西間木 智
西間木 智

物流会社で20年経験しD2C EC スタートアップから中規模、大規模のeコマース事業者へフルフィルメントサービスの提供や物流の見直し・改善、スピード配送、複数拠点展開を設計して提唱している。 事業者様の売上貢献するために 「購買体験」 「リピート施策」 「Unboxing」 やOMO対応での「オムニチャネル」 「返品交換物流」 を提案し、事業者と常に伴走して最新の物流設計を試みる。

発送代行サービスとは?依頼できる業務とおすすめ代行業者23選を解説【2025年版】

発送代行
発送代行サービスとは?依頼できる業務とおすすめ代行業者23選を解説【2025年版】

EC市場の拡大にともない、商品の在庫管理や発送作業を委託できる発送代行サービスの需要が高まっています。

しかし、発送代行サービスを詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

「そもそも発送代行がどのようなサービスか分からない」

「おすすめの発送代行業者が分からない」

こうした悩みを抱えている方のために、本記事ではおすすめの発送代行サービス業者23社を詳しくご紹介します。

また、発送代行サービスに依頼できる6つの業務内容や、サービスを利用するメリット・デメリットなども詳しく解説しています。

本記事を参考に、自社に適した発送代行サービス業者の選定につなげてみてください。

富士ロジテックホールディングスの発送代行サービス「発送代行365」では、365日土日祝日の出荷が可能です。

自社では対応が難しい時間帯の発送業務依頼も受け付けております、ぜひお気軽にご相談ください。

発送代行サービスとは?依頼できる業務内容

発送代行サービスとは?依頼できる業務内容

発送代行サービスとは、ECサイトで注文された商品の発送業務を代行するサービスのことを指します。近年、オンラインショッピングの需要が高まり、自社リソースでの発送業務対応が難しくなったことから、発送代行サービスのニーズが高まっています。

発送代行に依頼できる主な業務は以下の通りです。

  •       商品の入荷・入庫業務
  •       在庫管理業務
  •       検品や流通加工業務
  •       ピッキング業務
  •       梱包・出庫・発送業務
  •       返品業務

発送業務をアウトソーシングすると、自社のリソースを販売促進などのコア業務に集中させられるようになります。

下の記事では、発送代行サービスの人気の理由やサービス内容、メリットに関して詳しく紹介しています。発送代行の特徴を理解し、自社に合ったサービスを選びたい方は、ぜひ参考にしてください。

発送代行とは?人気の理由やサービス内容・メリットを徹底解説

発送代行サービスを利用する6つのメリット

発送代行サービスを利用する6つのメリット

発送代行サービスを利用する場合には、以下の6つのメリットがあります。

  •       業務の効率化につながる
  •       物流の質を上げられる
  •       自社で在庫を抱えなくてもよくなる
  •       業務を可視化できる
  •       物流経費を変動費にできる
  •       コアな業務に集中できる

発送代行サービスを利用する前に、発送代行サービスのそれぞれのメリットを詳しく確認しましょう。

業務の効率化につながる

発送代行サービスの利用は、業務の効率化につながります。

商品の入荷から在庫管理、商品の発送など、発送業務には手間も時間も必要なため、自社にかかる負担は大きいです。

しかし発送代行サービスを利用すると、本来であれば発送業務に使うはずだったリソースを、他の業務に使えます。

その結果、業務の効率化につながります。

業務の効率化をして、販売の促進や企画戦略などの業務にリソースを使えれば、さらなる売上の向上も期待できることも大きなメリットです。

物流の質を上げられる

発送の遅延や発送ミス、商品の欠損などはクレームにつながり、売上の減少の原因になりかねません。

そのため、ECサイトや通販の運用では物流の質を上げることが求められます。

発送代行サービスは専門業者が、入荷から在庫管理、商品の発送などの発送業務を行うためミスを減らし、物流の質を上げられます。

また、物流の質を上げることはミスを減らせるだけでなく、顧客満足度の向上にもつながるため、自社で物流の質を担保できない場合には、発送代行サービスの利用を考えてもいいでしょう。

なお、誤出荷が起こる要因やリスク、ミス防止対策などを詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

誤出荷が起こる4つの要因と発生リスク、5つのミス防止対策を解説!

自社で在庫を抱えなくてもよくなる

自社で在庫を抱える場合には、在庫を保管するためのスペースが必要です。

また、売上の向上を見込むとなると、必要な在庫数が増えるため、それにともなって在庫を保管するスペースの確保が難しくなることが考えられます。

発送代行サービスを使うことにより、自社で在庫を抱えなくてもよくなるため、空いたスペースを別の業務に有効活用できます。

また、発送代行サービスでは専門業者が在庫を管理するため、自社で管理する場合よりも、より商品の品質を保った状態で管理できることもメリットの1つです。

業務を可視化できる

自社で在庫管理を行う場合には、市場のニーズと供給量に関してのデータを作成するため、手間がかかります。

発送代行サービスでは、在庫に関する詳細なデータを発送代行業者が定期的に報告されるため、データを作成する手間を省きながら、業務を可視化できます。

商品の注文を受けてから発送までにかかるコストの計算や在庫状況、回転率までを正確なデータとして提供されることが、発送代行サービスを利用するメリットです。

そして、発送業務を通して経営全体を可視化すると、売上の向上につなげられます。

物流経費を変動費にできる

繁忙期であるセールやイベントなどでは、通常よりも商品の注文数が増えるため、物流経費が異なりますが、自社で商品の発送までを行った場合は、時期に関係なく一定の物流経費が発生し続けます。

しかし、発送代行サービスの利用により、それぞれの時期に合わせて人材の数を調整できるため、物流経費から変動費への変更が可能です。

物流経費を変動費に変えることで、コストを抑えて発送業務を行えます。

次の記事では物流倉庫の固定費や変動費に関して詳しく紹介しています。コストを抑える方法も分かるので、費用に関して詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

物流倉庫の費用を徹底解説!固定費・変動費の相場とコストを抑える5つの具体策

コアな業務に集中できる

発送代行サービスを利用すると、発送業務に関わっているスタッフに販売促進やマーケティング活動、戦略立案、商品企画などのコア業務を任せられます。

また、商品の在庫管理も発送代行業者に委託できるため、社内のスタッフがコア業務に集中できることが、発送代行サービスを利用するメリットです。

発送業務にリソースを使いすぎて、売上を向上させる活動ができなければ、元も子もありません。

発送業務の負担が大きい場合は、発送代行サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

発送代行サービスを利用する4つのデメリット

発送代行サービスを利用する4つのデメリット

発送代行サービスの利用には、以下の4つのデメリットが存在します。

  •       自社への配送ノウハウの蓄積が困難
  •       個人情報や自社情報の流出などのリスク
  •       競合他社に発送のノウハウを利用される懸念
  •       自社対応と比較した場合の対応の柔軟性低下

それぞれを詳しく解説していきます。

自社への配送ノウハウの蓄積が困難

発送代行サービスでは専門業者が発送に関する業務を行うため、誤配送や個数間違いなどのミスを最低限まで防げますが、発送業務に関するノウハウが自社に蓄積されにくいです。

発送代行サービスへの業務委託を停止して、自社で発送まで行う場合は、ノウハウが蓄積されていないため、ミスが増える可能性があります。

また、取り扱う商品が異なる場合には、商品の発送業務に必要なノウハウが異なります。

ECサイトの運用では正確さとスピードが重要で、顧客からの信頼を獲得するためには欠かせません。

そのため、発送代行サービスへの業務委託を停止した場合に、発送業務に関する経験やノウハウがなく、困る可能性が考えられます。

個人情報や自社情報の流出などのリスク

商品の発送では、顧客の名前や住所、電話番号などの個人情報を取り扱います。もちろん社外秘であるため、個人情報の流出は許されません。

自社で発送業務を行う場合には、情報漏洩のリスクが低くなりますが、外部の事業者である発送代行サービスの利用で個人情報が流出する可能性が高まります。

もし、発送代行業者から個人情報が流出した場合には、自社の信用がなくなる恐れがあります。

事前に信頼できる業者かどうかを調べるようにしましょう。

競合他社に発送のノウハウを利用される懸念

自社と契約した発送代行業者が、自社での発送業務を通してノウハウを学び、競合他社と契約した際に利用する可能性があります。

ECサイトでオリジナルブランドのみを取り扱っている場合には、他社との差別化が可能ですが、ECサイトで他社の製品を取り扱っている場合には、価格だけで競合他社に勝つことは難しいでしょう。

発送業務に関するノウハウが自社にあれば、自社独自ノウハウを使った流通加工によって差別化できます。

発送代行サービスに業務委託をする場合には、発送業務に関するノウハウが蓄積されないデメリットがありますが、現在あるノウハウが競合他社に流出してしまうデメリットもあることを頭に入れながら、発送代行サービスの利用を検討しましょう。

自社対応と比較した場合の対応の柔軟性低下

ECサイトを運用していると「追加で注文したものの同梱依頼」「ギフトラッピングの依頼」「発送の一時停止」などの顧客からの要望に対応する場合があります。

発送代行サービスに業務委託をする場合には、顧客対応が柔軟に行えないことがデメリットです。

もし、自社独自の仕組みで柔軟な対応ができる場合でも、発送代行業者の仕組みに適した形にすると、うまくいかないことがあります。

発送代行サービスに業務委託する際の料金相場

発送代行サービスに業務委託する際の料金相場

発送代行サービスに業務を委託する際の料金相場は以下の通りです。

費用項目

料金相場

基本費用

1件あたり3万円程度

倉庫費用

4,000円〜7,000円

入庫費用

1箱あたり30円〜150円

梱包費用

1件150円〜300円

配送費用

600円以上

 

各費用項目に関して、詳しく見ていきましょう。

基本費用:1件あたり3万円程度

基本費用は、発送代行サービスの料金の中で固定費と呼ばれるうちの1つです。

発送代行業者によって、業務委託する際の基本費用が異なります。

基本費用の相場は1件あたり3万円程度と言われており、商品を出荷する量が多い場合には、料金が割り増しされる場合があります。

料金が割り増しされた場合は、5万円以上の料金がかかる可能性があるため、注意が必要です。

また、基本料金は発送システムの費用を含んでおり、発送業者によっては、在庫管理や梱包などの作業にかかる料金も合わせて、基本料金として提示される場合もあります。

発送システムの費用だけが含まれている場合、基本料金は安くなりますが、在庫管理や梱包作業などの料金が別で請求され、合計金額が思ったよりも高くなる場合もあります。

そのため、基本料金と書かれていても、料金の内訳や詳細までしっかり確認しましょう。

倉庫費用:4,000円〜7,000円

基本費用と同様に、倉庫費用も固定費の1つです。

倉庫費用とは、倉庫を利用するための料金で、貸し出しの単位は1坪、1パレット、1ラックなど、発送代行業者によって変わります。

料金相場は大体4,000円〜7,000円前後で、都心に近くなるほど料金が高くなり、都心から離れるほど料金が控えめになる傾向があります。

また、冷凍品や冷蔵品のように温度管理を必要とする場合には、別途で光熱費が加算されることもあるため、事前確認が必要です。

入庫費用:1箱あたり30円〜150円

入庫費用は、商品の入庫量によって変動するため、変動費の1つです。

入庫費用には、商品が倉庫に届いた際に、個数が間違っていないかを確かめるための検品業務や、検品後に商品を倉庫へと運ぶ入庫業務のための料金などが含まれています。

宅配便やコンテナ、PLなどの入庫する商品の梱包方法によっても入庫費用は異なるため事前の確認が必要です。

入庫費用の料金相場は、箱ごとに入庫作業を行う場合は30〜150円/箱、単品で入庫作業を行う場合は10〜30円/品と言われています。

次の記事では、EC物流倉庫の特徴や種類、費用、委託先の選定方法に関して紹介しています。自社に合った物流倉庫の選び方が分かり、効率的な発送業務が実現できるでしょう。

EC物流倉庫とは?特徴や種類、費用、委託先の選定方法まで解説!

梱包費用:1件150円〜300円

梱包費用は、倉庫からピッキングした商品を梱包するための費用です。

商品に合わせた梱包資材を使って梱包し、発送業者への引き渡や自社の配送用トラックに積み込みます。

梱包費用の料金相場は、150〜300円ほどと言われていますが、緩衝材やラッピング、保冷剤を入れる場合など、梱包方法によって料金が高くなります。

さらに、納品書や送り状などの書類を発行する場合には10〜30円の発行手数料が含まれることもあるため、注意が必要です。

フルフィルメントサービスを利用すれば、梱包作業も代行業者に任せられます。専門スタッフによる丁寧な梱包で、商品の安全性と顧客満足度の向上が期待できるでしょう。

下記の記事では、EC物流の基礎知識に関して紹介しています。EC物流を始めるために必要な情報が得られるので、ぜひ参考にしてください。

フルフィルメントとは?今さら聞けないEC物流の基礎知識

配送費用:600円以上

配送費用とは運送業者に支払われる商品の配送にかかる費用で、通常の場合、発送代行業者を通して支払われます。

発送代行業者によっては、運送業者と料金の割引き契約を結んでいる場合もあり、自社で発送するよりも配送料が安くなりやすいです。

また、自社でトラックや運転手を用意して、入庫から配送までを含む発送業務のすべてを代行している発送代行業者もあります。

配送費用の料金相場は、60サイズの商品が1個の場合には600円前後、120サイズを越える商品の場合は900円を上回ると言われています。

発送代行サービスの3つの種類

発送代行サービスの3つの種類

発送代行サービスには、以下のような種類があります。

発送代行サービスの種類

おすすめの利用シーン

個別倉庫

1つの拠点での商品保管におすすめ

物流倉庫

システムを統一化したい場合におすすめ

フルフィルメントタイプ

あらゆる業務を任せたい場合におすすめ

 

それぞれのサービスの特徴に関して、詳しく見ていきましょう。

個別倉庫| 1つの拠点での商品保管におすすめ

個別倉庫は、受注管理はECサイトの運営側で行い、商品の入出荷や保管業務などを発送代行業者が行う発送代行サービスです。

1つの拠点で商品を保管できるため、出荷先の範囲が広い場合にもスケジュールやコストの管理ができます。

そのため、 1つの拠点で商品を保管したい場合や倉庫内での作業を細かく設定したい場合には、個別倉庫の利用がおすすめです。

物流倉庫|システムを統一化したい場合におすすめ

物流倉庫は、複数の倉庫業者と提携している発送代行業者が提供する発送代行サービスです。

個別倉庫と同じように、受注管理はECサイトの運営側で行い、商品の入出荷や保管業務などは発送代行業者が行います。

物流倉庫では、全国に複数の拠点があるため、配送先の地域に近い倉庫を利用できると、費用を抑えることにつながります。

物流倉庫の発送代行サービスを利用すると、システムを統一化できるため、受注業務は自社で行え、物流倉庫の業務効率化をしたい場合におすすめです。

下記の記事では、EC物流倉庫の特徴や種類、費用、委託先の選定方法を紹介しています。

物流倉庫を活用し、在庫管理や配送業務を一元管理できる方法や、自社に最適なサービスを知りたい方はぜひ参考にしてください。

EC物流倉庫とは?特徴や種類、費用、委託先の選定方法まで解説!

フルフィルメントタイプ|あらゆる業務を任せたい場合におすすめ

フルフィルメントタイプとは、発送業務にまつわる商品の入荷管理や出荷管理、受注管理、保管業務など、すべての発送業務を包括的に任せられる発送代行サービスです。

返品対応を含む商品へのお問い合わせや、決済対応などの業務も代行可能な業者も存在します。

受注から配送までの一連の業務を専門業者に委託すると、配送業務を効率化し、素早い配送ができます。

複数のECサイトを運営している場合や、メインの業務が発送業務になっている場合などは、あらゆる業務を任せられるため、フルフィルメントサービスの利用がおすすめです。

フルフィルメントサービスを利用すれば、在庫管理から梱包、配送まで、物流業務のすべてを代行業者に任せられます。物流のプロに業務を一括で委託すると、自社はコアビジネスに集中できるようになるでしょう。

EC物流の基礎知識に関して詳しく知りたい方は、下の記事がおすすめです。委託する際に知っておくべき知識が学べるので、ぜひ参考にしてください。

フルフィルメントとは?今さら聞けないEC物流の基礎知識

発送代行業者の利用開始までの流れ【7STEP】

発送代行業者の利用開始までの流れ【7STEP】

発送代行業者の利用を開始するまでの流れは、以下の7つのステップに分けられます。

  1. 業者選定
  2. 見積もり・詳細確認
  3. 契約
  4. システム設定
  5. 在庫移送
  6. 運用開始
  7. 運用効果の検証と改善

それぞれを詳しく解説していきます。

業者選定

発送代行業者を利用する際は、まずは業者選定を行います。業者選定の際のチェックポイントは、以下のとおりです。

  •       業者の評判の確認
  •       過去の実績
  •       提供サービスの範囲
  •       コスト
  •       地域のカバー範囲

自社のビジネスニーズにマッチした業者を選定することが、発送代行の成功には欠かせません。

価格だけでなく、サービス品質やサポート体制なども総合的に判断し、自社に最適な業者を見つけましょう。

なお、複数の業者を比較検討する際は、相見積もりを取るのが大切です。

見積もり・詳細確認

業者選定後は選んだ業者に連絡を取り、具体的なサービス内容や費用を確認しましょう。見積もり・詳細確認を行う際は、以下の情報を提供してください。

  •       商品の種類
  •       サイズ
  •       重さ
  •       発送先地域

上記の条件によって、費用が変動します。また、業者との連携方法や在庫管理の方法、返品処理、その他の提供サービスなどを確認することも大切です。

見積もりの内容を十分に吟味し、疑問点があれば業者に質問して解消しておきましょう。

契約

見積もりやサービス内容の詳細を確認し、納得できる内容であれば、業者との契約を結びます。契約書には、以下の項目が明記されているのが一般的です。

  •       サービス範囲
  •       費用
  •       契約期間
  •       責任範囲
  •       解約条件

上記の内容に認識の相違がないか、よく確認しておきましょう。理解できない箇所や不明確な点があれば、契約前に業者に必ず確認しておきます。

システム設定

契約締結後は、自社の在庫管理システムと発送代行業者のシステムの連携を行います。

商品データのアップロードや在庫情報の共有、注文データの転送など、必要な設定を進めましょう。

また、必要に応じて、業者との通信を自動化する設定も行います。自動化の設定を適切に行うと、発送代行業者とのスムーズな連携を実現可能です。

なお、システム連携の方法や手順などは、業者とよく相談しながら進めることが大切です。

在庫移送

発送代行業者のシステム設定が完了したら、自社在庫を業者の倉庫に移送します。移送の際は、商品の梱包や在庫確認などを丁寧に行いましょう。

在庫の移送ミスは後の運用にも大きな影響を与えかねないため、移送プロセス中の商品の安全と正確な在庫数の把握が欠かせません。

在庫移送の手順やスケジュールに関しては、事前に業者とよく打ち合わせを行い、円滑に進められるよう準備しておくことが大切です。

運用開始

業者の倉庫に在庫が到着して準備が整ったら、いよいよ運用を開始します。

運用開始直後はスムーズに業務が回るようになるまで、業者と密にコミュニケーションを取ることが大切です。

コミュニケーションのとりやすさやトラブル発生時の対応力は、業者選びの際の重要なポイントでもあります。

何か問題が発生した際は迅速に業者と連携し、解決に当たることが求められます。運用開始後も業者とは定期的に連絡を取り合い、円滑な業務遂行を目指しましょう。

運用効果の検証と改善

発送代行業者との運用が軌道に乗ったら、定期的に業者のパフォーマンスを確認し、効果検証を行います。

単一的な効果検証ではなく、以下を含むさまざまな指標で評価するのが大切です。

  •       配送のスピード
  •       配送の正確性
  •       在庫管理の効率

問題があれば速やかに改善策を講じなければなりません。定期的に業者とのミーティングを実施して、運用上の問題点や改善点を共有しましょう。

地道な取り組みが、顧客満足度の最大化や効率的な運用につながります。発送代行業者との良好な関係を維持しながら、継続的な改善を図ってください。

発送代行業者を選ぶ際の7つのポイント

発送代行業者を選ぶ際の7つのポイント

発送代行業者を選ぶ際のポイントは、以下の7つです。

  •       料金が相場からかけ離れていないか
  •       実績が豊富で信頼できるか
  •       出荷可能数や対応規模が自社に合っているか
  •       自社の商品の取り扱いが可能か
  •       自社から保管拠点へのアクセスがよいか
  •       自社が求めるサポート体制が整っているか
  •       自社で使用しているシステムと連携できるか

それぞれのポイントに関して、詳しく見ていきましょう。

料金が相場からかけ離れていないか

発送代行業者を選ぶ際に、料金が気になる方も多いと思います。

発送代行業者の料金を確認する際は、自社で発送業務を行う場合のコストと発送代行サービスを利用する場合のコストを比較し、どのくらいコストに差ができるのか、発送代行サービスの利用でどのくらいコストを抑えられるのかを見極めます。

しかし、料金設定が安くなっている場合には注意が必要です。

料金が安い場合は、サービスの質が低かったり、追加で費用がかかったりする場合もあります。

発送代行業者に依頼する際は、事前に料金明細を提示してもらい、料金の内訳や詳細の確認がおすすめです。

実績が豊富で信頼できるか

依頼する発送代行業者の実績確認は、とても重要です。

実績を確認すると、発送代行業者の信頼や安全性を確かめられるため、失敗するリスクを低くできます。

また、取り扱い商品に得意分野がある発送代行業者もあるため、自社で取り扱っている商品と発送代行業者の得意分野が一致していることも確認するとよいです。

実績を確認する際は、発送代行業者のホームページだけでなく、インターネットやSNSで口コミを調べてみることもおすすめです。

出荷可能数や対応規模が自社に合っているか

出荷可能数の確認も忘れてはならないチェックポイントです。

発送代行業者によって、少数の発注に対応しているか、反対に大量発注にも対応しているかなど、出荷可能数が異なります。

自社で取り扱っている商品は、どのくらいの出荷可能数が必要なのかを確認し、数に合った発送代行業者を選ぶようにしましょう。

出荷可能数を事前に確認しておかないと、追加で料金がかかることもあるため、注意が必要です。

自社の商品の取り扱いが可能か

取り扱える商品は、発送代行業者ごとに異なります。商品の種類によって梱包や発送時の注意点が変わるため、自社の商品に適した発送を行える業者を選ぶことが大切です。

例えば、食品や衣料品、精密機器などは、特別な梱包や温度管理が必要となるケースがあります。業者が得意とする商品ジャンルを確認し、自社の商品特性に合ったサービスを提供してくれるかどうかを見極めましょう。

商品の取り扱いが可能かどうかは、トラブル防止の観点からも重要なポイントです。事前の確認を怠ると、商品破損などの問題が発生するリスクが高まります。

自社の商品に適したサービスを提供してくれる業者を選ぶことが、安定的な発送業務の実現につながります。

自社から保管拠点へのアクセスがよいか

発送代行業者を選ぶ際には、どこに保管場所があるのかの確認も重要です。

保管場所が自社から遠い場合は、トラブルが発生した際に保管場所へ確認に向かうことが難しくなります。

トラブルが発生した場合には、迅速な対応が求められるため、自社からの保管場所の距離が近いことは、とても重要です。

自社が求めるサポート体制が整っているか

不明な点や疑問があった場合の問い合わせ先や対応可能時間など、発送代行業者のサポート体制を確認しておきましょう。

荷物が住所不明だったり、住所が間違っていたり、存在しない場所が指定されていたりなど、商品を配送する際に発生したトラブルへの対応は発送代行業者によって異なります。

発送代行業者に依頼する前に、サポート体制は整っているのか、自社の求めるサポートを受けられるのか確認しておきましょう。

自社で使用しているシステムと連携できるか

自社で使用しているシステムと発送代行業者のシステムが連携できるのかも確認しておくとよいです。

システムの連携は発送に関する業務量を減らすことにつながります。

依頼する発送代行業者に、システムが連携できるのかどうかを事前に確認してみましょう。

また、以下の記事では発送代行業者への外注を成功するためのポイントを解説しています。

外注する際の注意点などもご紹介しているので、うまく発送代行の外注を実施したい方はぜひ参考にしてみてください。

発送代行(物流代行)の外注を成功させるためには

発送代行業者を選ぶ際は、自社で使用している在庫管理システムなどと連携できるかどうかも確認しておくことが大切です。

以下の記事では、EC物流をモールとAPI連携してさらに効率化する方法を紹介しています。自社の業務を効率よく進める方法が分かるので、ぜひ参考にしてください。

EC物流はモールとAPI連携してさらに効率化!仕組みを紹介

【実績が豊富】発送代行業者おすすめ5選

【実績が豊富】発送代行業者おすすめ5選

実績が豊富な発送代行業者のおすすめ5選は以下の通りです。

  •       富士ロジテックホールディングス|歴史と実績のある大手物流会社
  •       株式会社マキシマム&アドバンテージ|物流代行を中心とした包括的なサポートを提供
  •       株式会社ODA|スペースチャーター便に定評
  •       株式会社エスプールロジスティクス|単品通販・D2Cの出荷業務に特化
  •       EC ZEAL|日本企業の越境EC事業拡大を支援

それぞれの業者の特徴に関して、詳しく見ていきましょう。

富士ロジテックホールディングス|歴史と実績のある大手物流会社

富士ロジテックホールディングス|歴史と実績のある大手物流会社

引用:富士ロジテックホールディングス

富士ロジテックホールディングスは、長年の経験と革新的なアプローチを組み合わせ、多様化する物流ニーズに対応する総合物流企業グループです。

従来の物流サービスだけでなく、顧客企業のサプライチェーン全体の合理化・改善にも取り組んでいます。

また、 動物用医薬品の物流で国内トップクラスのシェアを持ち、物流サービスを九州地区にも拡大するなど、サービスエリアを拡大しています。

富士ロジテックホールディングスの発送代行サービス「発送代行365」では、365日土日祝日の出荷が可能です。

自社では対応が難しい時間帯の発送業務依頼も受けているので、ぜひお気軽にご相談ください。

発送代行365|富士ロジテックホールディングス

株式会社マキシマム&アドバンテージ|物流代行を中心とした包括的なサポートを提供

株式会社マキシマム&アドバンテージ|物流代行を中心とした包括的なサポートを提供

引用:株式会社マキシマム&アドバンテージ

株式会社マキシマム&アドバンテージは、特に小規模から中規模のECショップを対象に、物流代行を中心とした包括的なサポートを提供しています。

EC運営経験を活かしたサービス設計や物流初心者でも利用しやすい柔軟なサービスなど、ユーザー視点でのサービス運営が魅力です。

また、ECショップ運営に関する無料コンサルティングサービスも提供しており、サポート体制も整えています。

株式会社ODA|スペースチャーター便に定評

株式会社ODA|スペースチャーター便に定評

引用:株式会社ODA

株式会社ODAは、積合せ貸切輸送を中心に、幅広い物流サービスを提供している企業です。

全国各地への積合せ貸切り(スペースチャーター)事業に定評があり、全国各地に向けた車両手配も実施しています。

また、積合せ貸切の配車技術とネットワークも、同社の強みです。

株式会社エスプールロジスティクス|単品通販・D2Cの出荷業務に特化

株式会社エスプールロジスティクス|単品通販・D2Cの出荷業務に特化

引用:株式会社エスプールロジスティクス

株式会社エスプールロジスティクスは、EC・通販企業向けに包括的な物流サービスを提供しています。

通販・ECの物流サービス、通販・ECのコールセンター・受注処理サービスが主なサービスです。

単品通販・D2Cの出荷業務に特化し、きめ細やかな同梱物の設計が同社の強みです。

EC ZEAL|日本企業の越境EC事業拡大を支援

EC ZEAL|日本企業の越境EC事業拡大を支援

引用:EC ZEAL

EC-ZEAL越境ECサービスは、株式会社ジービーシーとNDCアジア株式会社が共同で開始したサービスです。

両社のアジアでの人脈と越境ECに関する深い知識を活用し、日本企業の越境EC事業拡大を支援しています。

アジア圏への販路拡大を目指す企業におすすめの業者です。

【費用が格安】発送代行業者おすすめ7選

【費用が格安】発送代行業者おすすめ7選

費用が格安な発送代行業者のおすすめ7選は以下の通りです。

  •       転送Japan|低コストで利用できる海外輸出サービス
  •       株式会社STOCKCREW|最新の物流ロボット技術を活用
  •       株式会社ピーエムコーポレーション|低価格で高品質なサービス
  •       株式会社サイテキ|エンタメ業界向けの物流ソリューションを提供
  •       一般社団法人JAWS|大規模な作業力と柔軟な対応力
  •       株式会社ACROSS|グローバルな物流拠点網を展開
  •       F-Logi|現場密着型のコンサルティングアプローチ

それぞれの業者の特徴に関して、詳しく見ていきましょう。

転送Japan|低コストで利用できる海外輸出サービス

転送Japan|低コストで利用できる海外輸出サービス

引用:転送Japan公式HP

転送Japanは30円と安価な発送手数料から始められる、海外輸出サービスです。

主要なプラットフォームである、ヤフオク、Amazon、楽天との連携ができ、当日発送も可能なことは強みの1つになります。

また、EMS(国際スピード郵便)やSAL、SF、国際エクスプレス、CHINAなど、さまざまな発送方法に対応しています。

株式会社STOCKCREW|最新の物流ロボット技術を活用

株式会社STOCKCREW|最新の物流ロボット技術を活用

引用:株式会社STOCKCREW

株式会社STOCKCREWは、ロボット技術やAIを活用した効率的な物流サービスを提供し、EC事業者の成長をサポートしています。

500社以上の利用実績があり、年間52万個以上の配送実績を誇ります。

STOCKCREWのサービスは初期費用や固定費は不要で、1点からでも利用可能です。

また、最新の物流ロボットを活用し、AIによる入荷から出荷までの完全自動化を目指しています。

株式会社ピーエムコーポレーション|低価格で高品質なサービス

株式会社ピーエムコーポレーション|低価格で高品質なサービス

引用:株式会社ピーエムコーポレーション

株式会社ピーエムコーポレーションは、低価格で高品質なサービスを提供し、クライアントの業務効率化を支援しています。

印刷からDM発送、通販物流まで一貫して対応したワンストップサービスが強みです。

また、発送後の進捗を確認できる「発送結果レポート」を提供しており、品物の発送状況が確認できます。

株式会社サイテキ|エンタメ業界向けの物流ソリューションを提供

株式会社サイテキ|エンタメ業界向けの物流ソリューションを提供

引用:株式会社サイテキ

株式会社サイテキは、エンタメ業界やEC事業者向けに、コスト効率のよい物流ソリューションを提供しています。

リーズナブルな価格設定で、最低価格保証制度が同社の強みです。

また、間取り式の倉庫利用システムで、必要な広さのみ料金が請求されるため、余計な支払いが避けられます。

一般社団法人JAWS|大規模な作業力と柔軟な対応力

一般社団法人JAWS|大規模な作業力と柔軟な対応力

引用:一般社団法人JAWS

JAWSの発送代行サービスは、低コストで幅広いサービスを提供し、大規模な作業力と柔軟な対応力が特徴の発送代行業者です。

ゆうメールが1通57円から(基本料0円)配送可能で、業界最安値水準の料金設定が魅力です。

また、基本料金が無料で、量の多少に関わらず基本料金は請求されないため、ユーザーファーストでサービスが受けられます。

株式会社ACROSS|グローバルな物流拠点網を展開

株式会社ACROSS|グローバルな物流拠点網を展開

引用:株式会社ACROSS

ACROSSは、EC事業者向けに、国内外の物流や貿易に関する包括的なサービスを提供している発送代行業者です。

グローバルな物流拠点網を持ち、多様な商材に対応しています。

また、EC物流コンサルタントから依頼企業に適したフロー構築をサポートしてくれます。

国際的なEC事業を行う企業におすすめできる業者です。

F-Logi|現場密着型のコンサルティングアプローチ

F-Logi|現場密着型のコンサルティングアプローチ

引用:F-Logi

F-Logiは、物流業界に特化したコンサルティングと実務サポートを提供し、クライアントの物流戦略の最適化と業績向上を支援している発送代行業者です。

ロジスティクス・物流コンサルティングや物流企業向けコンサルティングなど、さまざまなサービスのコンサルティングサービスを用意しています。

物流戦略の最適化を図りたい方におすすめの業者です。

【サポートが充実】発送代行業者おすすめ8選

【サポートが充実】発送代行業者おすすめ8選

ここでは、サポートが充実しているおすすめの発送代行業者を8社ご紹介します。

  •       はぴロジ|Shopifyとのデータ連携が可能
  •       株式会社ロジスティクスウェーブジャパン|アパレル分野での10年以上の発送代行経験
  •       株式会社UC|翌日午前中配送エリアが広範囲
  •       株式会社いつも|実践的なノウハウを蓄積
  •       株式会社ロジ・ウエイズ|「物流」と「福祉」を組み合わせたビジネスモデル
  •       HYPグループ株式会社|EC事業者のコスト削減と業務効率化を重視
  •       中央株式会社|スポット作業にも柔軟に対応
  •       有限会社丸翔急送|クライアントのコスト削減に貢献中

それぞれの特徴や強みを詳しく見ていきましょう。

はぴロジ|Shopifyとのデータ連携が可能

はぴロジ|Shopifyとのデータ連携が可能

引用:はぴロジ

はぴロジは、ECサイトを作成できるプラットフォームのShopifyとの連携が可能です。

はぴロジでは、Shopifyとのデータ連携が可能なクラウドシステム「ASIMS」を導入しているため、データを常時取り込むことができます。

そのため、受注する際には自動で出荷指示を倉庫へ送れることから、作業の効率化につながります。

株式会社ロジスティクスウェーブジャパン|アパレル分野での10年以上の発送代行経験

株式会社ロジスティクスウェーブジャパン|アパレル分野での10年以上の発送代行経験

引用:株式会社ロジスティクスウェーブジャパン

ロジスティクスウェーブジャパンは、EC事業者向けに包括的な物流ソリューションを提供し、クライアントの業務効率化とコスト削減を支援しています。

アパレル分野で10年以上の発送代行経験を持ち、きめ細やかな物流サポートが同社の強みです。

主要サービスには、通販フルフィルメントサービス、BtoBアウトソーシング、発送代行サービスを用意しています。

株式会社UC|翌日午前中配送エリアが広範囲

株式会社UC|翌日午前中配送エリアが広範囲

引用:株式会社UC

株式会社UCでは、翌日午前中配送エリアが広範囲で、関東から東海エリアまで請け負っています。

初期費用や固定費用が不要で、1点からの発送に対応しています。

また、365日(当日15時まで)受け付けており、自社の都合がよい日にちで発送依頼が可能です。

株式会社いつも|実践的なノウハウを蓄積

株式会社いつも|実践的なノウハウを蓄積

引用:株式会社いつも

株式会社いつもは、EC事業支援と自社でのEC事業運営の両方を行い、実践的なノウハウを蓄積して、クライアントに還元するスタイルで運営しています。

EC事業の総合支援やD2C・ECブランドのM&A・成長支援、EC人材育成など、依頼企業の成長につながる支援が充実しています。

EC事業のトータルな支援を求める方におすすめです。

株式会社ロジ・ウエイズ|「物流」と「福祉」を組み合わせたビジネスモデル

株式会社ロジ・ウエイズ|「物流」と「福祉」を組み合わせたビジネスモデル

引用:株式会社ロジ・ウエイズ

ロジ・ウエイズは、従来の物流サービスに内職システムを組み合わせて、コスト効率の高いサービスを提供している業者です。

発送代行サービスをはじめ、内職加工や商品販売など、幅広く事業を展開しています。

主婦、高齢者、障害者など、従来の労働市場で活躍しにくい方にも就業機会を提供しています。

HYPグループ株式会社|EC事業者のコスト削減と業務効率化を重視

HYPグループ株式会社|EC事業者のコスト削減と業務効率化を重視

引用:HYPグループ株式会社

HYPグループ株式会社では、保管費無料や低価格の配送料金設定、クラウドシステムの活用など、EC事業者のコスト削減と業務効率化を重視したサービスを提供しています。

「保管費0円」の料金設定や、自動梱包機とクラウド型管理システムでの効率化など、ユーザーが利用しやすいサービスを整備しています。

また、契約継続率99.8%を達成し、多くの方から評価されている業者です。

中央株式会社|スポット作業にも柔軟に対応

中央株式会社|スポット作業にも柔軟に対応

引用:中央株式会社

中央株式会社は、「セミオーダー物流」を展開し、顧客ごとに適したフロー作成が同社の強みの業者です。

主なサービスは以下のとおりです。

  •       倉庫業
  •       物品の仕分け、梱包および発送業務の請負業
  •       販売業務
  •       セミオーダー型物流アウトソーシング

突発的な発送ニーズにも対応してくれる柔軟性も魅力です。

有限会社丸翔急送|クライアントのコスト削減に貢献中

有限会社丸翔急送|クライアントのコスト削減に貢献中

引用:有限会社丸翔急送

有限会社丸翔急送は、運送業の強みを活かしつつ、EC事業者や小売業者のニーズに応えるための幅広いサービスを展開しています。

10t、4t、2t、冷蔵冷凍車など、多様な車両を保有しており、発送する品物に合わせた配送が可能です。

荷受けから梱包、発送までのワンストップサービスを提供しており、依頼者の負担も軽減できます。

【小ロット発注可能】発送代行業者おすすめ3選

ここでは、小ロットの発注にも対応しているおすすめの発送代行業者を3社ご紹介します。

  •       シッピーノ|出荷業務の自動化で迅速な配送を実現
  •       オープンロジ|物流のデジタル化と最適化を推進
  •       NetDepot|小規模から中規模のネットショップに特化

それぞれの特徴や強みを詳しく見ていきましょう。

シッピーノ|出荷業務の自動化で迅速な配送を実現

シッピーノ|出荷業務の自動化で迅速な配送を実現

引用:シッピーノ公式HP

シッピーノは発送業務の自動化をサポートしているため、迅速な配送を実現していることが強みの発送代行業者です。

受注から10分での出荷指示やサンクスメール自動送信、ギフト対応などの機能も充実しており、ECサイトを運用する上での利便性の向上が期待できます。

シッピーノでは、1個から大量注文まで対応可能となっており、料金は月額制と自動出荷件数の連携数による従量課金、SKU数に応じた課金があります。

オープンロジ|物流のデジタル化と最適化を推進

オープンロジ|物流のデジタル化と最適化を推進

引用:オープンロジ

オープンロジは、テクノロジーを活用して物流業界の課題解決と革新を目指しており、急成長するEC市場を支援しています。

全国の倉庫をネットワーク化し、標準化された仕様とオペレーションで物流業務の効率化を実現しています。

また、国内外の主要ECプラットフォームとのAPI連携や海外配送サービス、冷凍・冷蔵商品の取り扱いなどの事業を展開しています。

NetDepot|小規模から中規模のネットショップに特化

NetDepot|小規模から中規模のネットショップに特化

引用:NetDepot

NetDepotは、小規模から中規模のネットショップに特化した、柔軟性の高い物流アウトソーシングサービスを提供しています。

1坪から利用可能で、月額6,500円から始められるため、小規模利用でも使いやすいのが魅力です。

また、料金設定は月額基本料と実際の入出荷に係る変動費のみのため、柔軟に料金を設定できます。

さらに、月単位でスペースの増減が可能なので、規模に合わせた柔軟な物流サポートを求める方におすすめです。

発送代行業者との契約時に確認するべき4つの事項

発送代行業者との契約時に確認するべき4つの事項

発送代行業者との契約時に確認すべき事項は、以下の4つです。

  •       提供サービスの範囲
  •       料金体系と費用
  •       トラブルへの責任範囲
  •       契約期間や契約終了の条件

それぞれを詳しく解説していきます。

提供サービスの範囲

発送代行業者との契約時は、提供されるサービスの範囲を詳細に確認するのが重要です。

自社が委託したい業務が、確実に発送代行業者のサービス範囲に含まれているかを確認しましょう。発送代行業者が担当する業務の例は以下のとおりです。

  •       注文受付
  •       商品の保管
  •       包装
  •       配送
  •       返品処理

注文データの連携や在庫管理、配送ステータスの更新など、業者との情報共有に関する詳細に関しても、しっかりと確認する必要があります。

サービス範囲に関する認識の相違は、後々のトラブルの原因になりかねません。契約前にサービス内容を十分に確認し、理解しておくことが大切です。

料金体系と費用

発送代行業者との契約時は、料金体系と費用を詳細に確認する必要があります。

発送代行サービスの料金体験の例は、以下のとおりです。

  •       初期設定費用
  •       月額費用
  •       取引量に基づく費用

取引量に基づく費用は、発送数や返品数などの取引量に基づいて決定されるため、自社の取引規模を考慮した費用計算が必要です。

複数社から見積もりを取り、総合的な費用を比較検討することをおすすめします。

トラブルへの責任範囲

発送代行業者との契約時は、トラブル発生時の責任範囲を確認しておく必要があります。以下のミスにより生じた問題への対応を明確にしておきましょう。

  •       商品の破損
  •       商品の紛失
  •       配送遅延
  •       誤配送

トラブル発生時の対応手順や損害賠償の範囲などが、契約書にしっかりと明記されているかを確認してください。

責任範囲が曖昧だと、トラブル発生時の対応に苦慮する可能性があります。

契約期間や契約終了の条件

発送代行業者との契約時は、契約期間と契約終了の条件を確認する必要があります。一定の契約期間が設定され、双方の合意により更新されるケースが一般的です。

また、契約終了の条件に関しては、一定の予告期間を設けて契約を終了できる規定があるかを確認してください。契約違反があった場合の対応や、違約金を把握しておくのも重要です。

契約期間や契約終了の条件を理解しておくと、発送代行サービスの利用をいつまで継続するべきか、どのようにサービスを終了するべきかの判断がしやすくなります。

発送代行に関するよくある質問

発送代行に関するよくある質問

発送代行に関してよくある質問は、次の5つです。

  •       発送代行と物流代行に違いはありますか?
  •       発送代行の利用を検討する基準やタイミングはありますか?
  •       小規模・小ロットでも発送代行は利用したほうが良いですか?
  •       発送代行は個人でも依頼できますか?
  •       特定の地域でのサービスに強みがある発送代行業者はありますか?

詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

発送代行と物流代行に違いはありますか?

発送代行は、商品のピッキングと梱包、発送業務を代行するサービスを指します。一方、物流代行は発送代行の業務に加えて、倉庫での商品の保管や在庫管理なども含めた、物流全体の業務を代行するサービスのことです。

物流代行は、発送代行よりも対応業務の範囲が広いのが特徴です。ただし、物流代行サービスの中には、発送業務のみを切り出して依頼できる業者もあります。自社のニーズに合わせて、適切なサービスを選ぶことが大切です。

発送代行の利用を検討する基準やタイミングはありますか?

全業務の中で発送業務の割合が高い場合や、発送業務にかかるコストが高すぎる場合は、発送代行の利用を検討するのがおすすめです。

また、事業が現在以上に拡大した場合、発送業務の負担やコストはより高くなると想定されます。

そのため、事業拡大に備えて早めに発送代行を導入しておくと、急成長した際にもスムーズに対応できます。

発送代行を利用するとコスト削減や業務効率化に期待できるため、事業の成長段階に合わせて導入を検討しましょう。

小規模・小ロットでも発送代行は利用したほうが良いですか?

小規模・小ロットの通販を運営している場合でも、発送代行の利用を検討するのがおすすめです。

小規模事業者の多くは、自社で物流を対応しているケースが多く、規模が大きくなった段階で発送代行を導入する傾向にあります。

しかし、事業規模が拡大したタイミングや繁忙期にリソースが不足し、機会損失につながるリスクがあります。

そのため、小規模・小ロットの段階から発送代行を利用しておくことで、機会損失のリスクを回避するのが賢明です。

また、発送代行を活用すると、自社従業員がコア業務に集中できる環境を整えられるため、業務効率化にも期待できます。

発送代行は個人でも依頼できますか?

個人事業主の方も、発送代行サービスを利用できます。ただし、業者によっては個人での利用を断るケースもあるため、事前の確認が必要です。

また、個人での利用が可能な場合でも、ロット数が少ないと割高になりやすいデメリットがあります。

以下の記事では、発送代行の選び方を紹介しています。個人事業主の方でも利用しやすいサービスが紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。

発送代行の選び方が5分でわかる!料金相場や個人で使えるサービスも紹介

特定の地域でのサービスに強みがある発送代行業者はありますか?

特定のエリアに密着したサービスを提供している発送代行業者もあります。

例えば東京や大阪など、大都市圏を中心に展開している業者では、エリア内での迅速な配送が期待できるでしょう。

エリアを絞っている業者は、きめ細やかなサービスを提供できるのが強みです。地域密着型の業者は、クライアントとの距離が近いため、コミュニケーションも取りやすくなります。

ただし広いエリアでの発送を検討している場合は、全国展開している業者を選ぶ必要があります。自社の配送エリアに合わせて、最適な発送代行業者を選びましょう。

発送代行を依頼するなら「発送代行365」がおすすめ!

発送代行を依頼するなら「発送代行365」がおすすめ!

EC市場の拡大にともない、発送代行サービスの重要性はますます高まると予想されます。

自社の物流体制を見直し、発送代行サービスの活用を検討すると、業務の効率化とコスト削減を実現できるはずです。

発送代行サービスを利用するには、自社の課題や目的を明確にし、最適なパートナー選びが欠かせません。

料金体系やサポート内容、実績など、さまざまな角度からの比較検討が大切です。

ぜひ本記事を参考に、自社にピッタリな発送代行サービスを見つけてください。

富士ロジテックホールディングスの発送代行サービス「発送代行365」では、365日土日祝日の出荷が可能です。

自社では対応が難しい時間帯の発送業務依頼も受けているので、ぜひお気軽にご相談ください。

発送代行365|富士ロジテックホールディングス

殿堂入り記事
発送代行完全ガイド

発送代行完全ガイド

発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

西間木 智

監修者

株式会社富士ロジテックホールディングス

西間木 智 / 通販営業部 部長

物流会社で20年経験しD2C EC スタートアップから中規模、大規模のeコマース事業者へフルフィルメントサービスの提供や物流の見直し・改善、スピード配送、複数拠点展開を設計して提唱している。 事業者様の売上貢献するために 「購買体験」 「リピート施策」 「Unboxing」 やOMO対応での「オムニチャネル」 「返品交換物流」 を提案し、事業者と常に伴走して最新の物流設計を試みる。

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