梅山茜
梅山茜

物流会社でEC発送代行のバックオフィス業務に従事する複業ライター。好奇心旺盛な性格で、過去に営業職や販売職、医療ソーシャルワーカーなどを経験。豊富な経験を活かして物流、医療・福祉、資格、ライフスタイル記事など幅広い分野の執筆を担当する。カテゴリー問わず、便利で使いやすい商品やサービスを求めて、ネットサーフィンを繰り返す日常を送る。趣味は旅行とレトロモダンなカフェ巡り。

【ロジレス連携倉庫が語る】システム活用によるEC受注〜出荷自動化のススメ

倉庫管理システム・WMS 受注管理システム

【ロジレス連携倉庫が語る】システム活用によるEC受注〜出荷自動化のススメ

「LOGILESS(以下、ロジレス)」とは、株式会社ロジレスが提供するEC自動出荷システムです。EC事業者様・倉庫事業者が利用する管理システムを、一つに統合した新しい仕組みであり、受注から出荷までの事務業務を自動化できるメリットがあります。

ロジレスは、かつてEC事業者だった同社が運用フローに課題を感じ、課題解決のための社内ツールとして誕生しました。そうした経緯もあり、実業務で使える機能が多数搭載されています。

EC事業者様・倉庫事業者から「かゆい所に手が届くシステム」だと高評価を得ており、ロジレスを導入することで、無駄のないオペレーションが実現できるでしょう。

本稿では、ロジレスの概要・魅力を解説し、ロジレス連携倉庫である弊社「富士ロジテックホールディングス」の例をもとに、導入メリットを具体的に紹介します。

ロジレスと倉庫の連携でECの自動出荷!

画像出典元:ロジレス公式ホームページ

ロジレス導入によって、受注データを各システムに移動する手間が減り、ほとんど手を加えることなく自動出荷が可能になります。

まずはロジレスの機能を具体的に確認していきましょう。

受注管理システムの機能

ロジレスの受注管理システムは、ECサイトの購入者情報がリアルタイムで自動連携される仕組みです。

受注管理システムの具体的な機能は次のとおりです。

●      受注情報の自動取込

ECサイト上の受注情報はすべて自動連携が可能。

●      CSVファイルで取込

CSVファイルで取り込んだ受注情報も、リアルタイムで倉庫側へ共有可能。

●      受注情報を手動で起票

電話やメールで受けた注文は、手動入力が可能。

●      入金管理

事前入金が必要な受注は、決済確認後に出荷指示が連携される。

●      出荷を分割・同梱

納品先の希望に合わせて分割・同梱出荷の指示も可能。

●      納品書・領収書の発行

出荷指示ごとに領収書の発行が可能。納品書・領収書などをPDF形式でダウンロードできる。領収書の初期値・印字される社名なども変更可能。

●      出荷指示の入力

イレギュラー出荷などの受注指示も追記可能。ロジレス上の伝票画面表示や出荷指示に印字される。

●      メールの自動送信

ECサイトとの連携により、受注・出荷確認メールの自動送信ができる。メールの文面は、自由にカスタマイズ可能。

●      受注情報の検索

ECサイトとの連携により、受注情報の検索が容易になる。ロジレス上ですぐに顧客の情報を確認できるため、手間がかからない。

●      受注情報のダウンロード

受注情報を一括でダウンロード(CSVファイル)できる。出力内容のカスタマイズが可能。

●      マイページ

「マイページ」と呼ばれる購入者のためのWebサイトが自動作成される。購入者に送信する発送完了メールにマイページのURLを記載すると、購入者自身で発送状況の確認、領収書・購入明細書のダウンロードができる。

参考:LOGILESS「LOGILESSの機能

在庫管理システムの機能

ロジレスの在庫管理システムでは、ECサイトを複数運営する場合も、在庫管理を一元化が可能です。リアルタイムで在庫を管理できるため、事前に欠品を防げるなど、多くのメリットがあります。

具体的な在庫管理システムの機能は次のとおりです。

●      商品マスタ登録

ロジレス上に商品情報の登録を行う機能。CSVファイルから一括取り込みも可能。

●      在庫管理

商品在庫数がリアルタイムで把握できる。在庫数の管理は「単品・ケース・セット」など、さまざまな単位で対応可能。

●      賞味期限管理

食品・飲料水などの賞味期限管理が可能。在庫の出庫順が管理できるため、賞味期限の近い在庫から順番に指示がかけられる。

●      ロット管理

保管在庫のロット番号を管理する機能。在庫数の把握・出荷後の追跡まで可能。

●      入荷予定管理

商品の入荷予定情報を管理する機能。納品予定数や入荷遅れなどの情報を倉庫側と共有できる。

参考:LOGILESS「LOGILESSの機能

ロジレスは今注目のカートシステムShopifyとも連携できます。「ロジレスとShopifyを連携して出荷を自動化!メリットや料金、注意点を解説」の記事も参考にしてみてください。

ロジレスと連携倉庫で実現する3つのメリット

前述したとおり、ロジレスには豊富な機能が搭載されており、EC事業者様の取り扱う商品に合わせて便利にカスタマイズが可能です。

ここからは、ロジレスと連携する倉庫の活用によりEC事業者様が得られる3つのメリットを解説します。

  1. 通常出荷はほぼノータッチ
  2. 自動出荷かつ密接なコミュニケーションが取れる
  3. 複数倉庫の管理もらくらく

通常出荷はほぼノータッチ

ロジレスは受注情報・出荷指示が自動連携されるため、手入力やデータ取り込み作業などの事務作業が削減可能です。

さらに、ロジレスには、独自のRPA機能が搭載されており、EC事業者様の出荷ルールに合わせてオペレーションが組めます。RPAとは、定型業務を自動化する仕組みのことです。

RPA機能を使えば「初回購入者に特典をつける」「特定の商品にチラシをつける」などの、細かい出荷指示も、事前登録をすることで簡単に自動化が可能です。

ロジレスの利用によって、複雑な作業も効率よく運用できるでしょう。

自動出荷かつ密接なコミュニケーションが取れる

ロジレスは、ツールを提供するシステム会社であり、基本的にはEC事業者様と倉庫側の間に入ることはありません。そのため、ロジレスを利用するEC事業者様が商品の発送業務を委託した場合も、倉庫に直接連絡可能です。

たとえば、キャンセル対応の依頼や、キャンペーン中の梱包方法の変更など、当事者同士で話ができるため、ミスのない出荷がかないます。

このように、円滑なコミュニケーションが取れるロジレスであれば、連絡待ちなどの時間のロスなく、ストレスのない運営が可能です。

複数倉庫の管理もらくらく

ロジレスの導入で、受注データを一元管理できるだけでなく、複数倉庫の管理も容易です。

EC事業者様が複数の倉庫(出荷拠点)をロジレス上に登録を行なう必要はあるものの、在庫管理や出荷オペレーション管理は、倉庫事業者に委託できる構造のためです。

倉庫の拠点を登録しておくだけで、購入者の居住地をもとに、出荷する倉庫が自動で選定され、より近い倉庫に出荷指示をかけられます。そのため、複数倉庫がある場合も、EC事業者様の負担にはなりません。

複数倉庫をうまく使い分けることで、配送コストの大幅な削減につながった例もあります。

ロジレスの評判・口コミ

ロジレスはとても便利なシステムであり、多くのEC事業者様が導入しています。

ここでは、実際にロジレスを導入したEC事業者様の感想・評判を紹介します。導入を検討する際の参考にしてください。(原文ママ)

—------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

”2拠点での配送を開始しました!これから東日本へは"栃木県"から、西日本は"岡山県"から配送致します。お客様へより早くお届け出来るようになり、また配送費も下がります!ロジレス使ってめちゃくちゃスムーズに運用開始できました。”

引用元:「twitter

”秋冬の立ち上がり、予約商品やらポップアップとオンラインストアでのご注文やらが混ざり合う複雑な状況を見るに、LOGILESS導入が夏の間にできていた状況に本当に感謝・・(自動引き当てがなされた注文のみ出荷すればOKなので判別がスムーズ)”

引用元:「twitter

”ロジレスのかゆいとこに手が届く設定いいな...予備在庫あるのめっちゃ助かるし、在庫連携を店舗ごと・商品ごと気軽に解除できる⇨過剰受注の対策しやすい!”

引用元:「twitter

—------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

複数拠点からの発送対応やパーソナライズされた出荷指示ができるなど、細かくカスタマイズできる点がとても喜ばれています。

ロジレスが使える倉庫を探す方法

ここからは、ロジレスが使える倉庫を探す3つの方法を紹介します。

新たに開拓する

2022年10月末時点において、ロジレス導入済みの倉庫は約150社あります。ロジレスのWebサイト上に導入事例やインタビュー記事に企業名が掲載されているため、気になった企業に直接問い合わせてみるとよいでしょう。

また、ロジレスからシステム導入済みの倉庫事業者の紹介を受けることも可能です。

現状の委託倉庫にシステム導入を相談する

すでに出荷業務を倉庫に委託している場合は、システム導入を委託倉庫に相談することも一つの手段です。

倉庫側にコストが発生しないため、導入するうえで倉庫側の負担はほとんどありません。システム利用方法のフォロー体制も整っていることもあり、安心して導入できるでしょう。

自社倉庫で運用する

自社倉庫を保有するEC事業者様であれば、自社倉庫での運用も可能です。部署が異なる場合においても、受注管理側システム(マーチャント)・倉庫側システム(オペレーター)と切り分けできるため、管理も容易です。

ロジレスの運用実績がある倉庫がおすすめな理由

発送業務を委託する際は、すでにロジレスの運用実績のある倉庫を選ぶことも一つの手段です。ロジレス未導入の倉庫の場合、運用フローが習慣化するまでに、時間を要する可能性があるためです。

ここからは、ロジレス運用実績のある倉庫がおすすめな理由を具体的に解説します。

運用開始までの期間が短い

新しくロジレスを導入する倉庫の場合、現在の運用状況の確認から運用フローの確立などを行なうため、出荷開始までに1〜2か月程度の準備期間がかかります。

弊社(富士ロジテックホールディングス)の例を挙げると、すでに効率的な運用フローが確立されているため、改めてオペレーションを作る必要がありません。

そのため、打ち合わせからシステム設定などを含み、最短1週間で出荷開始できた実績があります。運用開始までのスピード感を重視したいEC事業者様は、ロジレス導入済みの倉庫を選ぶとよいでしょう。

ECならではの対応に慣れている

商品の販売促進のために「チラシや特典を同梱したい」「ブランドごとに梱包方法を変更したい」など、キャンペーン施策に合わせて指示を変更したい場合もあるでしょう。

ロジレスは、きめ細やかな出荷指示が出せるため、さまざまなパターンの同梱や梱包対応も可能です。ECの出荷業務に慣れている倉庫であれば、煩雑な出荷指示に対しても問題なく出荷業務が行なえます。

ECのトータルサポートが可能な場合も

出荷を委託する倉庫によっては、受注・在庫管理・梱包発送・決済・顧客対応までのすべての物流業務のサポートが受けられるフルフィルメントサービスの利用も可能です。

弊社が行なうフルフィルメントサービスは、業務効率化が図れるだけでなく、今まで培ってきた経験をもとに、販売促進のためのマーケティング施策の提案も行なっています。

物流のトータルサポートを依頼することで、業務負担の軽減だけでなく、事業拡大などの基幹業務に注力ができるでしょう。

富士ロジテックホールディングスはロジレスの運用実績あり

ロジレスは、受注から出荷までの事務作業を自動化できるシステムのことです。ロジレス導入により手間のかかる事務作業が削減でき、業務効率化が図れます。

出荷作業を倉庫に委託する場合、ロジレス導入済みの倉庫に依頼するのも一つの手段です。出荷フローが確立されており、運用開始までの準備期間の短縮など、スムーズな出荷作業がかないます。

富士ロジテックホールディングスでは、2019年1月にロジレスを導入し、安定した発送代行業務を担っています。また、EC事業者様のご要望に合わせた物流全般をサポートするフルフィルメントサービスの提案も行なっているため、まずはお気軽にご相談ください。

 

<関連記事>

受注管理システム(OMS)の導入メリットとポイントを解説!

殿堂入り記事
発送代行完全ガイド

発送代行完全ガイド

発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

梅山茜

ライター

梅山茜

物流会社でEC発送代行のバックオフィス業務に従事する複業ライター。好奇心旺盛な性格で、過去に営業職や販売職、医療ソーシャルワーカーなどを経験。豊富な経験を活かして物流、医療・福祉、資格、ライフスタイル記事など幅広い分野の執筆を担当する。カテゴリー問わず、便利で使いやすい商品やサービスを求めて、ネットサーフィンを繰り返す日常を送る。趣味は旅行とレトロモダンなカフェ巡り。

あなたはこちらのコラムにもご興味がおありかもしれません おすすめコラム

発送代行サービスとは?メリットやデメリット、おすすめの発送代行業者5選を徹底解説!
発送代行サービスとは?メリットやデメリット、おすすめの発送代行業者5選を徹底解説!
近年、ECサイトや通販などの利用者が増えたことにより、商品の在庫管理や発送作業を委託できる発送代行サービスのニーズが増加しています。 これから発送代行サービスを利用しようと考えている方もいると思います。 しかし、発送代行サービスを利用...
続きを読んでみる
【2024年版】発送代行•物流代行完全ガイド
【2024年版】発送代行•物流代行完全ガイド
  EC市場の拡大により注目されている発送代行。発送代行とは、ECショップの倉庫管理から発送までをアウトソーシングできる代行サービスです。  オンラインショッピングの需要が今後も増加することが見込まれ、EC事業者が発送代行を検討する...
続きを読んでみる
マケプレプライムとは?3つの参加条件と資格停止を回避する6つの条件
マケプレプライムとは?3つの参加条件と資格停止を回避する6つの条件
マケプレプライムとは、自社配送の商品をAmazonでプライムマークをつけて出品できるプログラムです。 マケプレプライムを利用することで、日本に約1,460万人の加入者がいるといわれているAmazonプライム会員に対して、商品の訴求力ア...
続きを読んでみる
【2024年4月最新】楽天の最強配送ラベルとは?獲得条件と対策法
【2024年4月最新】楽天の最強配送ラベルとは?獲得条件と対策法
楽天市場の最強配送ラベルについては、仮称「配送認定ラベル」として以前から何度か規制緩和や調整が実施されてきました。 本記事では運用を3ヶ月後に控え、今いちど最新の情報を整理してお伝えします。物流整備のご参考になさってください。 最強配...
続きを読んでみる
Amazon・楽天・ヤフーを7つの出品者視点で徹底比較【購入者視点の解説もあり】
Amazon・楽天・ヤフーを7つの出品者視点で徹底比較【購入者視点の解説もあり】
Amazon・楽天・ヤフーは3大ECモールと呼ばれ、他のモールと比較しても圧倒的な利用率を誇っています。 選択肢が多いと、出店する際に何を基準としてモールを決めたらよいか悩みますよね。 そこで本記事では、出品者と消費者の視点の両方から...
続きを読んでみる
ヤフーが定める優良配送とは?条件やメリット、土日の取扱まで徹底解説!
ヤフーが定める優良配送とは?条件やメリット、土日の取扱まで徹底解説!
Yahoo!ショッピングでは、2020年12月から配送品質の向上を目指した優良配送の取り組みが始まりました。 2022年8月には、優良配送に認定された商品を優先的に上位表示する取り組みも始まり、優良配送の重要度がますます高まっています...
続きを読んでみる
在庫管理におけるSKUとは?改善できる管理方法紹介
在庫管理におけるSKUとは?改善できる管理方法紹介
在庫管理を成功へと導く鍵、「SKU」とは一体何でしょうか?この記事では、SKUがもたらす効率化とその具体的な管理方法について、商品識別から物流改善まで幅広くご紹介します。SKUの基本から最先端の活用法まで、明確かつ実践的な知識をお届け...
続きを読んでみる
3温度帯とは?4温度帯との違いや冷凍・冷蔵倉庫の温度について解説
3温度帯とは?4温度帯との違いや冷凍・冷蔵倉庫の温度について解説
3温度帯とは、保管や輸配送において温度を区分けして指定することを意味します。温度区分は商品の特性によって分けられており、品質を守るために重要なシステムです。 3温度帯がなければ、生鮮食品や冷凍食品などの温度管理を必要とする商品を遠方に...
続きを読んでみる

タグ一覧

カテゴリー