングのリターンには発送代行を活用しよう
クラウドファンディングのリターン発送は、支援者の信頼を損なわないよう梱包や発送作業に細心の注意が必要です。細やかな作業をプロに任せることで、プロジェクトの戦略や新商品の開発に集中できます。
富士ロジテックホールディングスは、発送代行だけでなく、支援者がリターンを受け取るときに記憶に残るオリジナルパッケージの作成も提案しています。特別感のある梱包は、競合との差別化やファンの獲得、事業の拡大につながります。
発送代行を上手に活用して、効率的かつ満足度の高いリターン発送を実現しましょう。
オリジナルパッケージについて詳しく知りたい方は「無地の梱包材と同価格でオリジナルパッケージがつくれます」のページをご覧ください。
富士ロジテックホールディングスでは、クラウドファンディング向けに特別料金も設定しています。一括代行によるコスト削減などカスタマイズも可能なので、お気軽にご相談ください。
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発送代行完全ガイド
発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

ライター
森恵
貿易事務と物流代行営業の経験を活かし、専門知識に基づいた記事作成を行っています。お客様に寄り添い、分かりやすく役立つ情報を提供します。
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