トップブランドから学ぶ D2C・eコマースのヒント 前編 Part-01
【D2C・eコマース・OMO 成長しているサイト探索・事例シリーズ 】
Written by 植島 寛子
D2C・eコマースを始めたばかりであれば、どのようにすれば成功できると戸惑ってしまうこともあるでしょう。編集部で選んだトップブランドのオンラインショップを参考にeコマースで成功するためのTips&ヒントをご紹介していきます。
今回はまず前半のTips&ヒントをまとめてみました。気になったヒントは、是非試してみてください。
各テーマは、個別の記事コラムで詳細を解説していきます。
1:コンテンツマーケティング戦略を立ててから始める |
D2C・eコマースを成功させるためには、
オウンドメディアとしての
・ブログ構築
・セールスピッチ・商品説明などの動画コンテンツ
・ニュースレター
といったコンテンツマーケティングが必要不可欠になってきました。
事前にコンテンツマーケティングの作成と配信施策についてについて計画を立てて、実行するといいでしょう。
施策が上手く行っているか、毎週や毎月など決まった期間で見直すこともおすすめです。
例えば
抹茶をeコマースで販売する「Matcha Tea」では、いきなり商品をアピールするのではなく、抹茶に関する豆知識や文化を投稿して訪れる人に潜在的な顧客になってもらうというコミュニケーション施策を立てています。
2:メッセージマーケティング&キャンペーンを自動化させる |
eメール、Messenger、SNSダイレクトメッセージなどのメッセージマーケティングは、顧客に商品をアピールする大切なコンテンツです。
自動化の手助けをしてくれるメールマーケティングソフトウェア(EC Intelligence など)を上手く活用して、顧客に商品をアピールしてみましょう。
3:SNSを活用する |
SNSを利用すれば、D2C・eコマースのマーケット&コミュニケーションプラットフォームの多様化が出来て、顧客が増える可能性があります。
SNSをきっかけとした購買行動は、今や一般的と言っても過言ではないことは経験済ですね。
ただし、D2C・eコマースビジネスをスタートしたばかりの場合、どのSNSが自分達の顧客のオーディエンスに向いているか判断が難しいです。その場合は、Facebook、Twitter、Instagram、TikTok、LINE等での全てでアカウントを作成し、成果が出たSNSを中心にコミュニケーション&コンテンツ更新する方法をおすすめします。

関連コラム:Instagram(インスタグラム)でファンを増やそう!運用のコツ
4:顧客一人ひとりにあわせて商品やサービスを提供する |
それぞれの顧客にあわせて商品やサービスを提案するパーソナライゼーションをEC-IntelligenceをはじめとするMA+CRMツールを活用して提供してみましょう。
顧客の名前の入ったメールから初めてみてください。顧客に合わせた商品やコンテンツをおすすめすることで、顧客に商品・サービスへの愛着心を抱かせることを成功に導きましょう。
5:オリジナルコンテンツは顧客とのつながりの始まり |
YouTubeなどのビデオ動画、ブログ投稿、ClubHouseなどの音声ポッドキャスト・オーディオセグメント、eBookなどには、オリジナルコンテンツを掲載してください。
ウェブからSEO戦略で取得したコンテンツだけでは、顧客の心は動きません。
ブランドの独自のオウンドコンテンツを毎週は大変ですが、コンスタントに出すといった工夫が必要です。
インテリジェントな商品推奨事項を作成する
顧客の興味に合った製品を推奨することにより、顧客のカートサイズと全体的な購入を増やします。これらの推奨事項(レコメンド)は、
同じタンクトップの色が異なるなどの類似商品の場合もあれば、
パンツやブラウスに合うアクセサリーなど、顧客がすでに選択したものを補完する場合もあります。
商品の推奨事項(レコメンド)は、
- 地理的領域
- 閲覧行動
- 過去の購入
- 人気商品
などのさまざまなプロファイルに合うように調整できます。
パーソナライズのための手動でのグループより、顧客データを分析して推奨事項(レコメンド)を自動的に作成できるプラットフォームはさらに優れています。
時間の経過とともに、推奨事項(レコメンド)はよりスマートになり、より多くの顧客を引き付けて注文サイズを増やします。
おすすめの商品を購入する買い物客は、セッション中のコンバージョン率が70%ほど高くなります。
パーソナライズされたランディングページを作成する
顧客はさまざまなトラフィックソースからWebサイトにアクセスしてきます、最終的にどこのコンテンツ&商品に到達するかをパーソナライズすることは、潜在的な購入者とつながる重要な機会です。
特定のペルソナのランディングページを作成して、第一印象をレベルアップします。
リピーターは、新規顧客とは異なるブランドに対する期待と認識を持っています。ランディングページのエクスペリエンスは、その違いを反映している必要があります。
カスタマイズされたランディングページは、収集したセグメンテーションデータを使用して、一致するエクスペリエンスを構築します。
- 過去の購入行動
- 地理的位置
- 人口統計
- トラフィックソース
などに基づいてセグメント化できます。
そして、このパーソナライズは間違いなく報われます。
前半のTips&ヒントをご紹介してきました。今すぐ取り組める内容もあるので、是非とも試してみて、結果を教えてください。 トップブランドから学ぶ D2C・eコマースのヒント 前編 Part-01 トップブランドから学ぶ D2C・eコマースのヒント 前編 Part-02 トップブランドから学ぶ D2C・eコマースのヒント 前編 Part-03 |
トップブランドから学ぶD2C・eコマースのヒント 後編
*Tips&ヒントの中には、別コラムで詳細を解説しています。リンク先でより深く知ってください。
*海外のD2C・eコマースサイトで参考になるサイトの解説コラムもアップしています。リンク先から探索してみてください。