富士ロジテックHD
富士ロジテックHD

通販D2CEコマース事業者の EC物流代行・発送代行オムニチャネルコマースでの流通加工から店舗物流までを、一般社団法人 通販エキスパート協会認定スペシャリスト:「通販CXマネジメント」・「フルフィルメントCX」メンバーとスタッフがサポート致します。
全国11拠点のDC/FCから、先進RaaSマテハンロボットRFIDなどと、OMS・WMSとコマースシステムをAPIで連携して、物流・発送代行サービスを「スタートアップ特別限定プラン」から、100億円を超える事業者に最適な分散保管・分散出荷返品・交換サービスまでを一貫でデザインする「顧客購買後体験」によって、LTVの向上が実現できる「感動物流サービス」を提供中です。物流業界の最新トレンドを盛り込んだお役立ち資料も無料でご提供しています。

【D2C eコマース 事例研究シリーズ】DtoC(D2C)ブランド成功例〈海外・国内〉

D2C ビジネスモデル 成長のためのTips 成長ブランドケーススタディー

Written by  中島 布美子

Dollar Shave Club〈海外〉

https://www.dollarshaveclub.com/

月額1ドルで髭剃りの替え刃を提供するスタートアップ、ダラーシェイブクラブ(Dollar Shave Club)。同社の最高経営責任者(CEO)、マイケル・デュビン氏は、替え刃を購入する体験を面白おかしく撮影した動画を9年前に投稿して以来、大きな成長を遂げています。
今では2,700万回以上動画の視聴がされているこのビデオですが、当初から人気で、最初の3ヶ月で475万回の視聴があり、会社の立ち上げから2日以内に、12,000人がすでにDollar ShaveClubのサービスに登録していました。
確かにこのビデオはおもしろいのですが、コンテンツが面白いだけではバズりません。
Michael Dubin氏は彼のビデオを宣伝するために、出版社などに事前に見せ、深夜のテレビ番組にも取り上げられやすくするために短いバージョンのビデオも編集し、SNSで拡散されやすくなる仕組みを盛り込んでいました。
こういったバズるための施策もコンテンツ作りに、盛り込む必要があるということですね。

Glossier〈海外〉

https://www.glossier.com/

『VOGUE』でアシスタントを務めていたEmily Weiss氏が2014年に立ち上げたコスメブランドで、SNSでの販促をメインとしています、中でもInstagramのフォロワーは273.5万人を超え多額な広告費なしで多くの人にブランドを訴求することに成功しています。
Glossier側もSNSを重要視しており、積極的に顧客の口コミなどをリポストやリツイートしていて「ちゃんと見ている、意見を受け止めています」という姿勢を見ることができます。
また、Glossierは顧客がSNSに商品を投稿しやすい仕組みを作っています。
#glossierpink #glossiercloudpaintなどのハッシュタグがInstagram上に存在し、それぞれで顧客同士が使用方法や感想などをシェアして、ブランドを顧客が育てているという、好循環が生まれています。
閲覧者は広告よりも、他の顧客の意見を重要視しているということは、皆さんもうご存知だと思います。だからこそ、SNSなどを利用したUGC(User Generated Content)が重要となり、UGC(User Generated Content)を集める施策が必要になります。

Warby Parker〈海外〉

https://www.warbyparker.com/

Warby ParkerのDtoC(D2C)モデルは、複数のメガネを顧客に配送し、気に入らないものを返品できるようにすることで、眼鏡を購入する際の手間を省き安心して買い物ができます。
自宅で眼鏡を選ぶ便利さが、WarbyParkerの最大のセールスポイントです。
Warby Parkerの面白さは、メガネを自宅で選ぶ際に顧客が迷わなくてすむように、また、自然にSNSでの拡散ができるように#warbyhometryonというタグで、顧客が気軽にメガネを試着した写真のアップロードを促しています。
投稿すると、このハッシュタグをフォローしているユーザーから「何番目のメガネが似合っている」というコメントが集まってきます。
こうすることで、顧客はSNS上で、どの眼鏡が一番似合うか知らない誰かに意見を聞くことができ、 Warby Parkerの情報も拡散されるという循環が生まれ、インフルエンサーやアンバサダーを活用しなくても、Warby Parkerを本当に利用している顧客自身がアンバサダーになってくれるということが起こっています。

●BASE FOOD〈国内〉

https://basefood.co.jp/

日本での食品DtoC(D2C)ビジネスの先駆者であり、“完全栄養食”のパスタやパンを開発し、サブスク型で販売するBASE FOOD「主食をイノベーションして、健康をあたりまえに」をミッションに、多くの健康志向のファンを持っています。
BASE FOODの商品はシンプルで、主には主食になるパンとパスタそして最近発売されたクッキーのみで、味のバリエーションも比較的少ないにも変わらず、これが逆に人気の秘密となっています。
Instagramで「#basefoodlife」で検索をすると、顧客はこのシンプルで健康的な主食を、思考を凝らして料理をしたり、ダイエット中の体重の変化や他ブランドとの比較などをポストをし、顧客同士で交流しブランドを顧客指導で盛り上げています。

また、BASE FOODでは、顧客が集える場所として、定期購入者のみが参加でき「BASE FOOD LAB」を運営し、BASE FOODのオススメアレンジ法を紹介したり、家でできる運動方法を紹介したりと、「健康」に対して関心の高い顧客同士が情報交換をするだけではなく、試食会やランチ会なども定期的に開催するなどして、顧客同士の交流、顧客と会社との交流を深めファンを醸成しています。

●snaq.me(スナックミー)〈国内〉

https://snaq.me/

「おやつのサブスク」として人気を集めるおやつの定期宅配サービスを展開するsnaq.me(スナックミー)では、おやつという単なる「モノ」ではなく、おやつ時間、そしてワクワクしたり楽しんだりする体験、つまり『おやつ体験』を提供しています。
月額1,980円から“毎月変わる100種以上のおやつ”から、食べきりサイズ(約20-30g)で8つ届けてくれる、おやつのサブスクで、人工添加物、ショートニング、白砂糖などを使用していないナチュラルな素材から出来ているおやつが毎月自宅のポストに届きます。
以前の記事<snaq.me(スナックミー)にみる顧客体験(CX)のデザイン>に書かせていただきましたが、顧客体験(CX)の作り方が非常によく出来ているサービスで、毎回届くパッケージが違っていたり、箱に手書きのメッセージが書かれていたり、顧客もほっこりとして、思わずSNSにシェアしたくなる仕掛けが満載のサービスです。
また、顧客体験をシェアしてもらいやすいように、撮影の仕方などをInstagram公式アカウントに掲載をし、その後顧客がシェアされた顧客体験に関しても、しっかりとキャッチをし、リポスト、リツイートなどをして情報の質や投稿頻度を上げています。

FUJIMI(フジミ)〈国内〉

https://fujimi.me/

最近見かけるようになった、サプリメントのカスタマイズサービスの先駆者がFUJIMI(フジミ)です、サイトで簡単に肌診断ができて、数個の質問に答えると、それぞれに最適化されたサプリメントを定期的にデリバリーするサブスクリプションサービスです。
第二弾としては同じくそれぞれのユーザーが必要としている成分が入っているフェイスマスクも登場しています。
サプリメントもフェイスマスクもドラッグストアで安価に手軽に購入できるという、既に飽和状態で非常に難しいと思われる市場で、カスタマイズされた自分だけのものがを購入できるという体験はDtoC(D2C)らしい売り方と言えます。

成功するDtoC (D2C) の共通点

海外、国内とDtoC (D2C) の事例を6つ掲載しました、キーワードは、サブスク(サブスクリプション)、SNS(ソーシャル・ネットワークサービス)、パーソナライズorカスタマイズです。
顧客、自分の意見に耳を傾け、具体的に希望やニーズを聞き取ってくれる「自分だけ」という特別感を感じることができるブランドに引き寄せられます、事例に上げた多くの企業はSNSを利用して顧客とのコミュニケーションを図っており、また、様々な手法で個人の趣向も汲み取りパーソナライズも行い、メッセージ、オファー、エクスペリエンスを提供しています。
サブスク(サブスクリプション)を検討している企業は多いと思いますが、毎月商品を届けるたびに顧客の意見を蓄積し、パーソナライズに磨きをかけるということが今後不可欠な要素になっていくでしょう。
殿堂入り記事
発送代行完全ガイド

発送代行完全ガイド

発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

株式会社富士ロジテックホールディングス

物流企業

株式会社富士ロジテックホールディングス

通販D2CEコマース事業者の EC物流代行・発送代行オムニチャネルコマースでの流通加工から店舗物流までを、一般社団法人 通販エキスパート協会認定スペシャリスト:「通販CXマネジメント」・「フルフィルメントCX」メンバーとスタッフがサポート致します。
全国11拠点のDC/FCから、先進RaaSマテハンロボットRFIDなどと、OMS・WMSとコマースシステムをAPIで連携して、物流・発送代行サービスを「スタートアップ特別限定プラン」から、100億円を超える事業者に最適な分散保管・分散出荷返品・交換サービスまでを一貫でデザインする「顧客購買後体験」によって、LTVの向上が実現できる「感動物流サービス」を提供中です。物流業界の最新トレンドを盛り込んだお役立ち資料も無料でご提供しています。

あなたはこちらのコラムにもご興味がおありかもしれません おすすめコラム

化粧品物流の特徴とアウトソーシングする物流倉庫の選定ポイント
化粧品物流の特徴とアウトソーシングする物流倉庫の選定ポイント
化粧品物流は、品質管理や法律規制、マーケティング施策の観点などにおいて留意しなければならない点が多くあります。そのため、その他の品物を取り扱う場合と比較して、物流に専門的な知識を要します。 安全性と生産性を確保するために、化粧品物流の...
続きを読んでみる
通販とEC、何が違うの?クリアな理解のための基本解説
通販とEC、何が違うの?クリアな理解のための基本解説
通販とEC(電子商取引)が日常に浸透し、私たちの買い物の形は大きく変化しました。しかし、これら二つの言葉はしばしば混同されがちです。一体どのような違いがあるのでしょうか?この記事では、通販とECの基本的な違いから、それぞれのビジネスモ...
続きを読んでみる
冷蔵倉庫を利用する3つ方法と大手おすすめ5選
冷蔵倉庫を利用する3つ方法と大手おすすめ5選
共働き家庭の増加や、在宅ワークの増加により、手軽に調理できる冷凍食品の需要は拡大の一途をたどっています。冷蔵・冷凍が必要な商品を扱う企業が増えるなか、保管場所の確保が急務です。 本稿では、冷蔵倉庫の概要と、選び方、冷蔵倉庫を所有する大...
続きを読んでみる
物流コストとは?内訳と推移、削減への6つのアイデアを解説
物流コストとは?内訳と推移、削減への6つのアイデアを解説
物流コストの正確な把握は、適正化への第一歩です。サプライチェーン上の多くの工程で、物流コストが発生しているため、見落としなく算出するには、詳しい内訳を知っておくことが重要です。 当記事では、まず物流コストの内訳や分類を解説。そのうえで...
続きを読んでみる
EC物流とは?特徴や課題、おすすめの代行会社を10社徹底解説
EC物流とは?特徴や課題、おすすめの代行会社を10社徹底解説
ECサイトの運営にとって、EC物流は顧客満足度の向上や効率化、コスト削減などに欠かせない重要な要素です。 しかし、在庫管理や配送、返品処理などの課題が存在し、改善が求められます。本記事では、EC物流の改善ポイントや種類、物流代行サービ...
続きを読んでみる
通販物流(EC物流)とは?特徴や課題、改善方法を徹底解説
通販物流(EC物流)とは?特徴や課題、改善方法を徹底解説
「通販物流ってなに?」 「通販物流の問題点はどのようなものがある?」 上記のような疑問をお持ちの方がいるのでは無いでしょうか? 通販物流には、流通加工や返品・交換などの細かい作業が含まれます。 また通販物流の問題点としては下記が挙げら...
続きを読んでみる
2030年問題が物流に及ぼす影響と荷主企業ができる対策
2030年問題が物流に及ぼす影響と荷主企業ができる対策
2030年問題は、少子高齢化によってもたらされる社会全体の課題です。特に人材確保が困難な業界では、労働力不足への懸念が高まります。物流業界も例外ではありません。 当記事では2030年問題とは何かを説明したうえで、物流への影響と対策につ...
続きを読んでみる
サーキュラーエコノミーとは?3Rとの違いや企業の取り組み事例を紹介
サーキュラーエコノミーとは?3Rとの違いや企業の取り組み事例を紹介
資源の枯渇や気候変動などの環境問題が現実味を帯びてきた昨今。「2050年までには、海中の魚より海洋プラスチックの数が上回ってしまうかもしれない」といわれるほど、事態は深刻です。 持続可能な社会を築くために、サーキュラーエコノミーの概念...
続きを読んでみる

タグ一覧

カテゴリー