富士ロジテックHD
富士ロジテックHD

通販D2CEコマース事業者の EC物流代行・発送代行オムニチャネルコマースでの流通加工から店舗物流までを、一般社団法人 通販エキスパート協会認定スペシャリスト:「通販CXマネジメント」・「フルフィルメントCX」メンバーとスタッフがサポート致します。
全国11拠点のDC/FCから、先進RaaSマテハンロボットRFIDなどと、OMS・WMSとコマースシステムをAPIで連携して、物流・発送代行サービスを「スタートアップ特別限定プラン」から、100億円を超える事業者に最適な分散保管・分散出荷返品・交換サービスまでを一貫でデザインする「顧客購買後体験」によって、LTVの向上が実現できる「感動物流サービス」を提供中です。物流業界の最新トレンドを盛り込んだお役立ち資料も無料でご提供しています。

D2C/ECサイト構築システムの比較!注目の手法ASPとクラウドECとは

D2C EC eコマース 成長のためのTips

【D2C/eコマース/OMO  システム編】

https://fujilogi.net/pages/system-linkage


Written by  中島 布美子

D2Cブランドが Eコマースサイトを立ち上げたい、Eコマースサイト(以下:EC)の担当者になったけど、まず何から始めたらいいのだろう?という人にとって、ECの構築方法を知ることは重要です。

ECサイトの構築システムはたくさん選択肢があるように思え頭の痛いところですが、おもには下記の4種類に分けられます。

  1. クラウドEC
  2. ASP
  3. ECパッケージ
  4. フルスクラッチ

その中でも注目を集めているのがクラウドECです。
今回はクラウドECについて、その他のEC構築システムとの比較をまとめてみました。

主要EC構築システムの比較

下記の表では代表的なEC構築システムを比較しました。

■ECサイト構築システムの比較表(概念)


ECパッケージ

ASP クラウドEC フルスクラッチ 
初期費用 300万円〜500万円位 10~30万 300万円〜数千万円 約1000万~
数億円
月額費用 数十万円程度 数千~数万円 数十万円程度 数十万円程度
導入期間 最短3ヶ月 最短1週間 最短3ヶ月 最短1年間
拡張性 -
セキュリティ
最新性
-
-
対象事業者 中規模事業者向け 小事業者事業者向け 中規模事業者向け 大手事業者向け
代表的サービス メルカート
ebisumart
ecbeing

ColorMe
Base
MakeShop

Shopify
ecforce
w2Commerce Value5
EC-CUBE
引用:個人や事業者が最適の「ECサイトを構築」するための必要な5つの視点/ebisumartMEDIA を編集部で一部修正

こちらの表をご覧いただくと各EC構築システムの特徴が見えてくると思います。
中でもフルスクラッチは紹介した方法の中で、最も初期費用、運用費用、また開発時間もかかりますが、自社に合わせてシステムを開発するので自由度は最高度です。

とはいえ、クラウドサービスがフルスクラッチと同程度の機能を備えている昨今では、よほどの大規模案件でない限り利用されていません。

ECパッケージについては、ベンダーがパッケージ化されたECシステムを販売し、それを事業者が導入する方法で、基本機能に含まれていなくても、事業者が欲しい機能をベンダーに追加してもらうことができますが、開発費用が高額になったり開発に時間がかかるというデメリットがあります。

双方とも自社でサーバーを管理することになりますが、自社管理の方が情報漏洩(ろうえい)の心配も少なさそうで安心できそうですが、そのためには常に最新のセキュリティ環境を維持するための人的リソースと相応のコストが必要となり、企業にとっては相当な負荷がかかることになります。

こういった面から見て、昨今ではクラウドECもしくはASPなどのクラウド系サービスを利用される事業者が非常に多くなってきています。

ASPとクラウドECの比較

ASP、クラウドECともに、クラウド上にあるECプラットフォームを利用してECサイトを構築します。クラウド上のあるシステムを利用すると、ECパッケージ等自社のサーバーにデータを置き管理するやり方に比べて、システムの最新性を保つことができ、セキュリティ面でも安心感があります。

既存のプラットフォームをクラウドで利用するという点では、ASPもクラウドECも同じですが、下記のような特徴があります。

ASPは専門的な知識がなくても運用可能なので、お手軽にECを始めることが可能です。

また、企業には決められた予算があり、予算の範囲内サイト構築を行う必要がありますが、スタートアップの事業者や、小規模事業者などの予算が限られているECサイトの構築であればASPが断然低価格でスピーディにサイトを構築できるのでおすすめです。

近年では「BASE」や「STORE’S.jp」など無料でECサイトを構築できるシステムもあり、個人の方やとにかく費用を抑えてEC構築をしたい方には制約はあるものの嬉しいサービスです。

しかし、クラウドECと比べるとASPは拡張性がないので、事業者の欲しい機能を追加することは不可能です。外部システムとの連携についてはASPプラットフォーム側にてAPIが数種類提供されていますが、一般的に顧客が閲覧するページも管理画面もカスタマイズが出来ないので、ASPに合わせてECサイトの運営を工夫していくということが発生するので、中規模のECサイト構築にはクラウドECがおすすめです。

クラウドEC導入のメリット

1)システムが古くならない
クラウドECの1番のメリットはシステムが古くならない点です。
ECサイト構築後数年するとシステムが古くなり、時流に合わないものになってしまったり、セキュリティに不安が出てきますが、改修やリニューアルには膨大な費用と時間を要し、またシステムの改修を繰り返すとツギハギだらけのシステムになりかねません。

一方で、クラウドECは、時流にあった追加機能のリリース、各種システムのアップデイト等は自動で行われるので、費用を抑えることにもつながり、何よりもシステムの脆弱性等の心配がなく、安心してECサイトを運用することが可能です。

2)独自にカスタマイズできシステムと連携できる
通常ASPのようなシステムが古くならないサービスは、カスタマイズやシステムとの連携ができないのですが、クラウドECは、プラットフォームの共通領域と会社別のカスタマイズ領域を別々に用意されています。そのため、自社に合わせたシステムのフルカスタマイズやシステムとの連携が可能です。

3)自社でサーバーを持たなくて良い
クラウドECを利用したサイト構築は、ECサイト運営において必要なデータはクラウド環境に置かれていますので、自社でサーバーなどのインフラを用意する必要がありません。
自社でサーバーなどのインフラを持つと、それを管理する人材も必要になりますが、そういった専門知識を持った社員を持たずとも運用することが可能になります。

また、クラウドECではシステムが自動でアップデイトされるので、一定のセキュリティが担保されています。
特にECサイトは個人情報やクレジットカード等の重要なデータを取り扱います。これらのデータが漏洩(ろうえい)したりすると、ECサイトの運営にかかわる大きな問題になります。
こういった負担を減らし、日々の売上管理やタスクに集中することが可能です。

クラウドECのデメリット

1)ソースコードは開示していない
多くのクラウドECサービス提供会社はソースコードを開示していないので、オンプレミスが絶対条件である事業者にとっては、クラウドECは向いてないといえます。

2)コストは安くはない
ASPであれば月額数万円から運用が可能ですが、クラウドECになると月額数十万円程のコストが発生することが見込まれるので、そのため、中規模以上の事業者であることが条件になるでしょう。

最後に、ECシステム導入のコツは、導入時だけではなく、3年~5年という長期的スパンで、ECサイトをどのように成長させて行きたいのか?に基づきプランを考えることです。そのプランをもとに、最適なECシステムを選んでみてください。

富士ロジテックホールディングスで運用対応可能なシステム一覧

各システムの特徴と詳細ページへのリンクがあります。ご参考にしてみてください。

https://fujilogi.net/pages/system-linkage

https://fujilogi.net/pages/system-linkage

殿堂入り記事
発送代行完全ガイド

発送代行完全ガイド

発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。

株式会社富士ロジテックホールディングス

物流企業

株式会社富士ロジテックホールディングス

通販D2CEコマース事業者の EC物流代行・発送代行オムニチャネルコマースでの流通加工から店舗物流までを、一般社団法人 通販エキスパート協会認定スペシャリスト:「通販CXマネジメント」・「フルフィルメントCX」メンバーとスタッフがサポート致します。
全国11拠点のDC/FCから、先進RaaSマテハンロボットRFIDなどと、OMS・WMSとコマースシステムをAPIで連携して、物流・発送代行サービスを「スタートアップ特別限定プラン」から、100億円を超える事業者に最適な分散保管・分散出荷返品・交換サービスまでを一貫でデザインする「顧客購買後体験」によって、LTVの向上が実現できる「感動物流サービス」を提供中です。物流業界の最新トレンドを盛り込んだお役立ち資料も無料でご提供しています。

あなたはこちらのコラムにもご興味がおありかもしれません おすすめコラム

Shopifyのメリットとは?注意点やスムーズな運用のポイント
Shopifyのメリットとは?注意点やスムーズな運用のポイント
Shopify(ショッピファイ)を利用することで得られる具体的なメリットを知りたい方は多いのではないでしょうか。 Shopifyは誰でも手軽にECサイトを立ち上げられる便利なプラットフォームですが、運用する際にはいくつかの注意点もあり...
続きを読んでみる
【最新】冷凍倉庫とは?種類や市場規模、課題から見る打ち手
【最新】冷凍倉庫とは?種類や市場規模、課題から見る打ち手
冷凍倉庫は、冷凍製品を保管する際に活用されています。食品を長期保存できるため、冷凍倉庫の需要は拡大する一方で、設備の老朽化やカーボンニュートラルの要請を受けて、課題を抱えています。 冷凍倉庫の利用を検討するにあたり、この課題感を知って...
続きを読んでみる
【2024年9月最新】楽天の最強配送とは?獲得条件と現状・対策法
【2024年9月最新】楽天の最強配送とは?獲得条件と現状・対策法
楽天市場の最強配送ラベルについては、仮称「配送認定ラベル」として以前から何度か規制緩和や調整が実施されてきました。そのため最強配送ラベルの認定制度について情報収集が追いつかず、具体的に何をすればよいのか分からないという方も多いのではな...
続きを読んでみる
化粧品物流の特徴とアウトソーシングする物流倉庫の選定ポイント
化粧品物流の特徴とアウトソーシングする物流倉庫の選定ポイント
化粧品物流は、品質管理や法律規制、マーケティング施策の観点などにおいて留意しなければならない点が多くあります。そのため、その他の品物を取り扱う場合と比較して、物流に専門的な知識を要します。 安全性と生産性を確保するために、化粧品物流の...
続きを読んでみる
通販とEC、何が違うの?クリアな理解のための基本解説
通販とEC、何が違うの?クリアな理解のための基本解説
通販とEC(電子商取引)が日常に浸透し、私たちの買い物の形は大きく変化しました。しかし、これら二つの言葉はしばしば混同されがちです。一体どのような違いがあるのでしょうか?この記事では、通販とECの基本的な違いから、それぞれのビジネスモ...
続きを読んでみる
冷蔵倉庫を利用する3つ方法と大手おすすめ5選
冷蔵倉庫を利用する3つ方法と大手おすすめ5選
共働き家庭の増加や、在宅ワークの増加により、手軽に調理できる冷凍食品の需要は拡大の一途をたどっています。冷蔵・冷凍が必要な商品を扱う企業が増えるなか、保管場所の確保が急務です。 本稿では、冷蔵倉庫の概要と、選び方、冷蔵倉庫を所有する大...
続きを読んでみる
物流コストとは?内訳と推移、削減への6つのアイデアを解説
物流コストとは?内訳と推移、削減への6つのアイデアを解説
物流コストの正確な把握は、適正化への第一歩です。サプライチェーン上の多くの工程で、物流コストが発生しているため、見落としなく算出するには、詳しい内訳を知っておくことが重要です。 当記事では、まず物流コストの内訳や分類を解説。そのうえで...
続きを読んでみる
EC物流とは?特徴や課題、おすすめの代行会社を10社徹底解説
EC物流とは?特徴や課題、おすすめの代行会社を10社徹底解説
ECサイトの運営にとって、EC物流は顧客満足度の向上や効率化、コスト削減などに欠かせない重要な要素です。 しかし、在庫管理や配送、返品処理などの課題が存在し、改善が求められます。本記事では、EC物流の改善ポイントや種類、物流代行サービ...
続きを読んでみる

タグ一覧

カテゴリー