西間木 智
西間木 智

物流会社で20年経験しD2C EC スタートアップから中規模、大規模のeコマース事業者へフルフィルメントサービスの提供や物流の見直し・改善、スピード配送、複数拠点展開を設計して提唱している。 事業者様の売上貢献するために 「購買体験」 「リピート施策」 「Unboxing」 やOMO対応での「オムニチャネル」 「返品交換物流」 を提案し、事業者と常に伴走して最新の物流設計を試みる。

Shopifyのメリットとは?注意点やスムーズな運用のポイント

Shopify
Shopifyのメリットとは?注意点やスムーズな運用のポイント

Shopify(ショッピファイ)を利用することで得られる具体的なメリットを知りたい方は多いのではないでしょうか。

Shopifyは誰でも手軽にECサイトを立ち上げられる便利なプラットフォームですが、運用する際にはいくつかの注意点もあります。

この記事では、Shopifyの特徴やメリットを詳しく紹介するとともに、運用上の注意点やスムーズに運用するためのポイントも解説します。Shopifyを最大限に活用するためのヒントを探している方は、ぜひ参考にしてください。

Shopifyとの連携も可能-eコマース業務の全てをフルサポート

富士ロジテックの発送代行サービス

Shopifyとは?

Shopifyとは?

Shopifyは、2004年にカナダで創業された、簡単にネットショップを開設できるECプラットフォームです。

世界170ヵ国以上で利用され、Shopifyを使って開設されたショップは数百万を超えています。ニューヨーク証券取引所に上場しているグローバル企業でもあり、継続的に成長しています。

近年、企業が自社でECサイトを運営する意識が高まったことで、Shopifyの需要が増加しました。その使いやすさと柔軟性から、業種を問わず世界中の有名企業から個人まで幅広く利用されています。

Shopifyの特徴は、専門的な知識がなくても簡単にオンラインストアを立ち上げられることです。デザインテンプレートや決済システムなど、必要な機能がそろっているため、初心者でも手軽にECを始められます。また、カスタマイズ性も高く、ブランドに合わせた独自のショップ作りが可能です。

Shopifyのメリット

Shopifyのメリット

Shopifyを利用するとさまざまなメリットを得られます。ここでは、Shopifyのおもなメリットを詳しく見ていきましょう。

低コストでECを始められる

Shopifyの魅力の一つは、初期費用なしで低コストからECビジネスを始められることです。月額費用は手頃で、以下のプランが用意されています(20249月現在)。

プラン

対象

月額料金

Basic

個人事業主向け

3,650円

Shopify

少人数のチーム向け

1万100

Advanced

拡大中のビジネス向け

4万4,000

Plus

より複雑なビジネス向け

2,300ドル(約34万円)~

 参照:Shopify「Shopifyの料金プラン」

 Plus以外のプランは契約期間の縛りがなく、1ヵ月で解約可能です。さらに、最初の1ヵ月間は月額150円で利用できるため、試す際のハードルも低くなっています。

売上がまだ少ない企業や個人でも気軽に導入できるサービスといえるでしょう。

アプリ・テーマが豊富で簡単にカスタマイズできる

Shopifyでは、無料から有料まで豊富なアプリやテーマが提供されています。

アプリを導入すれば新機能を簡単に実装でき、テーマを変更すればECサイトの印象を大きく変えることができます。非エンジニアやデザイナーでも比較的簡単にカスタマイズできるため、独自性のあるオンラインストアを作成することが可能です。

決済手段が豊富にある

Shopifyは多様な決済方法に対応しています。クレジットカードはもちろん、コンビニ決済や後払い、キャリア決済、Amazon Pay、楽天Payなど、幅広い選択肢を顧客に提供できます。

そのため、「商品を購入したいのに決済できなかった」という事態を防ぎ、販売機会を逃さずに売上の向上につなげることができるのが大きなメリットです。

スマートフォンでECを運用できる

ECサイトの初期設定はパソコンで行なう必要がありますが、開設後はスマートフォンだけでほとんどの運用が可能です。

売上や在庫状況の管理、商品の追加などの重要な作業もスマートフォンで行なえるため、外出先や店頭でも業務を継続できます。これにより、柔軟な運営が可能になり、ビジネスの効率性がアップします。

越境ECを展開しやすい

Shopifyは国際的なEC展開をサポートする機能を備えています。ECサイト内の言語を自動的に翻訳する機能や、通貨換算の自動化により、海外顧客向けのサイト運営もしやすいのが特徴です。

また、海外発送にも対応しているため、将来的に世界各国に向けてビジネスを拡大したい事業者にとって魅力的なプラットフォームとなっています。

事業の成長に合わせてプランを変更できる

Shopifyの柔軟性は、プラン変更の容易さにも表れています。

先述のとおり複数のプランが用意されており、契約後も簡単にプランを変更できます。これにより、事業の売上規模や従業員数の変化に応じて最適なプランを選択し続けることが可能です。

成長するビジネスにとって、この柔軟性は非常に重要な特徴です。

Shopifyの注意点

Shopifyの注意点

Shopifyは多くのメリットを持つECプラットフォームですが、利用する際には注意すべき点もあります。以下に4つの注意点を紹介します。

ECサイトの立ち上げのみでは集客が難しい

Shopifyは低コストで簡単にECサイトを構築できるメリットがありますが、Amazonや楽天といったモール型ECと比べて、サイトの立ち上げのみでは集客が困難です。

すでに運用しているブログやSNSなどから顧客を誘導できる場合は問題ありませんが、集客力がない状態では、すぐに売上を増やすことは難しいでしょう。

ただし、ShopifyにはSNS連携やSEO施策など、集客面での強みもあります。ShopifyEC成功のためには、これらの集客施策を効率的に運用し、効果を高めていくことが重要です。

日本語に対応していない機能もある

Shopifyの多くの機能は日本語に対応していますが、一部の機能や拡張アプリでは英語のみの説明の場合があります。また、カスタマーサポートもメールは日本語対応ですが、電話サポートは英語のみです。

場合によっては英語スキルが必要になることを念頭に置いておく必要があります。

高度なカスタマイズにはHTML等の知識が必要となる

基本的なカスタマイズは専門知識がなくても行なえますが、デザインや機能の本格的なカスタマイズには専門的な知識が必要です。

例えば、デザインテンプレートのカスタマイズにはHTMLCSSの知識が、機能のカスタマイズにはECサイト運営に必要な機能の理解とアプリのインストール・設定スキルが求められます。

社内に専門知識を持つ人材がいない場合は、外部への相談や自己学習が必要になるかもしれません。

在庫管理や発送に手間がかかる

Shopifyの在庫管理や発送は、商品数が増えるとその管理負担が大きくなる傾向があります。Shopifyの基本機能での管理は可能ですが、大量の商品や多品種を扱う場合、在庫管理が複雑化し、出荷ミスや遅延のリスクが高まります。

また、Shopifyのみを利用した発送手続きは手動で行なうことが多く、特に繁忙期には効率が低下する可能性があります。スムーズな在庫管理と発送作業のためには、追加のツールや効率化の工夫が必要です。

Shopifyのスムーズな運用にはフルフィルメントサービスが重要

Shopifyのスムーズな運用にはフルフィルメントサービスが重要

Shopifyを効率的に運用するには、フルフィルメントサービスの活用が重要です。フルフィルメントサービスは、商品の受注から配送までの物流業務を一括して提供し、受注管理、在庫管理、出荷作業、配送手配、返品処理などを包括的に行ないます。

小規模なECサイトから大手企業まで、あらゆる規模のビジネスにとって、フルフィルメントサービスは不可欠です。注文の増加にともなう業務負担を軽減し、効率的な処理方法を確立することができます。

顧客満足度の向上も、フルフィルメントサービスの重要なポイントです。配送の遅延や誤配送は顧客の信頼を損なう可能性があります。正確かつ迅速な配送を実現することで、顧客からの信頼を獲得し維持することが可能です。

また、在庫管理の最適化によって、在庫過剰や不足による損失を最小限に抑えることができます。事業拡大にともなう物流プロセスの複雑化にも対応し、ビジネスの成長に集中できる環境を整えることができるのです。

Shopifyでのフルフィルメントサービス導入は富士ロジテックホールディングスがおすすめ

Shopifyでのフルフィルメントサービス導入は富士ロジテックがおすすめ

Shopifyで成功するためには、在庫管理や出荷作業などの物流プロセスが非常に重要です。効率的なフルフィルメントサービスを導入することで、これらの作業を自動化し、スムーズな運営を実現できます。

Shopifyでのフルフィルメントサービス導入なら、富士ロジテックがおすすめです。富士ロジテックは、D2Cブランドをはじめ多種多様な業界に対応しているため、Shopifyでのビジネス拡大をサポートします。

富士ロジテックのフルフィルメントサービスの特徴

富士ロジテックのフルフィルメントサービスは、在庫管理から出荷、顧客サポートまで、一貫した物流サポートを提供しています。

おもな特徴を以下に紹介します。

  • システム連携:Shopifyの注文情報と富士ロジテックの物流システムをリアルタイムで同期
  • 配送ネットワーク:全国に広がる配送ネットワークを持ち、迅速かつ正確な配送が可能
  • 柔軟な対応:温度管理が必要な商品や大量注文にも対応することができる

これらの特徴により、富士ロジテックは多様な業界やビジネス規模に適応したフルフィルメントサービスを提供し、信頼性の高いEC運営をサポートします。​

富士ロジテックのフルフィルメントサービス導入のメリット

富士ロジテックのフルフィルメントサービスを利用するおもなメリットは以下のとおりです。

  • 業務の効率化:在庫管理や出荷業務の手間を大幅に削減し、マーケティングや商品開発に集中できる
  • ヒューマンエラーの防止:Shopifyとの連携により、注文から出荷までのプロセスが自動化され、ヒューマンエラーを減らすことが可能
  • 顧客満足度の向上:繁忙期にも安定した配送が可能で、顧客満足度向上につながる
  • カスタマーサポートの充実:返品・交換対応も富士ロジテックがサポートするため、運営者の負担が軽減

これらのメリットにより、富士ロジテックのフルフィルメントサービスは成長するビジネスに柔軟に対応し、安定したEC運営を実現します。

まとめ

まとめ

Shopifyは、誰でも簡単にECサイトを構築できるプラットフォームです。豊富なアプリや決済方法などを活用することで、独自のオンラインストアを作成することができます。また、コスト面でも手軽に始められるのが魅力です。

このようなメリットを最大限に活かし、Shopifyのスムーズな運営を実現するためには、物流面での効率化も重要です。富士ロジテックのフルフィルメントサービスなら、在庫管理や出荷作業を自動化し、運営負担を軽減できます。

Shopifyの利便性と富士ロジテックのサポートで、より成長できるECサイト運営を目指してみてはいかがでしょうか。

無料相談はこちらをクリック

殿堂入り記事
発送代行完全ガイド

発送代行完全ガイド

発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

西間木 智

監修者

株式会社富士ロジテックホールディングス

西間木 智 / 通販営業部 部長

物流会社で20年経験しD2C EC スタートアップから中規模、大規模のeコマース事業者へフルフィルメントサービスの提供や物流の見直し・改善、スピード配送、複数拠点展開を設計して提唱している。 事業者様の売上貢献するために 「購買体験」 「リピート施策」 「Unboxing」 やOMO対応での「オムニチャネル」 「返品交換物流」 を提案し、事業者と常に伴走して最新の物流設計を試みる。

あなたはこちらのコラムにもご興味がおありかもしれません おすすめコラム

物流倉庫の費用を徹底解説!固定費・変動費の相場とコストを抑える5つの具体策
物流倉庫の費用を徹底解説!固定費・変動費の相場とコストを抑える5つの具体策
物流倉庫の費用は、地域や取り扱う商品によって異なります。事業拡大に向けて、物流倉庫の導入を考えている方は、あらかじめ把握しておくと安心です。 本記事では、物流倉庫にかかる費用の具体例や相場を詳しく解説します。さらに、導入時の注意点やコ...
続きを読んでみる
【2024年12月最新】楽天の最強翌日配送とは?獲得条件と現状・対策法
【2024年12月最新】楽天の最強翌日配送とは?獲得条件と現状・対策法
楽天市場で2024年7月から導入されていた「Rakuten最強配送」サービスについて、2024年11月20日から「Rakuten最強翌日配送」へと名称が変更されています。 本サービスは導入前から何度か規制緩和や調整が実施されてきました...
続きを読んでみる
Shopifyの物流課題を解決する施策【システム・サービスと連携】
Shopifyの物流課題を解決する施策【システム・サービスと連携】
Shopifyを利用して自社ECサイトを運営するうえで、 「物流業務に時間がかかる」 「適切な物流サービスの選び方が分からない」 このように悩む方も多いでしょう。 物流面で課題を抱える方にとって、Shopifyとの連携は魅力的な選択肢...
続きを読んでみる
クロネコゆうパケットとは?配達日数・追跡方法・サイズ・料金などサービスの特徴
クロネコゆうパケットとは?配達日数・追跡方法・サイズ・料金などサービスの特徴
ネコポスが2023年10月から順次終了し、クロネコゆうパケットへ移行しています。ヤマト運輸のサービスの変更により、「どの配送サービスを利用すればいいのか」と迷う方も多いでしょう。 本記事では、クロネコゆうパケットのサービス内容を詳しく...
続きを読んでみる
医療機器物流とは?必要な許可・登録と品質管理基準、物流倉庫を紹介
医療機器物流とは?必要な許可・登録と品質管理基準、物流倉庫を紹介
医療機器は、人々の健康に関わる製品です。そのため、医療機器物流には一般的な製品とは異なる厳格な管理が求められます。 法令遵守に伴うトレーサビリティの確保や、クリーンな環境整備、責任技術者の配置など、考慮すべき点は多岐にわたります。しか...
続きを読んでみる
クリックポストとは?送り方や配達日数、料金、追跡を完全解説
クリックポストとは?送り方や配達日数、料金、追跡を完全解説
2024年10月からほとんどの郵便料金が値上げされるなか、クリックポストは185円のまま据え置きになりました。ネットオークションやフリマサイト、ECサイトでも発送方法の選択肢としてクリックポストが注目されています。 一方、サービス内容...
続きを読んでみる
通販物流(EC物流)とは?特徴や課題、4つの改善方法を徹底解説
通販物流(EC物流)とは?特徴や課題、4つの改善方法を徹底解説
「通販物流ってなに?」  「通販物流の問題点はどのようなものがある?」  上記のような疑問をお持ちの方がいるのでは無いでしょうか?  通販物流には、流通加工や返品・交換などの細かい作業が含まれます。  また通販物流の問題点としては下記...
続きを読んでみる
EC物流代行サービスとは?おすすめの代行会社15選を紹介
EC物流代行サービスとは?おすすめの代行会社15選を紹介
ECサイトの運営では、物流業務は欠かせない要素です。 しかし、多くのEC事業者が以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか。 「物流代行サービスをアウトソーシングする方法が分からない」 「物流代行サービスのメリット・デメリットが...
続きを読んでみる

タグ一覧

カテゴリー