物流会社で20年経験しD2C EC スタートアップから中規模、大規模のeコマース事業者へフルフィルメントサービスの提供や物流の見直し・改善、スピード配送、複数拠点展開を設計して提唱している。 事業者様の売上貢献するために 「購買体験」 「リピート施策」 「Unboxing」 やOMO対応での「オムニチャネル」 「返品交換物流」 を提案し、事業者と常に伴走して最新の物流設計を試みる。
【D2C eコマース に関するマーケティング運用Tips・研究シリーズ】
近年はインターネットが普及し、欲しい商品がすぐに購入できるようになりました。ネット通販で買い物をする人も多いのではないでしょうか。
ネットショップは便利な一方、実物を見て触って確かめることができないのが難点。購入後の商品が「イメージと違った」「自分の体格や肌質に合わなかった」と感じた経験はありませんか?
身体のつくりや、商品の使用目的は人それぞれです。一人ひとり身長も違えば、肌質や髪質も違います。
モノにしても同じです。たとえばトートバッグを探していても、ビジネスシーンで使える大きめサイズが欲しい人・普段と併用できるデザインのものがいい人・2way対応のものを探す人もいるでしょう。
商品が本当に自分に合うか、満足できるかは個人によって異なります。失敗なく商品を購入するには、実際に店舗に行き、商品を見て確かめて購入するのが1番なのかもしれません。
とはいえ、ネットショップの手軽さは捨てがたいもの。できれば手間なく、「安心安全で、満足できる」商品を見つけて買いたいですよね。
そこでおすすめしたいのが、自社ECサイトです。自社サイトでの購入なら、満足のいく商品に出会える確率が上がります。
今回は、自社ECサイトのメリットや注意点をお伝えします。
自社ECサイトとは?
自社サイトとは、ブランドがインターネット上で独自に立ち上げたネットショップを指します。だれでも閲覧可能であり、サイト上で商品を購入することができます。「店舗オリジナルのネットショップ」というと、イメージしやすいかもしれませんね。
実店舗とネットショップを並行して展開しているブランドもあれば、ネット通販だけで商品販売を行っているところもあります。
【実店舗と自社ECサイトを同時展開しているブランド例】
UNIQLO(ユニクロ)
dyson(ダイソン)
吉田カバン(PORTERポーター) など
【自社ECサイトを軸に販売しているブランド例】
COHINA(コヒナ)…低身長の女性向けアパレルブランド
FUJIMI(フジミ)…スキンケアブランド
土屋鞄製造所…老舗ブランド など
Amazon・楽天は「モール型ECサイト」
ネットショップといえば、Amazonや楽天・ヤフーショッピングなどを思い浮かべる人も多いかと思いますが、Amazonや楽天は自社サイトではなく、モール型サイトに分類されます。【自社ECサイトとモール型ECサイトの違い】
自社ECサイト…ブランドの商品のみ取り扱っている
モール型ECサイト…多数のブランドが出店している
たとえば欲しい商品があった際、商品検索をかけると、該当する商品が多数ヒットしますよね。さまざまなメーカー・ブランドの商品が、サイト上で一緒に販売されているのがモール型サイトの特徴です。
ブランドにこだわりがなく、数ある商品の中から自分で選びたい人はモール型、お気に入りのブランドがある人は、自社サイトでのショッピングが向いています。
自社ECサイトで購入するメリット
自社サイトで購入する最大のメリットは安心感・信頼感が得られることではないでしょうか。他にもいくつか紹介します。ブランドの世界観がわかる
自社サイトはモール型サイトと違い、ブランドの世界観やコンセプトがわかりやすいです。たとえば、アウターが欲しいとしましょう。モール型サイトで検索すると、多数の商品が並びますが、その中には自分好みではないものもありませんか?
人にはそれぞれ「好み」がありますよね。シンプルなデザインのものを好む人もいれば、華やかなファッションを楽しむ人もいます。
こうした自分好みの雰囲気をパッと感じられるのが、自社サイトです。トップページやサイト全体から、柔らかい印象や高級感があるなど、ブランドがもつ世界観を知ることができるので、「このお店の商品好きかも」と、購入の目安になります。
ブランドを知り、共感・納得して買うので、商品に対して「買わなければよかった…」と後悔することも少ないですね。
店舗と直接やりとりができる
自社ECサイトでは、仲介業者がいません。そのため店舗と直接やりとりができます。たとえば次のようなシーンが考えられますね。
お問い合わせをする
商品に対する要望をする
商品の口コミやレビューをかく
「色違いはある?」といった問い合わせや「ラインナップを増やしてほしい」などの要望に対して、メーカー・ブランド側から直接回答してもらえるのです。
誠実に対応してもらえると安心しませんか?好感が持て、もっと好きになりますよね。直接やりとりをすることで得られる安心感や信頼感のメリットは大きいです。
優待サービスがあることも
自社のオンラインショップで購入することで、「〇〇%割引」されたり「クーポン」をもらえたりするケースも少なくありません。「初回限定」や「サンプル」などの限定特典をつけてもらえる店舗もあります。
ネット上では、どうしても質感や使用感がわかりません。とくに美容関連に関しては「使ってみたけど肌に合わなかった」なんてことも珍しくなく、購入時は慎重になりがちです。
サンプルが届くことで、肌トラブルを回避することにもつながり、購入者側にとっては助かりますよね。
偽サイトにご注意を!
メリットもたくさんありますが、心配な点があるのもまた事実です。自社サイトは公式サイトだけではなく、「公式を悪用した偽サイト」も存在します。ひっかからないためには、自分でも注意することが重要です。注意点を紹介します。商品が相場より格安で販売されている
取り扱っている商品が相場に比べて安すぎる場合は要注意です。ブランド品など、高価格で販売されている商品が安く売られていると「そんなに安いの?」と、買いたくなりますよね。しかし安易な決断は禁物。
お金を振り込んだのに商品が届かない場合や、ニセモノの商品が送られてくる事例も発表されています。突然連絡が取れなくなる可能性もあります。
商品が安すぎる場合は、偽サイトの可能性を疑いましょう。
「サイト名 商品名」でGoogle検索をかけること、で口コミや詐欺情報を得られるケースもあります。不安な人は、1度確かめてみてくださいね。
運営者情報や会社情報をチェック
運営者情報や会社情報が明確に記載されていないサイトは注意しましょう。一般的なサイトは、トップページ内の下部または上部に「運営者」「会社情報」などの記載がされています。
記載がない場合はもちろん、電話番号が載っていない・日本語が不自然・住所が怪しいといった際も、偽サイトの疑いがあります。
実際に電話をかけると、つながらなかったり、Googleで住所を検索すると空地だったりする事例もあるようです。
公式の自社サイトは、会社の住所や従業員数・資本金や設立年月など、しっかり記載されています。
「なんか怪しい…?」と感じた場合は会社情報を見て、信憑性を確かめましょう。
まとめ
手軽に購入できるオンラインショップでの買い物は、利便性が高く魅力です。
「自分に合った服が欲しい」「おしゃれな北欧家具が欲しい」など、目的がはっきりしている場合は、自社ECサイトでの購入がおすすめです。
近年は自粛などの影響もあり、テイクアウトやデリバリーサービス・オンラインショップの需要が高まっています。需要に伴い、自社ECサイトを構築する店舗も増えてきました。
今後はより多くのメーカー・ブランドが自社サイトを立ち上げ、展開していくと考えられています。この機会に、気になる自社ECサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
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監修者
株式会社富士ロジテックホールディングス
西間木 智 / 通販営業部 部長
物流会社で20年経験しD2C EC スタートアップから中規模、大規模のeコマース事業者へフルフィルメントサービスの提供や物流の見直し・改善、スピード配送、複数拠点展開を設計して提唱している。 事業者様の売上貢献するために 「購買体験」 「リピート施策」 「Unboxing」 やOMO対応での「オムニチャネル」 「返品交換物流」 を提案し、事業者と常に伴走して最新の物流設計を試みる。
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