
アパレル物流は商品の種類やトレンドの移り変わりが激しく、一般的な物流とは異なる特徴があります。そのため、アパレル特有の課題があり、効率的な物流システムの運用が必須です。
本記事では、アパレル物流の特徴や業界が直面する4つの課題を解説します。さらに、外部委託のメリット、デメリット、おすすめの物流倉庫12選を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
アパレル物流とは|5つの特徴
アパレル物流とは、主に衣服やバッグ、シューズなどのファッション商材を専門的に取り扱う物流を指します。
アパレル物流には、次の特徴があります。
- 製品の種類(SKU)が多い
- 季節性とトレンドにより流通量が変化する
- 素材に適した湿度・温度で管理する
- 商品ごとに収納方法が異なる
- 商品の特性に応じた流通加工を行う
まずは、アパレル物流の特徴を5つ解説します。
製品の種類(SKU)が多い
アパレル物流の特徴の一つは、取り扱う商品の種類(SKU)の多さです。アパレル商品は、同じアイテムでもサイズやカラー展開が豊富なので、SKUの数が増加し、在庫管理や仕分け作業が複雑化します。
例えば、Tシャツの場合、4サイズ(S・M・L・LL)×6色展開では、1種類のアイテムで24SKUに増えます。SKUが多い商品は、検品や仕分けに時間がかかり、広い保管スペースが必要です。
<関連記事>「在庫管理におけるSKUとは?改善できる管理方法紹介」
繁忙期や閑散期により流通量が変化する
アパレル物流は季節やトレンドに左右されやすく、繁忙期と閑散期で流通量が大きく変化します。そのため、以下のように需要変動が起こりやすい時期があります。
繁忙期:年末年始のセール・夏のバーゲン時期
閑散期:2月や8月などのセールがひと段落した時期
繁忙期には注文数が増加し、倉庫内の仕分けや出荷作業もピークを迎えます。一方で、閑散期のアパレル倉庫では在庫が停滞しやすく、保管コストや管理負担が増加します。
さらに、流行の変化により売れ残りが生じた場合は、商品の劣化や廃棄リスクが高まる点も注意が必要です。
素材に適した湿度・温度で管理する
アパレル商品を扱う倉庫では、素材に適した湿度と温度の管理が不可欠です。例えば、ウールやシルク、革製品などの動物性由来の素材は、湿度が高いとカビが生えやすくなります。
また、水に弱いレーヨン素材は、湿度が上がると生地が縮みやすくなるため注意が必要です。このように、素材の種類が豊富なアパレル商品は、一定の温湿度管理ができる空調設備が整った倉庫での保管が求められます。
<関連記事>「3温度帯とは?4温度帯との違いや冷凍・冷蔵倉庫の温度について解説」
商品ごとに収納方法が異なる
商品ごとに収納方法が異なることも、アパレル物流の特徴の一つです。例えば、Tシャツやカジュアルウェアは、比較的シワになりにくく、畳んで収納できます。
一方、スーツやドレスなどの型崩れしやすい衣類は、ハンガーに吊るして保管します。さらに、破損しやすい靴やバッグは、専用ボックスや頑丈なラックによる安全な保管体制が必要です。
収納方法を誤ると品質低下を引き起こし、結果として顧客評価の低下につながるため、商品に応じた適切な荷姿管理が求められます。
商品の特性に応じた流通加工を行う
アパレル倉庫では、商品の特性に応じた流通加工が欠かせません。
流通加工は、商品の付加価値を高める加工全般を指します。アパレル倉庫での具体的な流通加工には、次のものが該当します。
- 検品・検針
- タグ付け
- プレス加工
- ラッピング
- 補修作業
このような流通加工を行うことで、より高品質な商品を消費者に届けられます。その結果、顧客満足度の向上や、リピート購入の促進にもつながるでしょう。
<関連記事>「流通加工とは?その種類と課題、物流倉庫に外注するメリット・デメリット」
アパレル物流の具体的な流れ|仕事内容
アパレル物流では、以下のような流れで作業を行います。
- 荷下ろし
- 入荷検品
- 返品対応
- 仕分け・保管
- ピッキング
- 流通加工
- 出荷検品・検針
- 梱包
- 積み込み
ここでは、荷下ろしから積み込みまで、アパレル物流の仕事内容の流れを具体的に解説します。
荷下ろし
荷下ろしとは、トラックなどから荷物を下ろす作業です。アパレル物流では、メーカーの工場や輸入元から運ばれてきた商品を、トラックやコンテナから下ろします。その際、フォークリフトやハンドリフトといったマテハン機器を用いる場合もあります。
入荷検品
入荷検品とは、倉庫に届いた荷物の数量と状態を確認する作業です。アパレル商品はSKUが多いため、商品に貼られたバーコードをハンディターミナルで読み取る検品方法を採用する倉庫が多くみられます。
<関連記事>「アパレルの検品とは?検品方法と検品項目を徹底解説」
返品対応
返品対応は消費者からの返品を受け付ける業務です。アパレル物流ではサイズ違いやイメージの違いによる返品が発生しやすく、対応の仕方によってはクレームにつながるケースも少なくありません。
そのため、丁寧かつスムーズな返品対応が求められます。
<関連記事>「【アパレルの返品対応】返品率を下げる対策と顧客満足度を高めるポイント」
仕分け・保管
保管業務とは、入荷した商品をパレットや保管棚などの適切な保管場所に収納する作業です。多品種小ロットのファッション商材は、SKUごとに細かな仕分け作業が必要です。
仕分け作業では高い精度が求められるほか、大きな段ボールや重い荷物を扱うこともあり、現場スタッフにとってはきつい作業になりがちです。
保管する際は、効率的にピッキングできるよう、倉庫内の動線設計やロケーション管理の工夫が求められます。
ピッキング
ピッキングとは、注文に基づいて必要な商品を倉庫内から集める作業です。アパレル倉庫では商品の取り間違いを防ぐため、バーコードスキャンなどの技術を用いて誤出荷を防ぐ工夫が欠かせません。
また、ヒューマンエラー防止や効率化対策として、自動倉庫や棚搬送ロボットシステムを導入する倉庫もあります。
流通加工
流通加工とは、商品の付加価値を高める加工作業を指します。主に、以下のような作業があります。
- 値札やタグの取り付け
- 欠損部分の補修
- プレス加工
- 検針作業
- 包装・ラッピング
プレス加工とは、アイロンやプレス機を用いて衣類のシワを伸ばす作業です。アパレル物流では商品の外観を美しく保つため、高い技術力と丁寧な作業が求められます。
また、検針作業は、服や小物にミシン針やまち針などの異物が混入していないかを調べる作業です。アパレル倉庫では、コンベア型や卓上型、ハンディ型の検針機やX線検針機を用いて行います。
<関連記事>「アパレル業界の検針とは?検針機の種類や基準となる感度を解説」
出荷検品
出荷検品では、汚れや破損、異物混入などの最終確認を行います。入荷時にも検品は行われますが、トラブル防止のため出荷前にも必ず検品作業を実施します。
アパレル商品の不良品は、顧客のクレームやブランドの信頼低下にもつながりやすく、慎重なチェック作業が欠かせません。
梱包
梱包作業は、商品を安全に輸送するために適切な資材で包装する工程です。商品のサイズに適した梱包材を使用し、必要に応じて緩衝材で保護します。
梱包工程では、以下のような工夫が求められます。
- 型崩れを防ぐため台紙を入れて畳む
- 防水対策として透明ポリ袋に入れる
- 薄手の衣類はコンパクトに梱包し配送コストを削減する
丁寧な梱包で商品を届けることで、顧客満足度の向上が期待できます。
積み込み
積み込み作業とは、出荷準備が整った商品をトラックなどの車両に積み込む作業を指します。形状や重さを考慮し、荷崩れや破損を起こさないように積みつけます。
当社富士ロジテックホールディングスは、物流代行サービスを展開しています。除湿倉庫・オムニチャネル対応WMS完備、365日稼働、通関・フォワーディング、流通加工等、アパレル物流に不可欠な物流を一貫してお任せいただけます。お気軽にご相談ください。 |
アパレル物流における4つの課題
アパレル商品は出荷するまでに細かな工程を経るため、アパレル物流特有の課題があります。アパレル物流が抱える4つの課題を詳しく解説します。
- 課題1.入庫から出庫までに時間がかかる
- 課題2.返品対応に手間がかかる
- 課題3.在庫管理が複雑化する
- 課題4.物流コストが増加しやすい
課題1.入庫から出荷までに時間がかかる
アパレル物流では、入荷してから出荷までに時間がかかることが課題です。これは、アパレル特有の検品や流通加工に時間がかかるためです。
アパレル商品はサイズやカラーの確認だけでなく、汚れやほつれ、異臭のチェックなど、細かな検品作業が求められます。また、流通加工ではミシンによるタグ付けや、アイロンでのプレス加工など、通常の物流業務に比べて手間がかかります。
特にセールや新商品の発売時期は、需要の高まりを見越してスムーズに出荷できるよう、早めの入荷体制を整えておきましょう。
課題2.返品対応に手間がかかる
アパレル物流は返品率が高く、返品対応に手間がかかることも課題の一つです。オンライン購入では、実物を手に取って確認できないため、「サイズが合わなかった」「イメージと違った」などの理由で返品が発生しやすくなります。
WWDジャパンによると、アメリカではアパレルECショップの返品率が3割を超えるというデータもあります。アパレル倉庫での返品対応では、再販の可否を判断する検品作業や、購入者からの問い合わせ対応が必須です。
返品対応により業務に負担がかかり、倉庫全体の作業効率の低下を招く要因となります。
参照:WWDジャパン|ネット通販のアパレルは3割も「返品が当たり前」のアメリカ
<関連記事>「返品・交換の物流構築が売上に繋がるワケ!顧客体験向上のメリットを解説」
課題3.在庫管理が複雑化する
アパレル物流では、在庫管理の複雑化が課題です。アパレル商品は、バリエーションが多く、季節やトレンドによって需要が変動するため、適切な在庫量を維持するのが難しい傾向です。
また、実店舗とオンラインストアなど複数チャネルを運営している場合は、店舗ごとに販売動向が異なります。適切な在庫配分や一元管理ができないと、欠品による機会損失や過剰在庫によるコスト増加のリスクが高まります。
<関連記事>「アパレル業界の在庫管理を徹底解説|6つの特徴や管理方法・おすすめサービス5選も紹介」
課題4.物流コストが増加しやすい
通常の物流業務に比べてコストが増加しやすい点もアパレル物流ならではの課題です。アパレル特有のピッキングや流通加工は、どれも手間と時間がかかり、人件費の増加につながります。また、需要変動の大きさも、コストを押し上げる要因です。
このような物流コストの増加を抑えるため、物流業務を丸ごとアウトソーシングする企業も増えています。
アパレル物流を外部委託する4つのメリット
アパレル物流を外部委託すると、以下の4つのメリットが得られます。
- 繁忙期・閑散期への対策柔軟に行える
- リアルタイムな在庫管理とオムニチャネルの一元管理ができる
- 物流コストの削減につながる
- 顧客満足度の向上が期待できる
外部委託のメリットを、詳しく解説します。
繁忙期・閑散期への対策柔軟に行える
アパレル物流を外部委託するメリットの一つは、繁忙期や閑散期の需要変動に柔軟に対応できることです。委託先の倉庫では、シーズンごとに必要な人員や保管スペースを調整できます。
そのため、閑散期の人件費や保管場所の賃貸料の削減が可能です。
リアルタイムな在庫管理とオムニチャネルの一元管理ができる
外部の物流倉庫では倉庫管理システム(WMS)を導入しているアパレル倉庫も多く、在庫情報のリアルタイム管理が可能です。WMSにより在庫状況が明確になれば、売り越しや売り逃しの削減につながります。
また受注管理システムと連携できる倉庫管理システムを採用しているアパレル倉庫であれば、複数の販売チャネルの出荷も自動的に出荷指示がかけられます。受注増加にもスムーズに対応できるため、繁忙期の機会損失を防ぎ、安定した出荷体制を維持できるでしょう。
<関連記事>アパレルECの市場規模と成功事例!5つの課題と対策も紹介
物流コストの削減につながる
アパレル物流を外部委託すると、自社で倉庫を運営するための設備投資や維持費、人件費を削減できます。さらに、取り扱う商品の量に応じてコストを調整できるので、繁忙期や閑散期の変動にも柔軟に対応可能です。
これにより、無駄なコストを最小限に抑え、効率的な運営が実現できるでしょう。
顧客満足度の向上が期待できる
顧客満足度の向上も、アパレル物流を外部に委託するメリットの一つです。外部に委託することで出荷スピードが向上し、迅速な配送を可能にします。
また、サイズやカラーの間違いや欠品などのトラブルが減少し、消費者からの信頼感が高まります。加えて、ギフト梱包など個別のニーズに対応できるため、顧客満足度をさらに高めることが可能です。
アパレル物流を外部委託する3つのデメリット
アパレル物流を外部に委託する際は、以下の点に注意が必要です。
- 初期費用や月額費用がかかる
- 自社にアパレル物流のノウハウが蓄積されない
- クレーム処理・問い合わせなどに即時に対応しにくい
外部委託する際のデメリットを確認しておきましょう。
委託費用がかかる
アパレル物流を外部委託する際は、委託費用が発生することも理解しておく必要があります。サービスや契約内容によって費用は異なりますが、参考までに当社の料金を紹介します。
保管費 |
倉庫保管料:3,000円~/1パレット・月額 ※その他、システム利用料や業務管理料がかかる場合もあります。 |
荷役費等 |
入庫料:15円~/1点 ピッキング料:10円~/1点 発送料金:340円~ |
企業によっては、保管料に関してもピースやケース単位の完全従量課金制を採用している場合もありますが、その場合一個あたりの単価が割高な傾向です。
自社の出荷量やボリュームに合わせて、最適なサービスを選びましょう。
自社にアパレル物流のノウハウが蓄積されない
外部にアパレル物流を委託すると、自社内に物流のノウハウが蓄積されにくい点がデメリットです。物流に関する知識やスキルが社内に残らず、ノウハウが不足する可能性があります。
将来的に物流の内製化を検討している企業は、改めて物流の知識や運営方法を学び直す必要があります。対策としては、外部業者との連携を深めることが重要です。
倉庫業務との連携により倉庫内の進捗状況や問題点を把握できれば、自社の物流知識が高められるでしょう。
クレーム処理・問い合わせなどに即時に対応しにくい
物流を外部に委託すると、倉庫内の状況が自社で直接把握できないため、トラブルやクレーム発生時に即時対応しにくい点がデメリットです。例えば、不良品の発生や配送遅延、返品・交換の問い合わせなどへの迅速な対応が難しくなる場合があります。
ただし、物流代行業者のなかには、クレーム処理や問い合わせ対応ができる業者もあります。このようなサービスを活用すれば、トラブル対応の遅れを最小限に抑え、顧客への影響を軽減することが可能です。
<関連記事>「フルフィルメントとは?今さら聞けないEC物流の基礎知識」
アパレル物流の倉庫選びの5つのポイント
アパレル物流の倉庫選びのポイントは、以下の5つです。
- アパレルに対応した保管設備
- 品質の高い検品・検針作業
- 商品の魅力を引き出すささげ業務
- 専門性の高い流通加工
- アクセスのよい立地
選び方のポイントを押さえて、最適なサービスを見つけましょう。
アパレルに対応した保管設備
アパレル商品は、素材によっては気温や湿度の影響を受けやすいため、適切な保管環境が必要です。そのため、温度や湿度管理が整った倉庫を選ぶことが重要です。
また、商品の特性に応じた保管方法(ハンガー保管、ケース保管、ピース保管など)を採用しているかも重要なポイントです。アパレル商材は取り扱う商品によって保管方法が異なるので、自社商品に適した保管方法が提供されているかを確認しましょう。
品質の高い検品・検針作業
アパレル倉庫を選ぶ際は、品質の高い検品や検針作業の体制が整っているかも重要なポイントです。ハンディターミナルを採用する倉庫では、バーコードを読み取って検品するため、目視確認による検品ミスを防ぎます。
さらに、X線検査機を用いた検針作業では、より精密な検査が可能です。このような倉庫を選ぶことで、消費者に高品質な商品を提供できるでしょう。
商品の魅力を引き出すささげ業務
アパレル特有の業務として「ささげ業務」があります。ささげ業務とは、撮影・採寸・原稿作成の頭文字を取ったもので、ECショップに商品を掲載する際に欠かせない作業です。
特にアパレル商品はサイズ感や色合いが画面越しでは伝わりにくく、ささげ業務を丁寧に行うことで、商品の魅力が正確に伝わります。物流代行業者の中には、このような付加価値サービスを提供しているケースもあるため、EC運営の課題に合わせて取り入れてみるとよいでしょう。
専門性の高い流通加工
アパレル特有の流通加工に対応できるかも重視したいポイントです。例えば、キャンペーン用の特別なラッピングや、特定のシーズンに合わせた商品のセット作業など専門性の高い流通加工のできる倉庫がおすすめです。
このような流通加工に対応できる倉庫なら、商品の付加価値を高め、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
アクセスのよい立地
物流効率を考えるうえで、アパレル倉庫の立地条件も見逃せない要素です。主要な配送エリアへのアクセスが良い物流倉庫を利用することで、配送コストの削減や商品が届くまでのリードタイムの短縮につながります。
アパレル倉庫を選ぶ際は、以下のような倉庫を選びましょう。
- 高速道路や空港など主要交通網に近い
- 卸先からの距離が近い
- 地震や水害などの自然災害リスクが低い
このような立地条件を満たした倉庫を選ぶことで、安定した物流体制を構築できます。
アパレル物流倉庫おすすめ12選|大手から実績豊富な中堅企業を紹介
大手から実績豊富な中堅企業まで、おすすめのアパレル物流倉庫を12選ご紹介します。
- 株式会社富士ロジテックホールディングス
- センコー株式会社
- SBSリコーロジスティクス株式会社
- 三井倉庫ホールディングス株式会社
- 株式会社オープンロジ
- 株式会社トミーズコーポレーション
- 丸二倉庫株式会社
- 株式会社三協
- 株式会社オーティーエス
- 佐志田倉庫株式会社
- 株式会社ハクホウ
- 浜松委托運送株式会社
各社の特徴を解説します。
株式会社富士ロジテックホールディングス|先進的な倉庫管理システム
富士ロジテックホールディングスは100年以上の歴史を持つ物流会社で、アパレル物流の実績も豊富です。自社開発の倉庫管理システムや最新のクラウド型OMS・WMS一体型システムを柔軟に利用し、精度の高い在庫管理を強みとしています。
また、X線検針・タグ付け・外し・洗濯ネーム付け・汚れ落とし・袋入れ・畳直し・ハングアップ・アソート・返品など、アパレル特有のニーズにも柔軟に対応可能です。全国で拠点を展開する中でも、神奈川県厚木市にはドミナント式で複数の倉庫を所有しており、波動への対応も安心して任せられます。
センコー株式会社|きめ細やかな物流オペレーション
出典:センコー株式会社
センコー株式会社は、きめ細やかな物流オペレーションを提供する物流代行業者です。海外生産品のグローバル輸送にも対応し、ITシステムによる在庫管理・配送状況の可視化でスピーディーな出荷を実現します。
バラ品やピース品など細かな仕分け梱包から、請求業務までプロスタッフが対応するため、企業負担の軽減につながります。顧客ニーズの多様化やコンプライアンスへの配慮など、さまざまな物流課題への迅速な対応により、アパレル物流の運営がスムーズになるでしょう。
SBSリコーロジスティクス株式会社|全国をカバーする輸送ネットワーク
SBSリコーロジスティクスは、全国をカバーする輸送ネットワークが強みです。基幹センターと地方センター間の幹線輸送や、店舗間のスムーズなルート配送を実現しています。
提携するファッションセンターしまむらでは、全国をカバーできる輸配送ネットワークを活かし、店舗への安定供給を構築しています。倉庫内には「棚搬送ロボット」や「ロボットソーター」を採用しており、物量波動への対応も可能です。
三井倉庫ホールディングス株式会社|販売タイミングに合わせた効率的な輸配送
出典:三井倉庫ホールディングス株式会社
三井倉庫ホールディングスは、倉庫を起点とした保管・荷役・運送・流通加工など多岐にわたる物流サービスを提供しています。適切な環境で保管し、販売タイミングに合わせた効率的な輸配送を実現します。
輸入製品においても豊富な実績があり、ワシントン条約をはじめとした貨物に応じた法令対応も可能です。100年以上の歴史と全国拠点ネットワークを活かし、高品質かつ効率的な物流体制が整っています。
株式会社オープンロジ|煩雑なルールに柔軟に対応
出典:株式会社オープンロジ
オープンロジでは70拠点のネットワークを活かし、事業の成長に合わせたさまざまなニーズに対応できます。EC向けの配送だけでなく、店舗や卸業者への取扱実績も豊富です。
保管や流通加工では、ハンガーラック保管、ロゴ入り梱包資材、異なる商品のセット組への対応など、煩雑なルールに柔軟に対応しています。初期費用が無料で、入庫保管費と配送料金の従量課金制となるため、効率的なコスト管理が可能です。
株式会社トミーズコーポレーション|アパレル物流29年の実績
トミーズコーポレーションはアパレル物流特化型の物流倉庫として、29年の実績があります。「多品種・小ロット」「季節性の波動」「流通加工」など、アパレル独自の物流に幅広く対応しています。
また、アパレル物流に最適化されたバーコードスキャンを導入し、スピーディーで正確な倉庫管理が可能です。倉庫内に物流加工専門の作業所を併設しており、ミシンによるブランドネーム付け、商品の補修業務、プレス加工など、細かなニーズにも対応できます。
丸二倉庫株式会社|アウトレット向け対応可能
出典:丸二倉庫株式会社
丸二倉庫は、物流診断から在庫管理・入出荷・流通加工・輸送までの一括管理が可能です。アパレル物流では、カジュアル商材からスーツやドレスなどのフォーマル商材まで幅広く対応しています。
現場は社内のスタッフがすべて対応し、商品の管理や配送に関する高いノウハウを保有しているのが特徴です。店舗からの返品商品のリペア作業やアウトレット向け商材にも対応できるため、販売のチャンスが広がります。
株式会社三協|売り逃しを防ぐ即時出荷体制
出典:株式会社三協
三協の物流アウトソーシングでは、徹底した業務フローにより出荷ミスや在庫差異を防ぐ仕組みを構築しています。アパレル物流ではCRM(顧客関係管理)を重視し、顧客データを活用したリピート購入促進など戦略的な物流を実現します。
また、通常の土日祝対応に加えて、ゴールデンウィークや年末年始などの長期休暇も対応可能です。購入状況に応じた販促チラシや、ユーザーごとに文面の異なるお礼状の同梱など、企業のブランド力を高める施策にも力を入れています。
株式会社オーティーエス|ファッション物流に必要な設備を標準装備
出典:株式会社オーティーエス
オーティーエスは、国内・海外ブランド、ジュエリー物流、ECサイト向け物流まで幅広く対応しています。倉庫内にはミシンや洗濯ネーム発行機、ベルトコンベア式検針機などファッション物流に必要な設備を標準装備しています。
流通加工・修理・撮影・修理・在庫消化サポートなどオプションサービスも豊富です。倉庫の床材にはタイル張りを採用しており、商品へのダメージを防ぐ安心な保管体制が整っています。
佐志田倉庫株式会社|毛皮・コートなどの重衣料品にも対応
出典:佐志田倉庫株式会社
佐志田倉庫では、アパレルや服飾雑貨に対応した倉庫システムを整備しています。
倉庫のシステム化により、ケース・ピース単位・ハンガー荷姿など複数荷姿パターンに対応。返品商品の修理、再販処理も行っています。繊維製品の取り扱い実績を活かし、毛皮やコートなどの重衣料品も安心して保管できます。
株式会社ハクホウ|多様な検査機を使用した高い品質管理
出典:株式会社ハクホウ
株式会社ハクホウは、アパレル物流に特化した物流保管サービスです。150坪の広さのある倉庫では、ハンガー15,000着分の保管が可能です。
一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)による認証検品工場であるため、ローラー検針機、ハンド検針機、X線検針機を駆使した高い品質管理を行っています。
さらに、熟練職人によるプレス仕上げや人体プレス、ボックスプレスなど機械プレスも豊富に揃え、さまざまなアパレル商材へ柔軟に対応しています。
浜松委托運送株式会社|アパレル対応の除湿倉庫を完備
出典:浜松委托運送株式会社
浜松委托運送では、小ロット多品種のアパレル商材に適した物流体制を整えています。アパレル対応の除湿倉庫(防カビ倉庫)を完備しており、湿度管理が難しい梅雨時期の長期保管も可能です。
ハンガー保管やプレス加工、返品商品のクリーニングなどきめ細やかなサービスにも対応しています。季節波動への強みを活かし、繁忙期でも安定した供給体制を実現しています。
アパレル物流をアウトソーシングするなら富士ロジテックホールディングスがおすすめ
アパレル物流は商品の特性上さまざまな課題が発生しやすい傾向です。しかし、物流を外部委託することで、倉庫内の業務を効率化し、コスト削減が図れます。
倉庫を選ぶ際は、受注処理から出荷、返品業務まで一貫対応できる富士ロジテックホールディングスがおすすめです。当社は高度な倉庫管理システム(WMS)により、複数店舗の在庫管理を一元化できるため、実店舗とECのオムニチャネルやOMO戦略の物流サポートに強みがあります。
さらにオリジナル梱包資材のカスタマイズやチラシの同梱サービスなど、ブランド価値を高める施策にも対応可能です。
アパレル事業のさらなる成長のために、ぜひ外部委託を検討してみましょう。


発送代行完全ガイド
発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

ライター
森恵
貿易事務と物流代行営業の経験を活かし、専門知識に基づいた記事作成を行っています。お客様に寄り添い、分かりやすく役立つ情報を提供します。
タグ一覧
カテゴリー