
物流会社で20年経験しD2C EC スタートアップから中規模、大規模のeコマース事業者へフルフィルメントサービスの提供や物流の見直し・改善、スピード配送、複数拠点展開を設計して提唱している。 事業者様の売上貢献するために 「購買体験」 「リピート施策」 「Unboxing」 やOMO対応での「オムニチャネル」 「返品交換物流」 を提案し、事業者と常に伴走して最新の物流設計を試みる。
EC物流とは?仕組みや課題、解決策としておすすめの代行業者を10社紹介

ECサイトの運営にとって、EC物流は顧客満足度の向上や効率化、コスト削減などに欠かせない重要な要素です。しかし、在庫管理や配送、返品処理などの課題が存在し、改善が求められます。
本記事では、EC物流の改善ポイントや種類、おすすめの物流代行サービスなどを詳しく解説します。
EC物流に関する知識を深め、スムーズなEC物流の実現につなげましょう。
なお、富士ロジテックホールディングスの発送代行サービス「発送代行365」では、365日土日祝日の出荷に対応しています。
在庫管理から配送、アフターフォローまでトータル的にサポートしており、EC事業者は業務の効率化を図れます。
物流業務や受注対応、カスタマーサポートなどもアウトソーシングしたい方は、ぜひ発送代行365をご活用ください。
EC物流とは?ECサイト運営の全般的な物流業務
EC物流とは、ECサイト運営での商品の入荷・保管・出荷・配送などの物流業務全般を指します。顧客満足度の向上や効率化、コスト削減などに貢献する点がEC物流の重要なポイントです。
EC物流では、商品の流れが重要であり、具体的には下記の工程が含まれます。
- 受注処理
- 商品の入荷
- 検品
- 保管
- 出荷準備
- 発送/配送
- 返品処理
特に、スムーズな出荷プロセスがEC物流の成功に欠かせません。
また、EC物流は、ECサイトの成長の大きな役割を担います。EC物流を改善すると、コスト削減や配送期間の短縮、迅速な対応など、ECサイト運営者にとって大きなメリットがあります。発送代行や物流代行サービスの利用も、EC物流の改善につながる有効な手段の一つです。
EC物流に関する知識を深めて適切な改善策を講じ、ECサイト運営の効率化や顧客満足度の向上につなげましょう。
EC物流業界の市場規模
経済産業省の調査によると、2016年のEC市場規模は約8兆円だったのに対し、2021年には13兆円以上にまで拡大しました。
画像引用元:「令和5年度 電子商取引に関する市場調査」
市場の成長により、物流業務全体の規模が大幅に拡大し、さまざまなサービスの需要が発生しています。
市場拡大を後押ししているのは、スマートフォンの普及などによる消費者行動の変化が関係しています。
また、2016年から2021年の間に、宅配便の取扱個数は約9.3億個増加しました。個人消費者向けの配送の増加にともない、物流業界では小口配送への対応力が重要です。
今後もEC市場は拡大すると予想され、物流業界の業務量は増加すると見込まれています。
参考: 国土交通省「令和3年度 総合物流施策大綱のフォローアップ関連指標」
参照:経済産業省「令和3年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)報告書の公表」
EC物流での商品入荷から出荷までの流れ【5STEP】
EC物流での商品の流れとして、次の工程が挙げられます。
- 入荷、検品
- 保管
- ピッキング、検品
- 梱包
- 出荷
それぞれのステップを詳しく解説します。
入荷・検品
ECサイトで商品を販売するためには、まず製造業者や卸売業者から商品を入荷します。入荷時には、入庫伝票と納品された商品の数量、内容を確認する数量検品が主に行われます。
商品の破損や汚れ、不良品がないかを確認する不良検品や、電子機器の正常作動を確かめる作動検品などが必要です。
また、検品作業の精度と効率をより高めたい場合は、カスタマイズされたWMS(倉庫管理システム)を活用するとよいでしょう。
保管
検品が終了した商品は、決められた場所に保管されます。保管過程では、商品の種類に応じた温度管理や湿度管理など、最適な保管環境の維持が重要です。
また、SKU(在庫管理単位)の多さや商品の回転率に応じたロケーション管理を徹底できれば、保管効率や作業効率の向上につながります。
ピッキング・検品
注文が入ると、倉庫内の作業員は出荷指示書(ピッキングリスト)に基づいて、商品を所定の場所からピッキングします。
その後、ピッキングした商品が正しいかどうかを確認する出荷検品が行われます。出荷検品では、配送先別に仕分けられた商品の品番や数量が正しいかの再確認が必要です。
梱包
商品のピッキングと検品が完了したら、次に商品の梱包作業が行われます。商品の中身や大きさに応じた段ボールや緩衝材を用意し、運送中の破損を防ぐための適切な梱包が必要です。
また、顧客の要望に応じたラッピングやノベルティの同梱も行います。運賃の圧縮につなげるべく、最適な段ボールサイズ選びも意識しましょう。
出荷
梱包が完了した商品を配送業者に引き渡します。出荷作業は迅速かつ正確に行う必要があり、顧客が指定した時間に商品が届くように配送業者との連携強化が重要です。
また、出荷ミスや出荷遅延を防ぐために、システム化された出荷管理の徹底が求められます。
EC物流の4つの特徴とは?
EC物流には以下の4つの特徴があります。
- 1件あたりの配送量は少ないが配送先が多くなる
- 短期間での配送を求められる
- ギフトラッピングへの対応が求められる
- 返品や交換への対応が求められる
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
1件あたりの配送量は少ないが配送先が多くなる
ECには、BtoBとBtoCの両方の形態があります。BtoCの場合には、一件あたりの配送量は少ないものの、配送先が多くなるのが特徴です。
例えば、消費者はオンラインショップで1つか2つの商品を注文する場合が多く、個々の配送は小口になります。そのため、物流業者は各配送先に対して、少量の商品を迅速かつ効率的に処理することが求められるでしょう。
また、配送先が多くなればなるほど、ミスも起こりやすくなります。
実店舗であれば対面で接客できますが、EC物流は対面ではなく、一度のミスが信頼の低下につながる可能性が高いため、ミスが起こらないような体制構築も必要です。
短期間での配送を求められる
昨今では、同日や翌日などの短期間で配送を行うサービスが増えており、配送までの期間が長くなればなるほど、商品が売れづらくなる傾向です。そのため、EC物流でも短期間での配送が求められます。
素早い配送を実現するためには、効率的な在庫管理や迅速なピッキング、梱包など、配送の各プロセスの連携が欠かせません。
また、配送ステータスをリアルタイムで顧客に提供できれば、顧客の信頼度や満足度の向上、リピーター化にもつなげられます。
ギフトラッピングへの対応が求められる
誕生日や記念日用のプレゼントを、実店舗ではなくECサイトから購入する人が増えています。
そのため、ギフトラッピングへの対応が求められるケースも少なくないでしょう。
ギフトラッピングでは、商品のラッピングだけでなくメッセージカードの同封や特定の包装紙の使用など、個別の要望に応じたサービスも必要になる場合もあります。この対応を丁寧に行うことで、顧客満足度を高め、リピーターを増やす効果につながります。
返品や交換への対応が求められる
EC物流では、「サイズが違った」「配送中に破損した」などの理由で、返品や交換への対応が求められるケースもあります。
ただし、すべての商品を返品や交換すると損害が大きくなる恐れがあるため、返品や交換のルールを明確化しておく必要があります。
また、返品や交換理由をデータとしてまとめると、サービス改善の向上につなげられるでしょう。そのため、返品された商品の再在庫化や、廃棄物の効率的な管理も重要なポイントです。
なお、返品処理の流れや重要性に関して以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
EC物流の7つの課題とは?
EC物流には以下の7つの課題があります。
- 人材確保が難しく人手不足に陥りやすい
- 在庫管理がうまくできていない
- 受注管理が複雑化しやすい
- イレギュラーな対応が発生しやすい
- コストが高くなりやすい
- リードタイムの短縮が難しい
- 顧客満足度の維持・向上が難しい
それぞれを詳しく解説していきます。
人材確保が難しく人手不足に陥りやすい
EC物流での人材確保の難しさと人手不足は深刻な課題です。労働生産人口の減少にともない、物流業界全体で人材不足が叫ばれる中、EC物流も例外ではありません。
閑散期は問題なく対応できていても、繁忙期になると人手が足らず、発送の遅延などのトラブルが頻発するリスクがあります。
一方、繁忙期に合わせて人材を雇用すると、閑散期のコスト負担が大きくなってしまいます。
繁忙期と閑散期の差が激しいほど、適正な人員のコントロールが難しくなるため、需要に応じた柔軟な人材確保策が必要です。
在庫管理がうまくできていない
EC物流では、在庫数に間違いはないか、破損しているものはないかなど、在庫管理が重要です。
在庫管理ができていなければ、商品がなくなっているだけでなく、商品が足りずに顧客へ届けられないトラブルが発生する可能性があります。
在庫管理は事業経営にとって重要な要素のため、在庫管理を適切に行う必要があります。
なお、ECサイトの在庫管理方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
受注管理が複雑化しやすい
ECサイトでは、実店舗よりも複数の店舗を持ったり、多種多様な商品を扱ったりしやすいです。
店舗が増えたり、商品の種類が増えたりすると受注管理が複雑化し、ミスの原因につながります。
そこで、受注管理システムOMSの導入メリットとポイントなどを以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
イレギュラーな対応が発生しやすい
EC物流では、以下のイレギュラーへの対応が発生しやすいです。
- 商品のキャンセル
- 配送先の変更
- 商品の交換や返品
上記のイレギュラーは、迅速に対応する必要があるため、負担が大きくなりがちです。
また、イレギュラーな対応が多すぎた場合には、人材のリソースを使ってしまい、人材不足につながる可能性もあります。
コストが高くなりやすい
EC物流には、主に以下のコストがかかります。
- 人件費
- 保管費
- 運送費
- 資材費
- システム費
特に繁忙期にはコストがかかりやすいうえ、人材不足や燃料費の価格上昇による運送費の高騰もコストが高くなる要因です。
リードタイムの短縮が難しい
EC物流でのリードタイムの短縮は容易ではありません。顧客が希望するタイミングに合わせて商品を届けるためには、商品発注から納品までの時間・日数を意味するリードタイムの短縮が不可欠です。
また、設備や人員などのリソース不足が原因で、思うようにリードタイムが短縮できていない企業も少なくありません。
なお、物流業でのリードタイムの重要性や短縮方法に関して以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
物流業におけるリードタイムとは?短縮のメリットや注意点、方法を解説
顧客満足度の維持・向上が難しい
EC物流では、配送スピードだけでなく、対応の丁寧さや品質、ミスの少なさなど、総合的な対応力が顧客満足度に直結します。EC市場の拡大にともない、消費者の選択肢が広がっている中、顧客満足度の維持・向上も重要な課題です。
顧客満足度の低下は、顧客離れの原因となりうるため、ECサイトを継続的に利用してもらうためにも、満足度の維持・向上に向けた取り組みが欠かせません。
配送品質の向上や梱包の工夫、問い合わせ対応の充実など、多岐にわたる施策が求められます。
自社EC物流の4つの改善ポイントとは?
自社EC物流の改善ポイントは以下の4つです。
- ロジスティクスを最適化する
- 発送代行サービスを利用する
- 倉庫管理を見直す
- ロボットを導入する
それぞれ詳しく解説していきます。
ロジスティクスを最適化する
ロジスティクスの最適化は、自社EC物流の改善に欠かせないポイントです。
ロジスティクスとは、商品を効率よく生産し、円滑に流通させるために需要と供給の適正化を図る仕組みのことを指します。
ロジスティクスが機能していない場合、人手不足などが原因で生産から輸配送までの業務が追いつかなくなるリスクが高まります。ロジスティクスを最適化するには、消費者ニーズの的確な把握と物流システムの確立が欠かせません。
なお、ロジスティクスと物流の違いや、ロジスティクスが重視される理由に関して以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ロジスティクスと物流の違いとは?仕組みや重視される理由を具体的に解説!
発送代行サービスを利用する
EC物流での発送業務は、時間と手間のかかる作業です。
そこで、発送代行サービスを利用すると、出荷作業の負荷を軽減し、迅速な配送を実現できます。発送代行サービスは、配送業務に特化した専門業者が行っており、配送のプロセス全般を一元管理してくれるサービスです。
また、配送業者との連携もスムーズに進められ、追跡や問い合わせなども一元化されるため、充実した顧客サポートが期待できるでしょう。
さらに、物流代行サービスの利用によって、自社での配送業務にかかるコストや時間を削減でき、より効率的かつ迅速なEC物流を実現可能です。
以下の記事では、発送代行サービスの詳細や、おすすめ業者の選び方に関して詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
発送代行サービスとは?依頼できる業務とおすすめ代行業者23選を解説【2025年版】
なお弊社、富士ロジテックでは365日体制でEC物流をフルサポートしています。全国50拠点の倉庫を活用できるため、配送費を最大25%削減でき、国内配送料は340円から承っています。
富士ロジテックの配送サービスが少しでも気になる方は、以下のリンクからお気軽にご相談ください。
倉庫管理を見直す
発送代行サービスを利用すると、EC物流に関する課題を解決できるメリットがあります。
発送代行サービスでは、商品の保管から梱包、配送までをまとめて依頼できます。自社で倉庫を持つ必要がなくなるため、初期コストを抑えられるのが大きな魅力です。また、受注量の変動に合わせて柔軟に対応してもらえるので、無駄なコストを削減できるでしょう。
さらに、発送代行サービスを利用すれば、EC物流のノウハウを持つ専門家に業務を任せられます。効率的な在庫管理や配送ルートの設計など、EC物流に特化した知識やスキルを活用できるのも大きなメリットです。
ロボットを導入する
物流ロボットなどの技術導入は、EC物流の課題解決に効果的な手段の1つです。倉庫内のピッキングや梱包などの作業を自動化でき、作業効率の大幅な改善が期待できるでしょう。
また、商品を作業場まで自動搬送すると、作業時間の短縮にもつながります。輸配送では、AIを搭載したロボットやドローンの活用がおすすめです。
ロボットの導入は初期投資が必要ですが、人件費の削減や作業効率の改善によるコスト削減効果が期待できるため、中長期的な視点で投資価値を検討してみてください。
自社にあったEC物流会社を選ぶためのポイント
自社にあったEC物流会社を選ぶためのポイントは以下の通りです。
- 実績や評価が豊富か
- 配送リードタイムが短いか
- 自社に必要とするサービスに対応しているか
- 自社にあった料金体系と費用感か
- コミュニケーションの品質とスピード
- 1日あたりの出荷数の上限は十分か
- 自社の商品を取り扱い可能か
- 保管拠点の場所が適切か
- トラブル発生時のサポート体制
特に、実績や評価、対応サービス、料金体系などの確認は必須です。また、1日あたりの出荷上限数や保管拠点の場所、サポート体制なども確認し、自社のニーズにマッチするEC物流会社を選ぶことが大切です。
なお、EC物流代行サービスの選び方やおすすめ業者に関して以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
EC物流代行サービスとは?業者の選び方とおすすめ代行会社15選を紹介
EC物流代行会社おすすめ10選
ここでは、EC物流でおすすめの代行会社を10社を紹介します。
- 株式会社富士ロジテックホールディングス
- 株式会社STOCKCREW
- アートトレーディング株式会社
- 株式会社スクロール360
- ウルロジ
- オープンロジ
- 株式会社共栄物流サービス
- 株式会社ユウサイ
- 株式会社清長
- TOKYOガールズソリューション
それぞれ見ていきましょう。
また、下記記事にてEC物流代行サービスの詳細や代行会社を15社紹介しています。自社にあった物流代行会社の選び方を知りたい方はぜひ参考にしてください。
<関連記事>「EC物流代行サービスとは?おすすめの代行会社15選を紹介」
株式会社富士ロジテックホールディングス|分析やシステム開発で柔軟に対応
株式会社富士ロジテックホールディングスの物流代行サービスでは、商品の在庫管理から梱包や配送までをアウトソーシングできます。
データの分析や独自のシステムを用いてEC物流の業務を行うため、改善を繰り返しながら業務を遂行します。
また、以下の物流センターが利用可能です。
- アパレル特化
- 冷凍・冷蔵品に対応
- 化粧品製造業の許認可
- 大型商品に対応
EC物流代行にはさまざまなサービスがあり、実績も豊富なため、ぜひ利用を検討してみてください。
なお、富士ロジテックホールディングスが展開する「発送代行365」は、EC事業者のニーズに合わせたオーダーメイドの物流体制を構築できるサービスです。ぜひ一度、サービス内容をチェックしてみてください。
株式会社STOCKCREW|物流管理用のシステムを無償で提供
株式会社STOCKCREWは、従量課金制の物流代行サービスを提供しています。
利用した分だけ料金を支払う仕組みのため、初期費用や固定費が0円で、物流管理用のシステムを無償で提供しています。
そのため、事業規模が小さい場合や、始めたての事業で利用するのがおすすめです。
アートトレーディング株式会社|オーダーメイドの依頼が可能
アートトレーディング株式会社は、ECサイトの構築を100社以上行ってきた実績のある会社です。
アートトレーディング株式会社が提供する物流代行サービスの特徴として、オーダーメイドの依頼が可能なことが挙げられます。
また、「ギフトラッピングをしてほしい」「特定の梱包資材を使いたい」など、自社が物流代行サービスを利用する目的に合わせて物流代行を依頼できます。
株式会社スクロール360|35年以上の実績とノウハウ
株式会社スクロール360は、35年以上の実績とノウハウを兼ね備えた物流代行会社です。
顧客分析から商品発生までの、EC物流に関わるすべての業務をサポートしています。
関東以外にも、北海道・東海・関西・九州に拠点があるため、幅広いエリアに対応しています。
ウルロジ|専用のチャットツールで対応を迅速化
ウルロジはディーエムソリューションズ株式会社が提供している、物流代行サービスです。
専用のチャットツールで直接支持を出せるため、対応の迅速化につながるでしょう。
EC物流の業務を全般的にカバーしており、高い満足感も期待できます。
オープンロジ|物流をオンラインで完結
オープンロジは、オンラインでEC物流を完結できるサービスです。
データをオンラインで管理できるだけではなく、クラウド上にデータが保存されるため、スマートフォンからでもアクセスできます。
株式会社共栄物流サービス|幅広い範囲で翌日発送可能
株式会社共栄物流サービスは、30年以上の実績がある会社です。
島を除くと、以下の地域で翌日発送を実現しています。
- 東北地方
- 関東地方
- 中部地方
- 近畿地方
- 四国地方
- 中国地方
幅広い地域で翌日発送ができるため、スピード感重視の場合には、おすすめです。
株式会社ユウサイ|事業規模に合ったプランを提供
株式会社ユウサイは、1,000社以上の取引実績がある物流代行会社です。
関東と関西に拠点があるため、全国各地に商品を届ける場合でも、少ないタイムラグで配送できます。
株式会社ユウサイは、事業拡大したい場合でも、事業規模にあわせたプランを提案してもらえるため、拡大中の事業者でも利用しやすいでしょう。
株式会社清長|従量課金制を採用
株式会社清長は、中小EC企業向けの代行サービスのロジプロモを提供している会社です。
初期費用や月額の固定費はかからず、利用した分だけ料金を支払う従量課金制を採用しているのが特徴です。
従量課金制であれば、物流代行の利用量が減る閑散期に、コストを抑えられます。
TOKYOガールズソリューション|即日納品が可能
TOKYOガールズソリューションは、営業の社員から作業スタッフまですべて女性の特徴があるサービスです。
そのため、女性向けの商品を扱う場合に利用を検討するのがおすすめです。
また、東京の中心にオフィスがあり、打ち合わせがしやすく、即日納品にも対応しています。
EC物流システムとは?5つのおすすめサービスを紹介
EC物流代行会社だけでなく、おすすめのEC物流システムも見ていきましょう。
ここでは、以下の5つのEC物流システムを紹介します。
- AiRLogi
- COOOLa
- クラウドトーマス
- ロジザードZERO
- Loogia
それでは、5つのEC物流システムをそれぞれ詳しく解説します。
AiRLogi|機材のレンタルが可能
AiRLogiは、株式会社コマースロボティクスが提供している倉庫管理システムで、1,400以上の事業者が利用しています。
クラウド型のサービスのため、インターネット環境があれば、どこからでもアクセスして利用できるのが特徴です。
さらに、ハンディターミナルのレンタルも行っています。
COOOLa|ユーザー数が増加しても変動しない利用料金
COOOLaは、豊富な機能を柔軟にカスタマイズできる倉庫管理システムで、株式会社ブライセンが提供しています。
ユーザー数が増加しても、利用料金は増えない料金体系のため、コストを抑えやすいのが強みです。
事業拡大にともなってシステムを利用するスタッフが多くなる可能性がある場合に導入を検討するのがおすすめです。
クラウドトーマス|規模に合わせたプランを選択可能
クラウドトーマスは、ITトレンド4年連続1位受賞している倉庫管理システムで、株式会社関通が提供しています。
クラウドトーマスには、現役の物流会社が物流現場のノウハウを用いて作られたシステムのため、使いやすい特徴があります。
また、物流センターの規模に合わせたプランを選べることも魅力的です。
ロジザードZERO|ECに特化した機能が搭載
ロジザードZEROは、ECや卸売業に特化した機能が搭載されたシステムで、ロジザード株式会社が提供しています。
クラウド型のシステムで、定期的にバージョンアップされるため、常に最新の機能を利用できます。
Loogia|走行車両から集めたデータから配車計画を立案
Loogiaは、走行車両から集めたデータから配車計画を立案する配送管理システムで、株式会社オプティマインドが提供しています。
実際のデータをもとに配送計画や配送ルートを決めるため、効率的な配送を実現し、車両台数と人件費の削減につながるでしょう。
EC物流を物流代行会社にアウトソーシングする4つのメリットとは
物流代行サービスには、以下のような4つのメリットがあります。
- コストを削減できる
- リスクを回避できる
- 効率的な配送ができる
- 専門的な知識を活用できる
上記のメリットを参考に、物流代行サービスの利用を検討してみてください。
なお、以下の記事ではEC物流代行が選ばれる理由を詳しく解説しています。これからEC物流代行の利用を検討している方は、ぜひご覧ください。
<関連記事>「EC物流代行が選ばれる理由とその活用法」
また、EC事業の拡大にともなうリソースや商品保管場所の不足から、物流アウトソーシングを検討している方は、以下の記事をご参考ください。
<関連記事> 通販物流業務「アウトソーシング」のメリットとは?
コストを削減できる
自社で倉庫を所有している場合、倉庫の維持管理や人員の確保、安全管理に多大なコストがかかりますが、物流業者の倉庫を利用するとこれらのコストが節約可能です。
また、複数の企業が物流業者の倉庫を共有すると、倉庫内の空きスペースを有効活用できます。
なお、物流コスト削減のコツに関して以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
リスクを回避できる
商品の保管や配送中のトラブルへの対応は重要です。
例えば、配送中に商品が破損した場合、自社で対応する場合は補償をおこなわなければなりません。しかし、物流業者が保有する保険に加入している場合は、保険から補償が行われます。
このため、自社で保険に加入する必要がなくなり、リスク回避につながります。
なお、誤出荷が起こる要因やリスク、ミス防止対策に関して以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
誤出荷が起こる4つの要因と発生リスク、5つのミス防止対策を解説!
効率的な配送ができる
物流業者が持つ配送ルートの活用や出荷業務のアウトソーシングにより、作業効率の向上が期待できます。例えば、物流業者が持つ配送ルートの情報を活用すると、配送時間の短縮や迅速な対応が可能です。
また、受注処理や出荷業務のアウトソーシングにより、自社の人員を削減するとコスト削減にもつながり、作業効率の向上も期待できます。
専門的な知識を活用できる
物流業者が持つ物流や配送に関する知識や技術を活用できます。海外配送や複雑な配送ルートの場合に特に有効です。
例えば、海外に配送する場合には、各国の輸入ルールや関税に関する知識が必要ですが、物流業者が持つ知識を活用すると、スムーズな海外配送につながります。
また、物流業者が持つ技術を活用すると、迅速な配送や効率的な在庫管理も可能です。
EC物流を物流代行会社にアウトソーシングする2つのデメリットとは?
物流代行会社にEC物流に関する業務をアウトソーシングする場合には、以下の2つのデメリットがあります。
- 自社にノウハウが蓄積されづらい
- 出荷数が少ない場合はコストが高くなりやすい
EC物流を物流代行会社にアウトソーシングする前に、デメリットも理解したうえで、アウトソーシングを検討しましょう。
自社にノウハウが蓄積されづらい
物流代行会社にEC物流に関する業務をアウトソーシングすると、EC物流に関するノウハウが自社に蓄積されにくくなります。
そのため、将来的にアウトソーシングをやめて自社でEC物流の業務を行う場合、ノウハウが蓄積されてないため自社での業務が難しくなります。
ただし、今後も自社でECを行う予定がなく、EC物流に関する業務をアウトソーシングすると決めれば、ノウハウの蓄積は必要ありません。そのため、EC物流に関する業務に使うリソースを他の業務に使え、売上アップにもつなげられます。
出荷数が少ない場合はコストが高くなりやすい
物流代行会社にEC物流に関する業務をアウトソーシングする場合には、出荷数が少ないとコストが高くなりやすいため注意しましょう。
物流代行会社によって、アウトソーシングする際の初期費用や管理費などのコストは異なり、出荷数が少ないと費用対効果が合わない可能性が高まります。
そのため、EC物流を物流代行会社にアウトソーシングする場合には、見積もりを依頼し、費用対効果を考えるようにしましょう。
なお、物流代行の外注を成功させるためのポイントに関して以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
EC物流を自社で活用するなら「発送代行365」がおすすめ
今後、ますますオンラインショッピングの需要が増加し、EC物流の社会的なニーズも増えていくと予測されます。
現在、EC物流倉庫には以下3つの種類があり、自社にあった倉庫の活用が大切です。
- 専用倉庫|ECサイト運営企業が自社で保有する倉庫
- 複合倉庫|複数の企業が共同で利用する倉庫
- フルフィルメントセンター|ECサイトの注文処理から発送までを一括して行う倉庫
また、EC物流倉庫を選ぶ際は、在庫量や商品の種類、発送頻度や配送先、倉庫の立地条件などの確認が大切です。
なお弊社、富士ロジテックでは365日体制でEC物流をフルサポートしています。全国50拠点の倉庫を活用できるため、配送費を最大25%削減でき、国内配送料は340円から承っています。
富士ロジテックの配送サービスが少しでも気になる方は、以下のリンクからお気軽にご相談ください。


発送代行完全ガイド
発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

監修者
株式会社富士ロジテックホールディングス
西間木 智 / 通販営業部 部長
物流会社で20年経験しD2C EC スタートアップから中規模、大規模のeコマース事業者へフルフィルメントサービスの提供や物流の見直し・改善、スピード配送、複数拠点展開を設計して提唱している。 事業者様の売上貢献するために 「購買体験」 「リピート施策」 「Unboxing」 やOMO対応での「オムニチャネル」 「返品交換物流」 を提案し、事業者と常に伴走して最新の物流設計を試みる。
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