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Written by 吉村慎之助
ミレニアル世代が小売業にとって重要な理由
ミレニアル世代*1は、現存する最大の世代であり、デジタルネイティブであり、コミュニケーション、メディア、テクノロジーに関連する人々でもあります。
この世代に対して、企業はビジネスを行う方法を再構築しています。
小売業者にとって、これはマーケティング担当者と顧客の間の状況がこれまでとはまったく異なることを意味します。ミレニアル世代は、経済や企業における消費者対応に大きな変化をもたらしています。
*1:
Y世代、ジェネレーションYとは、アメリカなどにおいて概ね1980年代序盤から1990年代中盤までに生まれた世代のことである。インターネット普及前の時代に生まれた最後の世代で、幼少期から青年期にIT革命を経験したデジタルネイティブの最初の世代でもある。X世代の次の世代であるため「Y」の名が付けられた。
ミレニアル世代は、商品情報、レビュー、価格比較などを指先で操作しています。言うまでもありませんが、彼らは注意散漫です。
ラップトップ、スマートフォン、タブレット、テレビなど、1時間に少なくとも27回はメディアプラットフォーム間で注意が移動するため、ミレニアル世代を何かに集中させることは難しく、ましてや購買プロセスを完了させることは不可能になりつつ複雑化しています。
そのため、ミレニアル世代は、パーソナライズされた便利な体験を低コストで提供するブランドに注目するのは当然のことになります。
しかし、インターネットのおかげで小売の風景は変わりましたが、マーケティングはそれとともに変化していません。
1800年代と1900年代には、ブランドは大多数の人々の関心に基づいて大衆向けにマーケティングを行っていました。当時は、今日のようなデータへのアクセスがなかったため、大衆(MAS)へのアプローチは理にかなっていたのです。
しかし、デジタルマーケティングの時代には、もはやそのようなことはありません。
Webサイトの訪問者が
- Eメール:Eメール・DM・LINEのパフォーマンス
- ソーシャルメディア:SNS・LINEなど
- 有料広告(ペイドメディア)
のどれから来たのか。
- ウェブサイト訪問の頻度
- 過去に何を購入したか
- 何に興味があるか
- 購買ファネルのどのあたりまで来ているか
などです。
このデータ情報により、顧客の購買習慣に基づいたパーソナライズされたコミュニケーションを実現することができます。
実際、ミレニアル世代が好むのは、自分の興味に基づいたメッセージやパーソナライズされたオファーです。
本コラムでは
各種の調査データから判明した6つの主要な傾向を紹介することで、小売業者の皆様が最も重要な顧客層を理解するお手伝いをします。
本レポートの終わりには、D2C/Eコマース/オムニコマースのマーケティング担当者はミレニアル世代の心理を垣間見ることができます。ミレニアル世代のマーケティング嗜好や購買傾向を把握し、小売業界のトレンドに合わせた施策立案にお役立てください。
1,ミレニアル世代は店舗での買い物を好む
近年、オンラインショッピングの普及が進んでいますが、ミレニアル世代の50%は依然として店頭での買い物を好んでいるとのデータがあります。
小売業の倒産件数が過去最高を記録していることから、マーケティング担当者は、消費者が主にオンラインショッピングを好むという考えに基づき、デジタルマーケティング施策を最適化することに重点を置いています。
しかし、私たちが別の視点のデータから見えることは、ブランドにとっては、実店舗にも活気を取り戻すことが重要であることを示しています。
データサマリー
- 女性は、男性よりも9%多く店舗で買い物をしています。
- 学歴&収入が下がると、店頭での買い物が増えます。
- ミレニアル世代はどこで買い物しているのでしょうか。
50% 店舗
27% デスクトップ・ラップトップ
22% 携帯・タブレット
1% カタログ
その方法のひとつが、店舗とオンラインのデータを統合し、チャネルをまたいだ顧客体験を運ぶことです。それは、オムニチャネル施策でもあります。
特に、顧客が
- コミュニケーション
- タッチポイント
- 購買
チャネルを移動する際には、一貫性を保つことが重要です。
このように360度から購買顧客を見ることができるため、小売業者は、顧客がどのチャネルで購買をしているかということに関係なく、顧客の購買行動に基づいてどのようにコミュニケーションをとることによって、より深いインサイト:洞察を得られるだけでなく、顧客をより深く理解することができます。
そして、マーケティング担当者は、
- 店頭の購買顧客にオンラインでの購入を促し
- オンラインの購買顧客を実店舗に送り込むこと
ができます。
2,ミレニアル世代は常に注意力散漫
ミレニアル世代の95%は、購入体験の最中に他の行動をしているとの調査データがあります。
これは驚くことではありませんね。
ハイパーコネクテッドワールドでは、私たちは常にマルチタスクで行動しており、これは特にミレニアル世代に当てはまります。
ミレニアル世代はデジタル技術の利用が多い世代であり、
- 会話をしながら
- 通勤しながら
- 仕事をしながら
- テレビを見ながら
デバイスに接続することが多いのです。
多くのミレニアル世代にとってマルチタスクは当たり前のことですが、小売業者にとっても一定の影響があります。
ひとつは、気が散ることが増えるということは、集中力が低下するということです。
ミレニアル世代は、購買や購入の完了、購買後にのみ集中しているわけではありません。
チェックアウトの途中で上司に仕事の話を振られたり、映画の面白いシーンで数分間注意をそらされたりすることもあります。
そこで、リアルタイムでコミュニケーションはをパーソナライズが必要となるのです。
参考データ:購入シーン
- 67% テレビを見ながら
- 49% 何かを待っている時
- 43% チャットをしながら
- 40% 働きながら
- 23% 移動をしながら
3,ミレニアル世代は、マーケティング・コミュニケーションの多さを嫌っている!?
私が、調査したデータでは、
74%が「多すぎるマーケティングコミュニケーションに不満がある」と回答しています。
繰り返しになりますが、ミレニアル世代はあらゆる方向に注意を向けているため、適切なタイミングで適切なメッセージを発信することが重要です。
ミレニアル世代は、マーケティング・メッセージの嵐を望んでいませんし、D2C(DTC)ブランドから送られてくる無関係なコンテンツに苛立っているのです。
実際には、ミレニアル世代は、高価な配送料よりも、ブランドがあまりにも多くのメールや無関係なメールを送信することに苛立っています。
ミレニアル世代は、月に1通の頻度のマーケティングメールを好む
ミレニアル世代は、ブランドが自分たちのニーズやウォンツを理解するために特別な努力を払っていることに気づきます。
小売業者は、Eメールリストに一括してメッセージを送るのではなく、特定の顧客に合わせたコミュニケーションで、買い物客にリアルタイムで働きかける必要があります。
ミレニアル世代へは月に1~3通しかメールを送らいようにすると、ブランドは関連性の高いコンテンツを提供し、メールの1つ1つを大切にすることが重要です。
*メールマーケティングで顧客の購買態様を改善する施策を設計・運用するポイント
ミレニアル世代は月に1~3通しかメールを送らないため、ブランドは関連性の高いコンテンツを配信する必要があります。
そこで、次のポイントはこちらです。
4,ミレニアル世代は、ブランドへのロイヤリティーが高くない
ボタンをクリックするだけで多くの情報が得られる現在、強力なブランドイメージだけでは販売を確保することはできません。
多くのミレニアル世代は、リサーチを行い、価格を比較し、利便性を優先しています。
ちょっと違うかな・・・・心配しないでください、これには明るい一面もあります。
ミレニアル世代は生来のブランド・ロイヤリティに乏しいが、パーソナライズされたコミュニケーションで説得することができます。
あるデータでは、ミレニアル世代は、わずか6.5%の人しか自分をブランド・ロイヤルティがあるとしか認識していません。
しかし、パーソナライズされたマーケティング・コミュニケーションを受けた場合、ミレニアルズのブランド・ロイヤルティは平均で28%増加したという調査データがありました。
つまり、パーソナライズされたコミュニケーションとブランド・ロイヤルティの間には正の関係があり、顧客と個別につながればつながるほど、その顧客は継続的に買い物をする可能性が高くなります。新規顧客の獲得には、既存顧客の維持の5倍から25倍のコストがかかるため、小売業者がブランド・ロイヤリティを優先し、促進することは理にかなっているのです。
5,ミレニアル世代の購買習慣、嗜好、影響力は多岐にわたる
購買行動・購買体験は人それぞれで、その理由もさまざまです。
- ある人は気軽に新商品を見て回るのが好きですし
- ある人は特定の商品について調べ物をするのが好きです。
しかし、多くの小売企業は、一人ひとりの顧客を同じように扱い、個人ではなく集団に向けたマーケティングを続けています。
ミレニアル世代の70%は、小売業者が購買やサイト行動を追跡することには抵抗がないようです。
つまり、ミレニアル世代の大多数は、ブランドが自分のデータを使って適切なコミュニケーションを提供することを望んでいるのです。
ミレニアル世代の間では、パーソナライゼーションが求められているのです。
しかし、この事実を理解した上で、どのように顧客のレーダー(感性や関心や悩み)に基づいたパーソナライズするかについては、まだ議論されていません。
行動データを収集し、マーケティング・メッセージに活用することで、ブランドは顧客を適切に取り込むことができます。
6,ミレニアル世代は、一括送信よりもパーソナライズされたメールを好む
ミレニアル世代の70%が、無関係なメールを送ってくるブランドに対して不満を抱いています。
ミレニアル世代は、ブランドからのパーソナライズド・メール:Eメールのパーソナライズを月に1~3通しか望んでいないことがわかったので、これらのメールをいかに重要視するかについて説明します。
ミレニアル世代に、小売業者からのどのようなコミュニケーションが好きかを聞いたところ、パーソナライズド・メールのトップ5が選ばれました。
大量のセグメンテーションではなく、個々の顧客に焦点を当てることで、小売業者は顧客の受信トレイで目立つようになり、顧客を繰り返しサイトに呼び戻すことができます。
実際、EメールのEメールのパーソナライゼーションの方法でこのアプローチを使用して成功したキャンペーンがいくつかあります。
マーケティングメールを5つご紹介します。
- 以前にカートインした商品のセール通知
- 過去に閲覧した商品・カテゴリーのセール通知
- 興味のあるものに合わせたおすすめ商品
- カートに残っている商品のリマインド
- 興味に合わせた新商品
最後に
マーケティング担当者とミレニアル世代の購買行動の間の状況を理解することは、eコマース・オムニチャネルコマースにとって不可欠です。
1:1マーケティング(One To One)は小売業にとって必須です。
今までは、時間がかかり困難なものでしたが、今は技術が進化し状況は変化しています。
富士ロジテックホールディングスが、パートナー提供している
EC-Intelligence のようなコミュニケーションツール
Lexicaのようなコマースプラットフォーム
では、パーソナライズされたEメールやウェブサイトをリアルタイムで自動化することができるようです。
プロフィール
吉村慎之助
東京生まれ東京育ち、金髪坊主でピアノ弾けるやつだいたい俺っち
Z世代 Travis Scottレベルの家を持つのが夢$$$$
仮想現実関連の仕事に興味があります。将来誰も想像したことのないような自分のブランドを作りたいです。
SE勉強中 3Dアート制作に手を出し始めた。
日本にしかない良さと海外の合理的で革新的な仕組みを掛け合わせれば世界中がワクワクするモノを生み出せると考えています。
僕らの世代の日本を世界レベルにするため+自分の勉強のため、最新のアパレルファッションやEC、Metaverseに関連するテクノロジー、その他にもワクワクするような技術、海外の同世代のトレンドなどの情報を発信します。
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