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【D2C/eコマース/OMO システム編】
Written by 中島 布美子
D2Cブランドが Eコマースサイトを立ち上げたい、Eコマースサイト(以下:EC)の担当者になったけど、まず何から始めたらいいのだろう?という人にとって、ECの構築方法を知ることは重要です。
ECサイトの構築システムはたくさん選択肢があるように思え頭の痛いところですが、おもには下記の4種類に分けられます。
- クラウドEC
- ASP
- ECパッケージ
- フルスクラッチ
その中でも注目を集めているのがクラウドECです。
今回はクラウドECについて、その他のEC構築システムとの比較をまとめてみました。
主要EC構築システムの比較
下記の表では代表的なEC構築システムを比較しました。■ECサイト構築システムの比較表(概念)
|
ASP | クラウドEC | フルスクラッチ | |
初期費用 | 300万円〜500万円位 | 10~30万 | 300万円〜数千万円 | 約1000万~ 数億円 |
月額費用 | 数十万円程度 | 数千~数万円 | 数十万円程度 | 数十万円程度 |
導入期間 | 最短3ヶ月 | 最短1週間 | 最短3ヶ月 | 最短1年間 |
拡張性 | ◯ | - | ◯ | ◯ |
セキュリティ | ◯ | ◯ | △ | △ |
最新性 | ◯ | ◯ | - | - |
対象事業者 | 中規模事業者向け | 小事業者事業者向け | 中規模事業者向け | 大手事業者向け |
代表的サービス | メルカート ebisumart ecbeing |
ColorMe |
Shopify ecforce w2Commerce Value5 EC-CUBE |
こちらの表をご覧いただくと各EC構築システムの特徴が見えてくると思います。
中でもフルスクラッチは紹介した方法の中で、最も初期費用、運用費用、また開発時間もかかりますが、自社に合わせてシステムを開発するので自由度は最高度です。
とはいえ、クラウドサービスがフルスクラッチと同程度の機能を備えている昨今では、よほどの大規模案件でない限り利用されていません。
ECパッケージについては、ベンダーがパッケージ化されたECシステムを販売し、それを事業者が導入する方法で、基本機能に含まれていなくても、事業者が欲しい機能をベンダーに追加してもらうことができますが、開発費用が高額になったり開発に時間がかかるというデメリットがあります。
双方とも自社でサーバーを管理することになりますが、自社管理の方が情報漏洩(ろうえい)の心配も少なさそうで安心できそうですが、そのためには常に最新のセキュリティ環境を維持するための人的リソースと相応のコストが必要となり、企業にとっては相当な負荷がかかることになります。
こういった面から見て、昨今ではクラウドECもしくはASPなどのクラウド系サービスを利用される事業者が非常に多くなってきています。
ASPとクラウドECの比較
ASP、クラウドECともに、クラウド上にあるECプラットフォームを利用してECサイトを構築します。クラウド上のあるシステムを利用すると、ECパッケージ等自社のサーバーにデータを置き管理するやり方に比べて、システムの最新性を保つことができ、セキュリティ面でも安心感があります。既存のプラットフォームをクラウドで利用するという点では、ASPもクラウドECも同じですが、下記のような特徴があります。
ASPは専門的な知識がなくても運用可能なので、お手軽にECを始めることが可能です。
また、企業には決められた予算があり、予算の範囲内サイト構築を行う必要がありますが、スタートアップの事業者や、小規模事業者などの予算が限られているECサイトの構築であればASPが断然低価格でスピーディにサイトを構築できるのでおすすめです。
近年では「BASE」や「STORE’S.jp」など無料でECサイトを構築できるシステムもあり、個人の方やとにかく費用を抑えてEC構築をしたい方には制約はあるものの嬉しいサービスです。
しかし、クラウドECと比べるとASPは拡張性がないので、事業者の欲しい機能を追加することは不可能です。外部システムとの連携についてはASPプラットフォーム側にてAPIが数種類提供されていますが、一般的に顧客が閲覧するページも管理画面もカスタマイズが出来ないので、ASPに合わせてECサイトの運営を工夫していくということが発生するので、中規模のECサイト構築にはクラウドECがおすすめです。
クラウドEC導入のメリット
1)システムが古くならないクラウドECの1番のメリットはシステムが古くならない点です。
ECサイト構築後数年するとシステムが古くなり、時流に合わないものになってしまったり、セキュリティに不安が出てきますが、改修やリニューアルには膨大な費用と時間を要し、またシステムの改修を繰り返すとツギハギだらけのシステムになりかねません。
一方で、クラウドECは、時流にあった追加機能のリリース、各種システムのアップデイト等は自動で行われるので、費用を抑えることにもつながり、何よりもシステムの脆弱性等の心配がなく、安心してECサイトを運用することが可能です。
2)独自にカスタマイズできシステムと連携できる
通常ASPのようなシステムが古くならないサービスは、カスタマイズやシステムとの連携ができないのですが、クラウドECは、プラットフォームの共通領域と会社別のカスタマイズ領域を別々に用意されています。そのため、自社に合わせたシステムのフルカスタマイズやシステムとの連携が可能です。
3)自社でサーバーを持たなくて良い
クラウドECを利用したサイト構築は、ECサイト運営において必要なデータはクラウド環境に置かれていますので、自社でサーバーなどのインフラを用意する必要がありません。
自社でサーバーなどのインフラを持つと、それを管理する人材も必要になりますが、そういった専門知識を持った社員を持たずとも運用することが可能になります。
また、クラウドECではシステムが自動でアップデイトされるので、一定のセキュリティが担保されています。
特にECサイトは個人情報やクレジットカード等の重要なデータを取り扱います。これらのデータが漏洩(ろうえい)したりすると、ECサイトの運営にかかわる大きな問題になります。
こういった負担を減らし、日々の売上管理やタスクに集中することが可能です。
クラウドECのデメリット
1)ソースコードは開示していない
多くのクラウドECサービス提供会社はソースコードを開示していないので、オンプレミスが絶対条件である事業者にとっては、クラウドECは向いてないといえます。
2)コストは安くはない
ASPであれば月額数万円から運用が可能ですが、クラウドECになると月額数十万円程のコストが発生することが見込まれるので、そのため、中規模以上の事業者であることが条件になるでしょう。
最後に、ECシステム導入のコツは、導入時だけではなく、3年~5年という長期的スパンで、ECサイトをどのように成長させて行きたいのか?に基づきプランを考えることです。そのプランをもとに、最適なECシステムを選んでみてください。
富士ロジテックホールディングスで運用対応可能なシステム一覧
各システムの特徴と詳細ページへのリンクがあります。ご参考にしてみてください。
発送代行完全ガイド
発送代行に関しての基礎知識が全てわかる徹底ガイドです。発送代行サービスを検討されているEC事業者様は是非ご覧下さい。
物流企業
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